魂でもなく、
灰になった肉体でもなく、
君の死を音楽にして、
雲の上の遥かな空に、
響きわたればいい。

願わくば、
僕の想いでなく、
私の心でもなく、
ただ無限の時と旋律が、
君の居る場所に届きますように。
会いたくて、会いたくて、
君の夢を見たくて、
会いたくて、会えなくて、
僕は夢を
見なくなる、
僕は夜が
憎くなる、
僕は僕に
殺される

君のために
できること、
なにも思い浮かばなくて
答えが欲しい。
君はどこかへ。
答えが欲しい。
心は彼方へ。
触れられない君に何ができるの?
触れられない僕に何ができるの?
きっと人間を食ったら、
安っぽいチョコレートみたいな味がするんだろうさ。
君がポツリと、そう言ったから、
私は、安っぽいチョコってM&M'Sのこと?と尋ねた。
深い理由があったわけじゃなく、
それは君が手にして食べているものだったから。

あの時君は、何も答えなかったけど、
今なら何かを答えてくれる?

ねぇ、教えてよ。
青すぎる空に、
青すぎる海。
青すぎた心に青すぎる台詞。

青すぎる僕らの春。
青すぎる、私達の夢。

時々過去を振り返る。

昔の自分、何してたっけ。

色んなことを考えて、

色んなものを手に入れて、

けれどその分、別の何かを失ってきた。


誰か答えをくれないか。

何が正しく、何が正解で、

何を信じて歩けばいいのか、それを教えてくれないか。


答えが欲しい。

ただ一つの、ゆるぎない正解が。

私はいつも
楽しいものを探しながら生きている。
そのことに自分自身で気が付いていた。

作品を探す。ただひたすらに探し続けた。
文学に没頭し、
映画に没頭し、
音楽に没頭して、
色んなものを見て、感じ取って、
色んなことを考える。

けれど、
もう私にとって最高の作品は見付からなくなってしまった。
それは私が変わったわけじゃなく、

世界が私を見放したから。

そんなありふれた質問に、

「何でも幸せだと思えること」

と答えた人がいる。

強いな、と思う。

そして幸せなんだろうな、と思う。

あまりにも嬉しそうで、

あまりにも正直に、そう答えていたから。

意識ないまま歩き回るのが
夢遊病なんだっけか。
じゃあ、私は一体、何なんだろう。
意識があるけど、夜中になるとふらふらと歩き回ってしまう。
時には家の中を歩き、
時には家の外を歩いて、
友人と話がしたくて電話をしたり、
誰の声も聞きたくなくなって、
携帯の電源を、落としたり。

夜行性の生物や、深夜族の者のように、
夜になると元気になるわけでもないし。
眠りたいけど、眠れなくて、
夜中にジッとしていることが苦痛で、
歩いて、助けを求めてるのかな…。
誰かに、助けを求めてるのかな…。

嫌になる。
満足に休むことすらできない。
悲しいし苦しいし辛いよ。

誰か助けてください。
誰か、助けてください。

夜が怖い。

一体どれだけの人が

前を向いて歩いているのだろうか。

一体どれだけの人が

前を見ずに歩いているのだろうか。

私には、

前を見ずに歩く彼らの気持ちは

一生分からないのだろうと思う。

ただ漠然とそう思う。


私は前を見て歩く。

私には、前を見て歩くことしかできない。