さて、最近日本のプロ野球の試合で、今後プロ野球のあり方を考えさせられる事件がありました。
5月27日神宮球場で行われたヤクルトー中日戦。
中日1点ビハインドの8回表一死一塁の場面で、中日・川越選手の打った打球は高く飛び、ライト側ポールの内側を通過したように見えました。
しかし、審判の判定は「ファウル」。
井上監督が当然「リクエスト」を要求し、リプレー検証が行われたものの、判定は変わらず「ファウル」。
ホームランであれば、逆転2ランになり、勝敗は逆転しましたが、それもフイになりました。
その後、中日は1-1の同点に追いつきましたが、その裏ヤクルトが決勝点を挙げ、中日は敗戦。
その問題の打球ですが、たとえばシロートの管理人が見ても、完全に打球はポールよりも内側に入っているように思えるし、審判団がリプレー検証してそれでも「ファウル」と判定を下した理由は分かりませんでした。
中日はこの結果を不服とし、NPBに「意見書」を提出したものの、それは受理されず却下されたそうです。
NPBの説明としては「リクエストに関する意見書も抗議文も認められていない」との事です。
これで納得いきますか?
管理人は納得いきません。
少なくともライトポール付近にいた人も、手前にホームランボールが落ちたのを見た人も、絶対にいるはずです。
たとえばここに子供がいて「パパ、ホームランだよ!」と指さして喜ぶ顔に対して、父親が「いや、ファウルだよ」と説明している苦しい顔を想像します。
「えっ、でもスタンドに入ったよ? ホームランでしょ」
「いや、審判がね、ファウルって言ってるからファウルなんだよ」
「??」
NPBの関係者のみなさん、審判団のみなさん。
あなた方はしばしば選手たちの言動や身なりに対して、「選手たる者、子供がマネをするような事をしてはいけない」とたしなめているでしょ。
子供は純真なので、大人は子供の手本になるように心掛けないといけない事には同意します。
だからこそ、自分が正しいかをちゃんと検証し、間違いであると気付いたら、直ちに訂正する。
それを子供たちにも教えるべきだし、教えているはずです。
その子供たちにあなたがたは、胸を張って、あの打球がファウルで間違いない、と説明できますか?
大の大人が集まって小さいモニターを覗き込みながら、「うーん分からんな」「どっちかな」「一度ファウルって言ったんだからファウルしかないよ」などと言い合ったのか知りませんが、あれで「誠心誠意」判定した、って?
バカな事言いなさんな。
サッカーはいち早くVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)という「機械の目」で正確な判定を下しています。
日本の国技の相撲でさえ、行司の軍配を4人の審判が協議し、時には「行司差し違え」という判断も下します。
なぜ正確さを求めない?
カメラがないってんなら、スタンドに行って誰かに聞けよ。
「時間がかかるから」「進行の妨げになるから」って、それで間違った判定のまま試合を流していくのは、本末転倒です。
「審判のいうことが絶対」という言葉があります。
それが今のルール、という事でしょうか。
機械の目がない時代であれば、それで通ったかもしれません。
しかし、子供にとってみれば、「誰が言ってるから」なんて関係ないんですよ。
すでに科学がいろんな事を可能にしている時代です。
「ホームランはホームラン」「ファウルはファウル」、疑惑の判定なんてものは存在せず、真実は一つしかありません。
でもって、真実ではない判定は、もう認めるべきではないと思います。
そうやっていくと「審判の権威がなくなる」という愚かな人がいるでしょう。
しかし、ミス判定をゴリ押しするからこそ、信頼性がなくなるんです。
バットにかすりもしないのに捕手からボールがこぼれたからファウル、とかいう三流の審判がのさばる、という悲しい現実が存在するのです。
管理人は何も「審判は今度からミスするな」と言ってるわけではありません。
人間ですからミスする事はあります。
ミスするからこそ、それを認めるべきなのです。
「俺の判定は絶対」「だから自分のミスは認めない」のではなく、「ミスを認めて訂正する」方が、その人の信頼性は断然上がるし、実際審判の技術も上がると思います。
審判はたかが「ファウル」と思うだろうし、その判定一つが人生に影響を及ぼす事なんて何もないですが、川越選手が逆転ホームランを1本損した事で彼の今後の野球人生が大きく変わる可能性は十分あります。
今のプロ野球の審判が「俺の言う事は絶対」という過信があるから、「一個ボールをストライクって言っちゃったから、おまけしてストライクを一個ボールにしとくわ」みたいなふざけた事もやるわけです。
(本当にふざけてます。野球というスポーツを冒とくしてます。許しがたいです)
「リクエストに関する意見書」じゃなくて「ウソ判定に対する抗議」って事をNPBは何で認めないのか?
ウソつき審判をかばう事で、さらなるウソつき審判が生まれる事にもなりかねないのをどうして認めないのか?
こんなふざけた事が続くのなら、球団や選手会、いやプロ野球OBも、どうせならファンも含めてみんなでお金を出し合って、人間審判を廃止し、すべてAI審判導入って事にしたらどうでしょう。
って極論すら考えてしまいます。
「野球」というスポーツは、子供が見ても、大人が見ても、「ポールの外を通過した打球はファウル」なんです。
「審判から見えなかったからファウル」とかいうのは「野球」ではありません。
「審判のふざけた判定」で、どうか我々野球ファンから「野球」を奪わないでください。