日本のマスメディアは NHKも民放もまた産経新聞まで、ウクライナ軍の「南部ヘルソン州の水力発電所のダムが、ロシア側によって破壊されたと発表し、ゼレンスキー大統領は強く非難した」ことをおうむ返しに言うだけだ。毎度の嘘発表であるが、多くの市民はこれを信じてしまうのだろう。
「ロシアが悪い、ロシアはテロリスト、ロシアは戦争犯罪を犯した」と百万遍繰り返せば、みな信じ込んでしまうのか。
タッカー・カールソンははっきりウクライナの嘘を指摘する。
「ウクライナ南部のダムを爆破したようです。水の壁が村全体を破壊し重要な水力発電の計画を破壊しました。そして今夜、ヨーロッパ最大の原子炉が溶融の危機に瀕しています。もしこれが意図的なものであれば、それは軍事的な戦術ではなく、テロ行為です。
問題は、誰がやったか?まあ、見てみましょう。カホウカダムは事実上ロシア製で、ロシア政府によって建設されました。現在、ロシアの支配地域にあるダム貯水池はクリミアに水を供給している。クリミアは過去240年間、ロシアの黒海艦隊の本拠地であった。
ダム貯水池を爆破することはウクライナにとって悪いことかもしれないが、それ以上にロシアを傷つけることになる。まさにそのために、ウクライナ政府はその破壊を検討してきた。
また、ワシントン・ポスト紙は、ウクライナの将軍の発言を引用し、彼の部下がテスト攻撃としてダムの水門にアメリカ製のロケット弾を発射したことを明らかにした。
つまり、事実が明らかになり始めると、ダムに何が起こったのか、その謎はかなり薄れることになるのです。公平な立場の人なら、昨年秋にロシアの天然ガスパイプラインであるノルドストリームを爆破したと考えるように、ウクライナ人が爆破したのだろうと結論づけるでしょう。そして実際、ウクライナ人が爆破したのである。ウラジミール・プーチンが自らに対して戦争を仕掛けたいと切望しているわけではないからだ」
ワシントンポスト紙は、昨年12月、ケルソン反攻作戦の司令官であるウクライナのコヴァルチュク将軍の言葉を引用している。
「ウクライナ人は、ノヴァ・カホフカ・ダムの水門の1つにHIMARSランチャーで試験攻撃を行い、金属に3つの穴を開けたと彼は言った。
コヴァルチュクは川を氾濫させることを考えた。ウクライナ側は、ドニエプル川の水位を上げればロシア軍の渡河を阻止できるが、近隣の村々を水浸しにすることはできないと考え、ノヴァ・カホフカ・ダムの水門のひとつにHIMARSランチャーで試射を行い、金属に3つの穴を開けたという。テストは成功したが、この措置は最後の手段である。しかし、この方法は最後の手段である。(2022.12.29ワシントンポストの記事)
ウクライナ軍の目的はロシア軍の渡河の阻止とザポリージャ原発の破壊(メルトダウン)である。
そして、ウクライナの司令官がいうように昨年来からダム破壊によるドニエプル川氾濫を計画していたが、ロシア軍はいち早く察知して、ロシア軍が孤立しないようにヘルソンを撤退し、かつ住民の避難も先行して実施していたのである。しかも、その汚いウクライナ軍のダム破壊計画を国連に報告すらしていたのである。
もう一つのザポリージャ原発の破壊(メルトダウン)つまり原発冷却水取水を妨げることによる原発の破壊(メルトダウン)をウクライナ軍は企図しているのである。
これまでも、ウクライナ軍はしきりに原発を砲撃したが成功しなかった。ある時は、特殊部隊を繰り出して原発攻撃を企図したが、事前にロシア軍により発見され、せん滅させられた。
IAEAも原発破壊について、ウクライナとロシア双方が砲撃を擦り付けているとされているのを調査しようとグロッシ事務局長が現地入りしたが、英米の圧力がかかったため、砲撃したのはウクライナ軍であるのが明確であるにも関わらず、あいまいにして原発メルトダウンの危険性を無責任にも放置したのである。
ウクライナ軍はなんとしても、原発を破壊して放射能をヨーロッパ中にまき散らしたい。そしてそれをロシアの蛮行として擦り付けたい。そうすれば、NATO軍がロシアに核を撃ち込むことが可能となると考えたのだと思われる。
そして、それはザポリージャ原発だけではなかった。ウクライナ政府は戦争当初から原発を破壊してロシアに擦(なす)り付けようと、キエフに近い(キエフの100キロ北)チェルノブイリ原発も破壊対象としていたようだ。
そのため、ロシア軍は2022.2.24の侵攻直後にチェルノブイリ原発を制圧したのだが、その目的はウクライナ政府にチェルノブイリ原発を破壊させないためであったのである。
ゼレンスキーは先日の広島で殊勝な顔を見せて核のない平和を誓ったように嘯(うそぶ)いているが、実は、核爆弾を使わずに、ヨーロッパを核汚染させようと躍起になっているのである。
なぜならば、ウクライナ軍の戦力はロシア軍に比べて圧倒的に貧弱であり、ロシア軍に勝つためには自らは持たない核と同等の威力を持つ原発破壊を通じて、しかもロシアに責任を擦り付けて、NATO軍の核戦力を使おうという魂胆なのである。
今回の反転攻勢も口ばかりで蕎麦屋の出前状態なのは、そもそも矢野元陸将補も指摘するように大規模反転攻勢できる戦力などウクライナ軍には残っていないのだ。
だから、テロとか奇襲しかできないのである。その結果がこれまで計画して実施していなかったカホウカダム破壊計画という偽旗作戦であわよくばザポリージャ原発メルトダウンを狙っている作戦なのである。その結果被害を受けるのは、多くはウクライナ住民なのであり、それはゼレンスキーの悪魔の所業というしかない。
さて、 NHKも産経新聞もジャーナリズムの意識が少しでもあれば、単純なプロパガンダに堕す報道しかしないのは恥ずかし事だという意識になるはずだが、そういう気持ちはさらさらないらしい。
「腐っても鯛」という言葉があるが、大手メディアや産経新聞はまさに「腐った鯛」「単なる腐った鯛」でしかないのである。
いつも素晴らしいブログを書いている「大手メディアからの洗脳に騙されない為のブログ」は、このダム破壊についてどのような記事を書いているか。さすが、というしかない。
一般市民かつ主婦でもこういうことができるのである。産経新聞はこの主婦にも劣る大馬鹿新聞というしかない。
【必見】ダムを破壊して洪水を起こしたのはウクライナか?それともロシアか?
日本のメディアでも6/6に大きく取り上げられましたが、ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムの水門が何者かによって破壊され、大量の水がダムから下流の方に流れ出し、ドニエプル川の近くのエリアでは深刻な洪水が起きているエリアがあります。
予想通り、ウクライナとウクライナに支援している西側各国はダムの破壊は「ロシアがやった」を口を揃えてロシアを非難しています。
しかし、ウクライナ側とロシア側、どちらが このダムを破壊することによって より利益を得るでしょうか?それを考えれば、このダムの破壊でロシアが得るメリットはほとんどなく、デメリットのほうが大きいことが分かります。
まずは カホフカ水力発電所 とそのダムから水を引いた貯水池で燃料を冷やしているザポリージャ原発の位置関係を地図で確認してみましょう。
以下に列記することは全て事実です。
1. カホフカ水力発電所、その上流にあるザポリージャ原発のいずれもロシアが管理している。
(ですから、もしロシアがダムを破壊したとすれば、自分たちが管理するインフラを自分で壊したり危機に晒すことになる)
2. カホフカ水力発電所のダムが破壊された場合、その水は下流に流れるのでヘルソン州が洪水になる一方、その上流のザポリージャ州のドニエプル川沿岸は水位が下がっていく。
3. ザポリージャ州のドニエプル川沿岸で水位が減った場合、ドニエプル川からの水を貯水池に引いて燃料を冷やしているザポリージャ原子力発電所が危険にさらされる。
(ロシア企業ロスアトムが今は運営管理している原子力発電所を自ら危険に晒すというのはどう考えても不自然)
4.カホフカ水力発電所のダムはクリミア半島での水道の供給源や農業用水となっている。
(2014年にロシアがクリミアを併合した後、ウクライナ政府はクリミア半島につながる水門を閉めて嫌がらせをしたので水不足となっており、昨年始まった「特別軍事作戦」ではカホフカ水力発電所とザポリージャ原発をロシア軍が確保することに重点が置かれた。)→ロシア軍がわざわざダムを破壊してロシア系住民が大多数を占め、ロシア軍の基地もあるクリミア半島を水不足にさせる理由がない。
5.ウクライナ軍には昨年8月にこのダムを、米国から供給されたHIMARSで破壊しようとしたが、失敗に終わったという”前科”がある。
(西側メディアのNewYork Timesでもそれは報道された)さらに、ウクライナ軍は昨年8月だけでなく、12月にもこのダムの破壊を考え、HIMARSで破壊できるかどうか、テストを行なっていた と2022年12月29日付のワシントン・ポストの記事でも報じられている。以下は有料のワシントンポスト記事の一部をそのまま引用したTass通信の記事の一部抜粋翻訳。
「(ウクライナ軍の)コヴァルチュク少将は、川を氾濫させることを検討した。ウクライナ人は、水門の1つにHIMARS発射装置による試験攻撃さえ行った」と彼は述べた。コヴァルチュク氏は、ノヴァ・カホフカ・ダムで金属に3つの穴を開け、ドニエプル川の水位をロシア人の渡河を妨げる程度に増水できるかどうかを確認したが、近くの村々を浸水させないかどうかを確認した」と述べた。「テストは成功した。」とコバルチュクは言った。「しかし、この措置は最後の手段であることに変わりはない」と保留にしたのだ。
6. ウクライナ軍がこのダムの破壊を狙っているのをロシア軍は知っていたので、洪水になった場合にヘルソン州のドニエプル川西岸にいるロシア軍が孤立するリスクを考え、昨年秋、ヘルソン州のドニエプル川西岸からは自ら退却した。
(西側メディアが「ウクライナ軍による領土解放」と華々しく宣伝していたのは ロシア軍がウクライナ側のダム破壊による洪水のリスクを避けるため自ら退却したことによるものであって戦闘でウクライナ軍が勝ったわけではない。)
7. ヘルソン州では ドニエプル川を挟んで、ごく最近まで戦闘が続いていた。そしてウクライナ軍のほうがはるかに大きな犠牲者を出していた。
(西岸からウクライナ軍が砲撃したり、時にはボートに乗って東岸に上陸を試みるも全て失敗に終わっていた。ロシア軍には洪水によって敢えて自軍の陣地まで水没させてまでウクライナ側の上陸を阻止しなくても天然の障害物である川がある状態で、ウクライナ軍の攻撃を十分抑止できていた。)
以上が、事実となります。
ロシアにとっては、自軍が管理しているこのダムの破壊でロシアが管理する原発を敢えて危険に晒したり、クリミア半島の水道水や農業用水を足りなくさせてしまう理由など、全く無いわけです。
また、ウクライナには昨年にもダムを破壊しようとした、という「前科」があるのです。
ロシアがこのダムを破壊するメリットがほぼ無いのに対し、ウクライナは このダムを破壊することでのメリットが複数あります。
1. ダムよりも上流にあるザポリージャ州のドニエプル川の水位が下がるので、ロシア軍が支配しているザポリージャ原発周辺でのロシア軍陣地への攻撃がしやすくなる。
2. ウクライナ軍は6/4~6/6にかけて、たった3日間の「反撃作戦」と思われる攻撃で、3,500名以上の死傷者を出した。これは1旅団が丸ごとなくなったのに等しく、前線にいる旅団を再編成する必要が出てくる。それでカホスフカ水力発電所のダムを破壊し洪水を起こして、ヘルソン地域でロシア軍が対岸から攻めてこられないようにすれば、ヘルソン地域にいるウクライナ軍を 重点的に、攻撃したいドネツク州やザポリージャ州に再配備することができる。
この事件の報道で皆さんに思い出してほしいのが 昨年行われた西側メディアと政府の荒唐無稽な論理です。
昨年、すでにロシアの管理下にあったザポリージャ原発が毎日のように砲撃にあっていたとき、西側メディアと西側政府は 「ロシアが原発を攻撃している」と、口を揃えていっていました。(自分で自分を攻撃?)
ロシア軍兵士がいてロシアが管理している原発を ロシア軍が自ら攻撃して危険に晒す、とか、どう考えてもあり得ない話ですが、そのような荒唐無稽な話を堂々として、ロシアを非難していました。IAEAの担当者がザポリージャ原発に査察に来たその日までも、ウクライナ軍は対岸から砲撃したり、ボートやはしけを使って兵士を上陸させようとしていました。(中略)
それと、もう1つはノルドストリーム・パイプラインの爆破事件ですね。
あれも シーモア・ハーシュ氏による詳細な記事が出てから流れが変わりましたが、それ以前は アメリカ、イギリス、ポーランド、巨額の投資をしたパイプラインを破壊された被害者であるはずのドイツまでもが「ロシアがやった」と口を揃えて言っていましたね。
もちろん、今回のダムの破壊も ウクライナがやった、という確たる証拠が現在あるわけではありません。しかし、ウクライナには昨年、少なくとも2度、このダムを破壊しようと試した「前科」がある というのが事実ですし、今回のカホフスカ水力発電所のダムの事件は、ザポリージャ原発への攻撃、ノルドストリーム・パイプラインの爆発の事件と、なんと酷似した展開になっているではありませんか。
そして今回のノヴァ・カホフカダム爆破事件をめぐる報道の「外交情報戦」で、ウクライナが勝利するのを支援したジャーナリストたちに感謝するゼレンスキー大統領の補佐官、アンドリー・イェルマーク氏の言葉もあります。
「ゼレンスキー氏の最高顧問は、ノヴァ・カホフカ・ダム爆破事件でウクライナ政府が「外交的情報戦」に勝利するのを助けてくれたジャーナリストたちに、今日、事前に感謝の言葉を述べた。ジャーナリストたちが遵守すべき国家の義務について、有益な指摘をした。
以下、ゼレンスキー大統領の補佐官、アンドリー・イェルマーク氏のコメント
「私はジャーナリストの皆さんにその日を祝福したいと思います。今日、あなたの仕事は、世界が環境破壊とロシアのテロリズムに関する真実をどれだけ早く知るかにかかっています。
この日こそ、私達は真実を求める戦いにおいて、外交面と情報面で勝利しなければなりません。
お疲れさまでした。」
(引用終わり)
ダム爆破事件に関する素晴らしい分析と評価ではありませんか。
バカ新聞など全く足元にも及ばない内容です。防衛研究所の高橋杉雄もできない芸当でしょう。
いつものウクライナ戦争というとバカになる「農と島のありんくりんブログ」の記事などは呆れてモノが言えません。嘘とデタラメばかりです。
「…去年10月、ゼレンスキーは、ロシア軍がこのダムを破壊しようとしていると警告したことがありましたが、現実になってしまったわけです。
「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、彼の軍隊が戦争の最も重要な戦いの1つでモスクワの軍隊をヘルソンから押し出す準備をしているときに、ウクライナ南部の帯を氾濫させる巨大なダムを爆破することを計画しているとしてロシアを非難した。
金曜日遅くのテレビ演説で、ゼレンスキーは、ロシア軍がウクライナ南部の大部分を支配する巨大な貯水池を抑える巨大なノヴァカホフカダム内に爆発物を仕掛け、それを爆破することを計画していると述べた」
この地域はロシア軍支配地域です。
ウクライナ軍の攻撃によりロシア軍はヘルソン市内からは撤退しましたが、その際10万といわれる市民をロシア国内に拉致しました。
そしてロシア軍は市内の生活インフラであるテレビ放送施設、通信施設、ボイラー、火力発電施設や給水施設、そしてダムすら破壊の対象としました。
この時、ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムの一部が破壊されたことは、当時衛星写真で確認できています。
このヘルソンのダム破壊を当初、ロシアはウクライナの仕業だといっていましたが、偽旗作戦です。
今回もまたロシアが迫り来るヘルソン州やクリミアへの攻撃を遅らせるための焦土作戦だと思われます。いうまでなく国際法違反です。
ロシアはウクライナの仕業だといっていますが、無視してかまいません。
ウクライナ外相が言うように、情報とプロパガンダを並べて報じるな、です。
プーチンは俗にいう息を吐くほど平気で嘘をいう連中です。
いまやロシアはサイコパス国家と成り果てました。」
(引用終わり)
農と島のありんくりん氏は、パラレルワールドの住人なんでしょうか。
「プーチンは息を吐くほど平気で嘘をいう連中」と罵倒しますが、それはそっくりゼレンスキーに当てはまることです。また、「ロシアはサイコパス国家と成り果てました」も同様に「腐敗国家ウクライナはサイコパス国家と成り果てました」と書き直されるべきでしょうね。
しかし、確信犯の NHKや産経新聞はなぜすぐわかるような嘘記事ばかり書くのでしょうか。
それは、受け取る側の国民に対するマスコミの評価がカギとなります。
結論から言えば、嘘をいくら書いてもばれないし、読者はそんな嘘記事を見抜ける力などない、というなぜか不思議な自信です。だから、ネットでタッカー・カールソンのご託宣やシェルリさんのような記事が書かれて、大手メディアの記事は嘘だ言っていても、全く動じない、平気なのです。
旧ソ連ではそれ(西側諸国はひどい政治と貧困で腐敗している!という嘘)が成功しました。それはソ連の言論統制が完全であったし、西側を知る手段が極端に限られていたからです。例えば西側情報は短波ラジオをひそかに聞くぐらい。だから多くのソ連国民は、ソ連の崩壊まで、ソ連は素晴らしい、西側諸国はトンデモな国だと信じていたのです。終わりごろはソ連のひどさにみんな気付き始めていたのですが。
しかし、今は違うのです。確かに NHKも産経新聞も言論統制に加担しているが、ネットもあり自由に発信される情報に接することができるから、旧ソ連のようなプロパガンダに騙されることはない、はずなんです。真実が昔と比べてかなり容易に入手できるいい時代になったのです。
それなら、嘘をつく大手メディアも慌てないといけないのに、ずっと自信を持って嘘報道を続けています。
真実が手に入るのに、旧ソ連のような国ではないのに、それでもみんな騙されるのです。だから、大手メディアは安心して嘘をつけるのですが、それはなぜなんでしょうか。
やはり一般庶民は大手メディアしか信用しないからでしょうか。つまり情弱?
いや情弱だから騙されるというのは、過去のことでしょう。それなら大手メディアは枕を高くしていられませんね。
情弱だから騙されるのではなく、情弱でなくても騙されるのです。だから大手メディアは安心して自信を持って嘘をつけるのです。
どういうことか。もちろん大元は「洗脳」なんですが、大手メディアが繰り出す嘘の論理を、正しい論理と変換する性向と能力を持っているということではないでしょうか。いわば、「パラダイム」といったところか。
地球温暖化CO2説のでたらめさと同じでしょうね。地球温暖化はCO2が原因だなんて科学的に嘘であり、地球温暖化しているCO2が増加しているに過ぎない、原因と結果が逆なんですが、地球温暖化CO2説を信じている人々にとっては、どんなにその説を否定する理屈を持ってこられても、反論する論理を別の科学者が用意してくれるので安心して地球温暖化CO2説を唱えられるわけです。
ウクライナ戦争についても、これと同じであり、「ロシアが悪い、プーチンが悪い、英米は民主国家」というパラダイムを信じている者にとって、大手メディアがいくら嘘報道をしてもこのパラダイムが壊れることがないのです。
これが大手メディアが嘘を平気でつける根本原因ではないでしょうか。
つまり、真実が語られるメデイアにアクセスできるか、またはしたか、というのは、旧ソ連時代には大事な要素だったのが、今ではそんなことは何ほどのこともない。
大手メディアつまり英米の支配階層のことですが、真実が暴かれることなどなんの脅威でもない。真の脅威は、このパラダイムが壊れるか否かだけです。
このパラダイムが強固に存在する限り、大手メディアは自信をもって嘘を報道し続けることでしょう。
では、この彼らのパラダイムはどのようにしたら破壊できるのか。
それはとっても難しいけど、「大手メディアからの洗脳に騙されない為のブログ」のような地味な活動をし続けることしかないように思われます。