ウクライナの敗北が誰の目にも明らかになったので、ウクライナ政権の戦争の仕方は更に「テロ」を中心とした戦術に変化し、ロシア市民を標的にミサイルやクラスター砲撃をして憂さを晴らしている。

テロ国家となったウクライナについては、過去にもブログ記事を書いている。

 

 

そのテロ国家と化したウクライナによるロシア・ベルゴロド攻撃は、ネオナチ政権がいかに民間人殺害に焦点を合わせているかを示している、とルーカス・レイロスが非難する。

 

軍事崩壊後、テロに賭けるキーウ

         ルーカス・レイロス 2024年1月5日

Strategic Culture Foundation

ベルゴロドでの最近の攻撃は、ネオナチ政権がいかに民間人の殺害に焦点を合わせているかを示している。

 大規模軍事エスカレーションは、特別作戦区域内や、その外でさえ起きている。キーウによるテロ行為でベルゴロド(ロシアの都市)の非武装地域が攻撃された後、モスクワはウクライナに対する大規模攻撃を開始している。

軍事的大失敗と、適切な手段で戦い続けることの不可能性に直面して、ネオナチ政権はロシアに対する戦争戦術としてテロに頼っている。

 

 ウクライナ軍によるベルゴロド爆撃テロ

 12月30日、ベルゴロドにクラスター兵器による致命的攻撃をウクライナ軍が開始し、数十人が死亡し、数人の子どもを含む数百人が負傷した。この地域には攻撃を正当化する軍事目標はなく民間人に対する意図的行動で、国際法上の犯罪と見なせるのはそのためだ。

 国連のロシア外交官は、この問題に関する緊急会合を呼びかけ、アントニオ・グテーレス事務総長もキーウの行動を非難した。だが予想通り欧米諸国がネオナチ政権の行動を絶対的に支持しているため、ウクライナの犯罪を罰する合意には至らなかった。

 その後もウクライナはベルゴロドを爆撃し続け、更に多くの犠牲者を生み出した。これに対し、ロシアは行動を強化し、ハリコフ、キーウ、更にはリボフなどウクライナの多くの都市で、いくつかの軍事、産業、重要インフラ標的を攻撃した。ベルゴロドに対する攻撃計画に使われた意思決定センターと兵站センターが標的として破壊された。だから、ここ数日、紛争の将来を左右しかねない軍事エスカレーションが特徴になるのは確実だ。

 この種エスカレーション状況で最も苦しんでいるのはウクライナだ。軍事力のごく一部しか使っていないロシアと異なり、長期的に戦闘を継続する能力がウクライナにはない。

2022年以降、キーウは激しい戦闘に直面し、非常に困難な状態で、常に大きな損失を被っている。特に昨年の「反攻」失敗後、ネオナチ政権は軍事的に崩壊し状況は一層悪化している。

 軍事科学で、テロは通常の戦争状況に立ち向かえない交戦相手が使用する一種の戦術と見なされている。これがキーウがテロ攻撃を増大させ、益々多くの民間人犠牲者を生み出すのに専念している理由を説明している。

ベルゴロドや他のロシア非武装地帯攻撃は、ウクライナ政権が軍事的に崩壊し、無辜の非武装民間人以外のいかなる標的も狙えず、決定的敗北にどれほど近づいているかを明確に示している。

 この現象は最近のものだと言うのは間違いだ。テロはウクライナ軍にとって常套手段だ。欧米マスコミはそうではないと言うが、実際キーウは人道法の国際基準に従って戦争に立ち向かえず、紛争で常に不利な立場に置かれてきた。これが、ウクライナの諜報機関や軍隊がロシアの公人に対しテロ作戦を実行し、カホフカ・ダムやクリミア橋など非軍事インフラを標的にした理由だ。

 しかし、絶対的な軍事的破滅状況にキーウが直面しているため、これら犯罪行為の実施は今後益々頻繁になる傾向がある。

いわゆる「反攻」は、2023年のネオナチ政権の主な賭けで、紛争の軍事的シナリオで「形勢を一変させる」可能性について、欧米世論に大きな期待を抱かせた。クリミアを含め、ロシア軍が解放した地域をキーウが「奪還」するとまで欧米プロパガンダ屋連中は発言した。

 しかし、これらの期待はどれも実現しなかった。防衛線を守り、ウクライナによる領土占領を阻止する上でロシア軍は効率的だった。ロシア当局が認めている通り、2023年のモスクワの主な目標はウクライナの反攻を無力化することで、この目的は明らかに成功裏に達成された。何万人ものウクライナ人が戦闘で死亡したが、これは主にロシア軍による大砲の多用によるものだった。キーウの死者数は50万人を超え、軍事装備の膨大な損失に加えて、政権は崩壊し、戦略的麻痺に陥った。

 それ以来、ロシアの勝利は一部の欧米メディアにさえ認められ始めた。政権支持者の間でさえ、逆転への期待は事実上ゼロとなり、欧米納税者間で軍事支援の人気が更に低下したのは明らかだ。

  欧米による対策のあらゆる副作用にもかかわらず、ウクライナ支援継続の唯一の正当化は軍事的勝利の可能性だった。その可能性が皆無な以上、今や資金や武器のキーウ送付を止めるよう世論の圧力があるのは当然だ。

 れで支援物資が尽きるのを防ぐため、ロシアを打ち負かすことが「まだ可能」なことをスポンサーに示そうとウクライナは急いているのだ

キーウは何の主権もない代理政権なので、降伏したりモスクワと和平交渉したりする立場になく、唯一の希望は、戦争の最終結果を変えられなくとも、戦い続けるため更に多くの武器を受け取ることだ。勝利の可能性を世論が信じるのをやめさせないためには、ウクライナが少なくともロシアに何らかの損害を与えているように見えることが不可欠で、それが最近の動きを説明する。

 ウクライナは戦場で極端に弱く、長期的消耗戦を行うために必要な条件を備えていないため、敵に損害を与えていると西側諸国を納得させるため民間人を標的にしたテロリスト手法を選択している。ベルゴロド攻撃は、その一例だ。

欧米国民に、キーウ軍の武器に金を費やす「価値がある」とキーウは伝えようとしているのだ。ウクライナ・プロパガンダは、ロシア「奥深く」到達しつつあると言いたがっているが、犠牲者が無辜の民間人で、非軍事インフラなのを無視している。

 これら攻撃のもう一つの目的は、未曾有のエスカレーションを助長することだ。現在の状況は、ウクライナ政府が戦争を最終的結果に至らせようとするのに好都合だ。それゆえ、これら攻撃で、大規模なロシアの報復行動を誘発し、それが紛争へのNATOの直接介入の動機付けになるのをキーウは期待しているのだ。

 だが、ロシアは「挑発に釣られている」わけではない。ウクライナの挑発に対し、戦略目標に対する高精度攻撃でモスクワは応戦している。戦争を全面的にエスカレートさせる代わりに、ウクライナの攻撃能力を無力化してロシアは報復している。だから、ロシアに対してテロを使えば使うほど、ウクライナは自らを傷つけることになる。

 ウクライナの政策決定者は、ある時点で、それは反人道的で違法なのに加えて、軍事的に遙かに強力な敵に対しテロ手法を採用するのは無意味なことを理解しなければなるまい。

キーウにとって唯一現実的な選択肢はロシアの和平条件に従って交渉することだ。

(引用終わり) 

 

腐敗国家ウクライナによるテロ戦術(戦争犯罪)は今に始まったことではないが、勝つ見込みがなくなった今、さらに支援を繋ぎ留めかつNATOの直接介入を誘導するために、テロ戦術(民間人を標的にしたテロリスト手法)つまりロシアの市民の殺戮を標的にしているのだとルーカス・レイロスは説明する。

こんな無謀な、意味のない戦争(違法なテロ)を継続することを支援する国家がアジアに一国だけ存在する。

それが日本という国、岸田という操り人形が指導者である日本という国だ。

 

先日何を目的にか、日本の外務大臣上川陽子がウクライナを訪問した。ちょうどその時空襲警報が発令された。そして地下室でウクライナ外相と会談した。

空襲警報はウクライナの常套手段で、本当に空襲があろうとなかろうと外国の賓客には出迎えのファンファーレならぬエセ空襲警報で迎えるのが慣習となっている。

そして、上川のブチャ虐殺現場の訪問だ。中国を訪問すると必ず連れて行かれるのが、南京大虐殺記念館だ。ここで日本人はみな懺悔させられる。南京大虐殺は幻だというのに、利用できるものはみな利用するのは中国だ。それと同様、ウクライナも自作自演のブチャ虐殺現場を観光地のように外国要人を招待するのが習わしとなった。

 

   上川外相ブチャ戦没者慰霊碑訪問

しかし、今やブチャ虐殺がロシアの仕業と信ずるものは少ない、と「大手メディアからの洗脳に騙されない為のブログ」のシェリーさんは述べている。

 

 

「そして、最近「初の女性首相候補」とまで持ち上げられている上川陽子氏は キエフ訪問時に、岸田首相と同じように、ウクライナによって犯人がロシアだと捏造されたいわゆる「ブチャの虐殺」の現場に案内されて花を手向ける という愚かなことをやってしまいました。 

ウクライナを応援してきた「反ロシア連合」にとっては都合が悪い事実がいくつか分かっていますので、世界ではすでに「ブチャの虐殺」はどの国も取り上げなくなっています。

昨年、和平交渉の仲介役になりたいということで、アフリカ連合がキエフを訪問した際には「ブチャの虐殺」の慰霊碑を案内されそうになったのを彼らは断っています。

日本だけが 未だに「情弱」で、ロシア悪魔化の為のウクライナの捏造に加担している というのは 外務大臣として恥ずかしくないのでしょうか?」

(引用終わり)

 

上川はこれまで表明したウクライナ支援額約2兆円以上の支援を、アメリカの指令の元、恐らく半永久的に行うことを伝えに行ったのだと思われる。

つまり、腐敗国家かつテロ国家、戦争犯罪国家としてのウクライナを日本は全面的に支えようとするのだ。それは、日本もまたウクライナの共犯者、テロ国家と同様な戦争犯罪国家になることを意味している。

 

こんな恥ずかしいことはない。これが岸田という男の正体なんだ。このことを絶対に忘れてはならない。

日本が名誉ある地位を示すことができる行動は、ウクライナに停戦交渉に臨むよう促すことだけだ。

これができる可能性は岸田には万に一つもない。

残念ながら。

 

(追伸)マクロン・フランスが羨ましい。

 

プーチン大統領への西側ジャーナリストのインタビューが放映されたらしい。

「わんぱく3銃士と共に」というブログが伝えてくれている。

 

 

そこで、対話再開をフランスが望むならいつでも用意があるとプーチンが答えたとのこと。

それに対し、マクロンが翌日プーチンに電話して、「フランスは、ロシアがウクライナとの和平交渉への真剣な提案があるのなら話合いを拒むものではない。今年ノルマンディー上陸80周年の記念式典にロシアを招待しないこともない」

と話したとか。

調子のいいマクロンではあるが、戦争相手の国家元首にこういう対話ができるようになったのは、戦争終結も間近という証だろう。

 

そんなニュースは日本では絶対に伝えられない。

「わんぱく3銃士と共に」というブログの素晴らしさだ。

このブログ主のμία さんの国際情報をみる鋭さにはいつも敬服している。

日本の国際政治学者や国際ジャーナリストもμία さんの爪の垢でも煎じて飲めよ、と言いたい。