朝起きたら、雪は積もってなかった。またか、と。
北海道や東北・北陸に比べれば全く大したことが無い大雪予報に、気象庁は大騒ぎが過ぎる!
先日10日の雪は警報が出るかもと脅かした割に東京は数センチの積雪。
フジの夕方ニュース番組イットでは降雪の速報が出た!それもビックリする速報だ。
「速報です。東京都内で1㎝の積雪が観測されました!」
もうビックリこいた。そして大笑い、そして呆れる!
異常な位の反応の都心の積雪予報に。マスコミだけでなく、気象庁も航空会社も首都高速も。イトーヨーカ堂まで午後7時に閉店してしまった。
ANAは気象庁の当たらない予報を真に受けて、早々と次の日の全便欠航を決めてしまった。
コロナで利用客が激減しているつまり収入が激減しているのに、少しでも客を運ぼうと頑張る気はないのか。というか、気象庁なんかに頼らず、民間気象会社に聞くなどして自分で判断しろよ。
そして昨日の夜から今日にかけての再びの大雪予報。これまた大外れなんだが、前の日には気象庁が大挙して記者会見を開いていたな、バカ面下げて。
記事より。
「東京都心など関東平野部では、2022年2月14日朝にかけて降雪が予想されたが、雨が中心となり、多くの地域で積雪は見られなかった。
今回の降雪をめぐっては、13日午後には国土交通省が「緊急発表」などと題した文書で各企業にテレワークを活用するよう要請。気象庁も同様に、東京23区の積雪は8センチが予想されるとした上で大雪注意報を出すなどしたが、どちらも空振りに終わった。」
雪の予報は難しいと天気予報士。
「TBSでお天気キャスターを務める気象予報士の増田雅昭さんがツイッターで、「関東の平野部は、積雪なしという所が多くなりました。気温があと0.数℃~1℃下がれば、どんどん積もる雪になっていた所も少なくありませんが、残念ながらその気温差を、自信をもって予測できるまで、現在の技術は至っていません。雪に備えていた方、早起きした方、ご理解いただけると嬉しいです」と、雪の予報は難しいと明かしている。」
確かに予報は難しいかもしれないが、数センチの積雪予報で記者会見はないよ。そんなんじゃ北海道じゃ毎日毎日記者会見やらなくちゃならん。
なぜ、そんな程度の予報で記者会見を開くのか。それは責任回避!思ったより大雪になったときの文句に備えて、そんなに降らなくても一応脅しておくか、といった安易な気持ちにみえる。
もう狼少年に成り果てた気象庁のことなんぞ誰も信用しないよ。
しかし、こんないい加減予報に真面目に対応されても困るんだな。
今回のような大雪予報ではなかったが、昔はJR東日本が台風予報だけ計画運休をしてしまった。これは気象庁に輪をかけての責任さだ。
当時次のようなブログ記事を書いたことがある。
「称賛された計画運休、これで本当にいいのか。JRの安易な計画運休は社会的責任の放棄ではないのか!」2018年10月4日
台風24号の接近を受けてJR東日本が先月30日夜に首都圏の在来線全線で実施した「計画運休」について、マスコミその他に称賛の声は多いものの批判の声は見当たらない。
JR東日本深沢社長の記者会見でも「計画運休により混乱は避けられた」と自画自賛し、陳謝の声もない。単に今後どのように周知していくか検討したいと言うのみだ。
公共輸送機関としての責務を果たせなかった責任について謝罪はないのか。おかしいんじゃないのか社長さん。私が違和感を覚えるのは、この巨大な公共輸送機関の総責任者に、最大限業務を果たすという緊張感が感じられないことだ。
大型かつ猛烈台風が接近しているのだから「輸送任務の遂行と安全」のどちらを優先すべきかと言えば、当然「安全」だ。当たり前のことだ。しかし、「安全」といったら何でも許されるのか。安全を隠れ蓑にして、為すべき責務を疎かにしていないか、これが厳しく問われなければならない。
JRは公共輸送機関である。業務は人員・貨物を安全に大量且つ安定的に輸送を行うことだ。
安全性と大量性と安定性は鉄道業務遂行に当たって、時として相反する可能性が出てくる。その時は先に述べたように、安全性確保が優先されるが、その際にも大量性と安定性はギリギリまで追求するすることが責務として公共輸送機関に求められなければならない。
このギリギリ性が大事なポイントだ。JRの幹部以下みなサラリーマンだ。サラリーマンの習性は楽をして儲けたい、楽して評価されたい、責任は回避し、他人に押し付けたい。
別にサラリーマンはみなこんなだらしない行動しか取らない、なんて言っているのではない。各人が意識するかしないかは別としてサラリーマンの負の特徴としてよく見られると言いたいだけだ。
そして条件が整えば、そして環境が甘くなれば、その負の特徴がゾロリと出てくる可能性があるのだ。
(引用終り)
みんな「安全優先」といえば社会機能をストップさせても許されると思っていやしないか。普通はギリギリまで運行するかしないか判断を留保するのに、気象庁がお墨付きを与えてくれたら、ホイホイとそのご託宣に乗ってしまう安易さ。事前運休を決めたほうが、お客さんも計画を変更しやすいでしょ、なんてね。
今後も気象庁は安易な警報を出そうと大げさな記者会見をするだろう。しかし、もっと緊張感を気象庁に持たせるために、謝罪会見を義務化したらどうか。予報が外れた理由をキチンと説明させ、謝罪させる。そうすれば安易な脅かし予報は少なくなるのではないか。
まあ、マスコミも少しは冷静に報道してくれ。1センチで速報を出したり、坂道で転倒する人を喜んで映し出すなんてバカげたことは止めよ。
ついでに雪かきのこと。
10~11日の数センチの積雪で新宿駅前の道路をテレビで映し出していたが、わずかな雪だが人が踏みつけてぐちゃぐちゃになっていた。駅前の道路、駅に通ずる道路なんだから、JR新宿駅員がちょこっと雪かきをすればスッキリするはずなのに、なにもしないのはどういうことなんだろう。
派遣社員が「お茶くみは仕事の範囲に入ってません」と言う如く、駅前の道路の雪かきも、JRの駅員からすれば、「道路の雪かきは駅員の仕事ではありません」なんて拒否しているんだろうか。
(注)
私が気象庁に文句ばかりいうのは、地球温暖化CO2説にどっぷりはまって国民に嘘を言い続けていることと、地震原因を断層のずれとプレート理論からしか説明しないという杜撰さに腹を立てているからである。