前回の続き
新しい部署と引き継ぎで心身ともに疲弊して、転職活動もなかなかすすまずにいた。
休日はのんびりダラダラとゲームで現実逃避。
少し遅く起きて、ゲームをしていると、電話があり父が亡くなったと。
確かに平均的な寿命ではあるし、持病もあるが、命に関わるようなものでもなく、
入退院を繰り返すわけでもなく、普段通りの生活は送れていた。
朝食も普通に食べていたのに、推定死亡時刻はお昼ぐらい。場所は自宅。
家族は買い物に出かけていたりで、残念ながら誰にも気づかずに静かに息を引き取ったとのことだ。
訃報を受けてからは軽くパニックである。
まずは職場チャットに報告して、1週間の休みをもらい、礼服一式を購入せねばならない。
しかも喪主もやらなくてはならない。
親戚への連絡とか葬儀屋とかは実家でやってくれたので、礼服を買いに行ったり、そもそも葬儀の流れとかそういうのをネットで調べた。
この日から、四十九日までの記憶がほとんどない。
もともと今年は退職勧奨からの記憶がないのだが、輪をかけてすっぽり抜けている。
思い出を作る暇もなく眼の前のことをこなすことで精一杯だったからだ。
打ち合わで実家に帰ったりして、葬儀当日は通夜と葬儀と火葬を1日ですませた。
つづく
