日本人は投資を敬遠しているが、貯金も苦手。

「貯蓄好き日本」は過去の話で、貯蓄率は主要国内で最低水準。

2011年のOECD(経済協力開発機構)のデータでは、1994年には12.9だった貯蓄率の数字が、なんと2.9に下がっている。

フランス            16.8
ドイツ               11.0
オーストラリア     9.7
アメリカ              4.7
日本                    2.9

2011年に東京スター銀行が「日本、中国、米国の貯蓄に対する意識調査」を行なったところ、日本人は他の2国に比べて、将来のお金に対する不安が高く、自分の将来への期待度も低いことが分かった。


米国🇺🇸

「消費大国」のイメージがある米国でも、リーマンショックなどの影響もあり、堅実にお金と付き合っている。66%が定期的な貯蓄をしており、79.9%が生活を切詰めるなどの努力をし、79.1%が欲しいものを我慢している。投資は54%の人たちが取り組んでいる。

中国🇨🇳
経済成長が進む中国では、約半数の人が定期的に貯蓄をしており、月収の貯蓄割合も20%以上が54%強。投資も82%強と多くの人たちが取り組んでいる。

日本🇯🇵
日本では、43%が定期的に貯蓄をしており、約6割りが生活を切詰めたり、欲しいものを我慢。投資は36%弱だった。


日本人特有の結果は、91%が将来のお金に不安を感じており、33.3%は自分は今後よくなると思えておらず、67.7%は今のままか今より悪くなるかもしれないと感じている。


一方、米国や中国では、70%前後が将来のお金に不安は持っていても、80%前後が自分の将来については良くなるだろうと考えている。

お金と心は、密接に関係している。


貯蓄の目的があるかでは、米国
71.3%、中国54%、日本23.3%と日本の貯蓄の目的が低く、念のためが76.7%と多かった。


将来の人生設計では、米国77.6%、中国93.7%、日本60.3%があり、日本39.7%が人生設計はない・考えたことがないと、他国を上回った。



ブログ管理人は、仕事で米国と中国に長期滞在したことがあるが、日本の方がすごく暮らしやすいし安全。医療や社会福祉的にも、いざというときの不安も少ないし、お金もとても貯めやすいと個人的には感じている。

人生に目的があろうが、なかろうが、年収に関わらず、先取り貯蓄のシステムを組込むことで、貯蓄しながら自己肯定感を向上させることはできる☟。

自分が使ったお金を分類するだけで、お金の生活習慣病も改善できる☟。