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阪神タイガース超応援日記2025

阪神ファンおじさんの阪神応援に特化した日記です。
ファンとして勢いに任せて書いておりますので、思い込みや偏見、および勘違い、思い違い多々ございますが、ご容赦下さい。
現在、試合後の感想コメントと、虎コラムの2本立てでやっております。よろしくお願いします。

今季から金村曉が投手コーチに復帰しました。
彼の名前はあんまり表に出て来てないけれど、これだけ阪神の投手陣が以前にも増して盤石になっているのは、おそらく金村コーチの功績も大いにあると勝手に思っています。

まず阪神の先発投手陣の層の厚さは、筆舌に尽くしがたいものがあります。

今季の開幕時点では、先発ローテーションで伊藤将司と大竹耕太郎の左腕2枚が間に合っておらず、代わりに若手の門別啓人と富田蓮を入れて回す、という状況でした。

この若手左腕2枚とともに、村上頌樹と才木浩人というWエース、昨季9勝を挙げ先発転向で成長したビーズリーに、新外国人のデュプランティエを入れた6名が当初の先発ローテーション。

対巨人オープン戦で滅多打ちに会い開幕ローテから漏れたベテラン西勇輝を、谷間に入れたものの結果が思わしくなく、リリーフで試して結果を出したドラ1の伊原陵人を入れるとこれがハマり、大竹が遅れて参戦、そして伊藤将司もやがて加わり、先発ローテの形が出来上がってきました。

初めての日本の暑さでデュプランティエがへばって脱落した8月に満を持して、必勝の最後のピース髙橋遥人がローテに入り、何と元は育成入団だった早川太貴や、リリーフだったネルソンまで先発に起用する余裕すら見せました。

まさに、他球団が羨むほどの先発投手陣の層の厚さ。
しかも決まった投手たちをガチガチに組んでいくのではなく、若手や外人を試しながら使っていくので、たとえば今季使い始めた、伊原陵人、早川太貴や門別啓人は貴重な経験を積んだ事で、来季以降にも十分先発として期待する事が出来ます。



さて、来季で言うと、髙橋遥人はシーズン頭からの参戦が可能ですし、2023年ドラ1の下村海翔がいよいよ実戦登板を行い、また2軍で成績を上げた2024年ドラ2の今朝丸裕喜も1軍昇格を狙っているはずです。

あと個人的には左腕の育成選手伊藤稜が来季支配下登録されるかと思いますので、この投手も期待が持てます。

たとえ才木とデュープがMLBに移籍して抜けたとしても、村上、大竹、伊藤将、髙橋、伊原は既にローテ確定で、あとの1つの枠を門別、早川、富田、ネルソンあるいは先ほど挙げた下村、今朝丸あたりを含めて争うという超激戦状態です。

 

今朝丸19歳、門別21歳、下村23歳という若手の年齢を考えると、今季初登板の茨木秀俊21歳を加えて、次の若手が十分出てきているので、「阪神は今年のドラ1で石垣元気という高卒投手を指名すべき」という声には大反対です。

 

そもそも阪神は近年の高卒ドラ1投手を育てきれてませんし、ドラ1クラスのいい大卒のバッターがいる年であるにも関わらず、何でわざわざ1位で高卒投手をとるべきなのか、その理由が分かりません。

 

藤川監督はもちろんの事、金村コーチがいるおかげで、中継ぎ陣も岡田監督時代の桐敷のように1年間酷使すぎて、翌季を棒に振るという事もなさそうだし、層の厚い投手陣による「投手王国」は当分続くものと思われます。

 

思えばいいタイミングで、投手出身の監督の誕生と金村コーチの復帰を迎えたものです。

 

かつてヤクルト西武の監督を歴任した球界の某ご意見番が「投手出身者は監督に向いてない」と言ってましたが、その考えはもう通用しないと思いますよ。

だって、セリーグの1位も2位も投手出身の監督のチームでしたし、その投手出身監督が見事に「投手王国」を築いているのですから。

 

しばらく阪神の投手には何の心配もないと思います。

あとは6番打者、そして輝、森下に続く若いスラッガーの育成、これを何としてでもやり遂げなければ阪神の黄金時代は来ません。

 

本当に今年のドラフト1位で誰が指名できるか、これに尽きますね。

投手は下位指名でもいいので、スケールの大きな打者を獲って欲しい。