石井大智の故障の内容が、「アキレス腱断裂」と判明しましたね。
完全に今季中は復帰無理でしょ。
1億2000万の阪神ファンはみんな落胆したでしょう。
連続試合無失点記録はまだ継続中であり、やっぱり今季についてもリリーフの要なわけですから。
でも、前向きに考えましょう。
石井大智のケガが今起きた事は、不幸中の幸いなんです。
石井のケガが仮にペナントレースの途中で起きたとしましょう。
そこから石井の代わりを見つけるのは大変な事です。
昨季、石井に廣岡のピッチャーライナーが直撃し、欠場したとたん、チームは弱体化しました。
ただ一人のリリーバーが抜けただけで、どれだけ先行していても、終盤に崩れて逆転されてしまう。
石井大智という投手の存在感の大きさを改めて感じさせられました。
しかし、今季はまだオープン戦もそれほど進んでいない時期です。
石井の代役を探す事のできる猶予期間があります。
藤川監督は右のリリーバーがカギになる、と言ってました。
木下理都、工藤泰成、石黒佑弥、モレッタ、ドリスなど期待の中継ぎ右腕はたくさんいます。
もちろん実績のある湯浅京己、畠世周、岡留英貴だっています。
これらの中から勝ちパの右投手を見つけていく。
オープン戦の一つのテーマはそうなるでしょうね。
管理人は実はTJ手術明けの下村海翔の使い方に注目しています。
本来は先発候補なんですが、既に先発ローテ候補はたくさんいるわけで、並みいる先発候補を差し置いて、手術明けの下村が先発マウンドを飾る事はなかなか考えにくい。
そこで中継ぎを経験させ、まずは1軍での実績を積み上げていく。
ある程度中継ぎで実績を残せた暁に、先発登板させる。
いわゆる山本由伸方式ですね。
こういうのも面白いのではないか、と。
石井の枠が空いた事で、リリーバーたちのモチベーションは否応なく上がっていく事が予想されます。
そして、管理人は藤川監督の意識の変化にも期待しています。
藤川監督が石井のケガの内容を発表する際、大粒の涙を流したそうです。
これは石井の無念さに思いをはせつつ、自分の采配への悔恨を感じていたのではないかと思います。
はっきりいって、昨季の石井は「使い過ぎ」でした。
多くの緊迫した場面で起用させた上に、シーズン終盤にも回跨ぎまでさせました。
もちろんその起用に石井が応えた結果、あれだけの実績があったのだとは思いますし、その甲斐もあって、年俸が爆上がりしたわけです。
でも、それで翌年に体が壊れていては元も子もありません。
石井は久保田智之と同じように、ただただ「投げたい」と思っている野郎かも知れません。
だったら、なおさら「投げたい気持ち」にはやる石井に、ブレーキをかける役割の人が必要ではなかったのかと。
管理人は金村曉氏をかなり信頼している人間の1人です。
金村前コーチが、昨季ブルペンで本当に力を持っていたのなら、石井の酷使は防げたはずだと思っています。
しかしシーズン当初から、「藤川監督が就任を要請したはず」の金村前コーチの存在感はまるでなく、なんと金村前コーチはブルペン入りを認められたのはシーズン始まって少し経ってからだったそうです。
本来はブルペン担当コーチとして、先頭をきって活動してもらいたいのに、なんかシーズン当初から既に「外様扱い」みたいな印象を、管理人は持っていました。
そして、なぜか1年での退団。
契約期間がそもそも1年だった、という話もありますが、金村さんを1年だけしか担当させないというのは、まさに疑問でしかありません。
ま、内情は全然分かりません。
分かりませんが、結果的に石井が故障した、という事は、本来投手陣を酷使しないよう目を光らせるべき人が、何からの理由でそれが出来なかった証左ではないでしょうか。
石井がこれほど大きな故障をした事で、藤川監督の中により強く「投手陣の酷使への危機感」が芽生えた事と期待したい。
誰もが、藤川球児でもなければ、久保田智之でもない。
シーズン終盤での10連投やシーズン90試合登板なんて、誰もが出来る事ではありません。
首脳陣が「無理をさせない」という思いでシーズンを迎えてくれないと、昨季の桐敷の二の舞です。
及川も今のところいい話を聞きません。
昨季の勝ちパ連発の代償はじわじわと浸透しています。
藤川監督には、「前の年に投げさせ過ぎて、翌春に大きな故障にみまわれる選手」を今後二度と出さないように、肝に銘じて欲しい。