そう、今季何度か甲子園に足を運んで、思った事があります。
球団創立90周年で出来た応援歌、って言うんですか、あの「虎道」。
なんか歌詞がダサいし、メロディも単調で盛り上がらないし、覚える気にもなりませんでした。
管理人が甲子園に行った時、サンプラザ中野だか誰かが、この「虎道」を歌ってて、なおさらテンション下がりました。
大変申し訳ないけど、管理人は、関東の人で「阪神ファンです!」って人には、ちょっとマユにツバを付けたくなるんですわ。
阪神タイガースってチームは、良くも悪くも関西、特に大阪を表していると思うのです。
巨人のOBの中には、本音でいうと別に阪神をライバル視してないし、対抗意識もない人が多いと思われますし、阪神が勝手にライバル視して、「伝統の一戦」と騒いでいるだけ、というのも、東京を勝手に敵視し、勝手にライバルとして対抗意識を燃やしている大阪、という土地柄をよく表しています。
関西、特に大阪の阪神ファンは、「東京の象徴」である巨人にライバル意識を燃やして、正直相手にされていない気恥ずかしさを分かっていて、それでも巨人に立ち向かっていく阪神を、自分たちの「東京なんて何ぼのもんじゃい」精神と重ね合わせて応援している、という事なんですね。
まあ、若い阪神ファンは知りませんけど。
となると、自らに「関西人気質」が微塵もない関東の人が、阪神を好きになる理由が分からないんです。
たとえ「俺が阪神を好きな理由はこうなんだよ」と関東言葉で言われても、「阪神が好きやねん!」が共通意識の我々には一切響きません。
てな事を言うと、「ファンハラ(ファンハラスメント)」とか「東ハラ(関東人ハラスメント)」とか言われそうなので、これくらいにしておきます。
さて、話は戻ります。
とにかく阪神タイガースには「阪神タイガースの歌」(通称六甲おろし)というものがあり、これが最高にして唯一無二の応援歌でいいと思うんですよね。
チャンスで選手がタイムリーを打った後なんか、みんなで早歌バージョンをやるんですけど、それでも全然尺が長い感じがしません。
テンポ良く歌えるし、「青春の覇気うるわしく~輝く我が名ぞ阪神タイガース」で音程が盛り上がり、そこから「オウオウオウオウ」と掛け声、「阪神タイガース~」で頂点に達し、「フレーフレーフレーフレー」で最後にエールを送る。
こんな素晴らしい応援歌はありません。
いやもう12球団一ですよ、これ。
同じ古関裕而氏が作曲した巨人の「闘魂こめて」と比べても、向こうは最後に歌詞で「巨人軍」と「ん」で終わってしまうので、口が閉じてしまい、グッと止まる。
それに対して六甲おろしは「フレー」で終わるので、口が開いて、しかも音引きなので声も伸びている。
これだけで歌い終わった後の爽快感が違う(と思います)。
まぁ、歌詞は古関氏が書いたものではないし、「巨人軍」の最後を「ん~」と高らかに伸ばすのはかなり無理があるので、仕方ないっちゃあ仕方ないですが。
「虎道」が90周年記念の応援歌なのだとしたら、91年目を迎える来季はもう歌わない、という事でいいんですかね?
てか、もういいでしょう。
みんなで声をあわせて「ラララ~」って歌ってるのはアホみたいでしたわ。