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鉱工業生産指数

経済産業省の発表する経済指標の中でもっとも注目度の高い指標!


速報性に優れ、景気の動向をいち早く敏感に察知するので、景気観測には不可欠です。この統計で、鉱工業の生産・出荷・在庫の状況を知ることができます。鉱工業生産と鉱工業出荷は、景気動向指数の一致系列に入っています。鉱工業生産指数の速報値は2月分であれば、3月下旬と、翌月の下旬に発表されます。


さらに翌々月の中旬には、速報に続いて確報が出されます。この確報には、稼働率指数や生産能力指数も添付されています。稼働率の動きを見れば、需給が逼迫してきているのか、そろそろ企業が設備投資に動きだすのか予想できます。また、先行系列に属す在庫率は、先行きの景気を見るうえで注目される数字です。在庫率が110を割り込んでくれば、在庫調整は最終段階を迎えていると見られ、需要の回復期が近いと判断されています。

経済産業省ウェブサイト に詳しい解説があります。

デフレ-タ-

GDPや経済成長率などの名目値(物価上昇率を加えた数値)を実質値(物価上昇率を差し引いた数値)に修正する際に使う物価指数。

内閣府経済社会総合研究所 究所にさらに詳しい情報があります。


1.統計の目的


 景気動向指数は、生産、雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感な指標の動きを統合することによって、景気の現状把握及び将来予測に資するために作成された統合的な景気指標である。

 CI(コンポジット・インデックス)は景気に敏感な指標の量的な動きを合成した指標であり、主として景気変動の大きさやテンポ(量感)を測定することを目的としており、DI(ディフュージョン・インデックス)は景気に敏感な諸指標を選定し、そのうち上昇(拡張)を示している指標の割合を示すものであり、主として景気転換点(景気の山・谷)の判定に用いる。



2.利用の仕方  

a.CI


 景気に対し先行して動く先行指数、ほぼ一致して動く一致指数、遅れて動く遅行指数の3本の指数がある。一致指数は、景気の現状把握に利用する。先行指数は、一般的に、一致指数に数ヶ月先行することから、景気の動きを予知する目的で利用する。遅行指数は、一般的に、一致指数に数ヶ月から半年程度遅行することから景気の転換点や局面の確認に利用する。

 

一般に、一致指数が上昇している時が景気の拡張局面、低下している時が後退局面であり、一致指数の変化の大きさが景気の拡張または後退のテンポを表している。 ただし、景気が拡張局面にあるのか、後退局面にあるのか、また景気の転換点がどこかについては、後述のDIと合わせて判断するのが望ましい。


また、CIは、景気に敏感に反応するという観点から選ばれた指標の変化量を合成したものであり、経済活動を網羅的に把握したものでないことに留意する必要がある。なお、現行各指数の採用系列はDIと共通であり、先行指数12、一致指数11、遅行指数6の29系列である。採用系列は概ね景気が一循環するごとに見直しを行っており、現行29系列は、第13循環の景気基準日付設定時(平成16年11月)に、景気循環を的確に捉える観点からDIの構成系列として最適な指標が選定されている。

 

CIが上昇又は下降していても、その期間が極めて短い場合は、景気拡張又は後退と考えることは適当でない。また、景気が拡張から後退、またはその逆方向に動いたと判断するためには、CIが一定の大きさで変動することが条件となる。ただし、上記のとおり景気局面の判定は、最終的にDIによって行われる。

 

月々のCIの動きについては、極端な外れ値の影響は除かれているものの、不規則な動きも含まれていることから、移動平均値をとることにより、月々の動きをならしてみることが望ましい。CIの基調は、足下の変化をつかみやすい3ヶ月後方移動平均と、変化が定着しつつあることを確認する7ヶ月後方移動平均を加味し、総合的に判断する。

GDP(Gross Domestic Product)=国内総生産

GDPとは日本で行われた生産活動で得た付加価値の総額で、その中には外国人が日本での生産活動で得た付加価値も含まれます。しかし、日本人が海外活動で得た付加価値は含まれません。

付加価値とは生産の過程で新たに付け加えられた価値のことで、売上高から使用者費用(原料、減価償却費)を引いて計算します。つまり、付加価値は要素費用(人件費や利子)に利益を加えたものです。GDPは四半期ごとに発表されます。1-3月期の数字が6月の上旬に発表されるように、2ヶ月半遅れの発表ですので、速報性には欠けていることを理解しておきましょう。


しかし、景気の良し悪しを判断するとき、そのもっとも基本的な判断材料となるのが経済成長率です。その経済成長率を表わしているのがGDPですから、GDPはもっとも重要な経済指標の一つであると言えます。もちろん為替相場に対する影響も大きなものです。GDPには名目GDPと実質GDPとがあります。
名目GDPは時価評価でのGDPで、物価上昇によって水増しされたものを差し引いて修正されたものが実質GDPです。GDPの数字と同時に発表される、デフレ-タ-が名目値を実質値に修正する際に使う物価指数です。ちなみに、日本のGDPは米国についで世界第2位です。