2023年のドラフトは、12球団中、東都大学野球リーグ出身投手の1位指名が何と7球団に及び、1位指名された東都リーグ出身の投手を「東都神セブン」と呼んで、もてはやした。
それぞれアマチュアでの活躍で脚光を浴び、即戦力が期待された7投手だったが、中日1位の草加勝投手(亜細亜大卒)が1月にトミージョン手術を受ける事が分かり、さらに春季キャンプの後、阪神1位の下村海翔投手(青山学院大卒)も故障が発覚、やはりトミージョン手術を受ける事になった。
そして、広島1位の常廣羽也斗投手(青山学院大)が卒業に1単位足らず、3月に卒業できなかった事が発覚(常廣は9月に何とか1軍昇格し初勝利を挙げた)。
そして、忘れた頃にヤクルト1位の西舘昂汰投手(専修大学卒)が9月にトミージョン手術を受ける事が分かった。
「神セブン」のうち戦力になったのは、2ケタ勝利を挙げた西武1位の武内夏暉投手(国学院大卒)(ダントツ最下位の西武での2ケタ勝利は見事と言うしかない!)と、28試合登板で1勝を挙げた巨人1位の西舘勇陽投手(中央大卒)くらい?
日本ハム1位・細野春希投手(東洋大卒)は2試合登板で1勝も出来ず。
「神セブン」の7人中3人がトミージョンって、どれだけ大学時代に酷使されてたんだ、と。
ヤクルト西舘は分からないが、草加と下村はプロ入りしてすぐ故障が発覚という事だったから、ドラフト指名まで故障を隠してたのか疑惑もある。
プロ入りしてしまえば手術代は球団持ちだし、ある程度の収入も補償されるし、故障持ちにはいい事づくめだよね。
しかし、そんな故障持ちを掴まされた担当スカウトはクビもんでしょ。
3月でちゃんと大学を卒業できなかった常廣にも呆れた。
青山学院大学は単位取得には厳しく、下駄をはかせてくれないという事らしいが、プロ志望届を出す前に、本人だけでなく周囲もちゃんと単位の計算をしとけっての。
大学卒の選手は、特に1位は即戦力として指名するわけだから、「神」は西武の武内だけだった。
「東都神セブン」改め「東都神ワン」でいいですよね(笑)。
去年に懲りたせいか、今年のドラフトで東都大学リーグ出身投手のドラ1指名は全くなかった。
極端すぎる…。
管理人が以前に書いたように、マスコミが好んでつける「高校ビッグ3」とか「大学ビッグ4」とかそういう「勝手な称号」と同じ類のものなんだろうけど、スカウトの方々もそれに踊らされている部分があるのでは、と思わざるを得ない。
やっぱり「即戦力」ってほんとに難しい。
ファン側も「大学球界ナンバーワン投手」とか「最速〇〇キロ右腕」とか、そういうのは眉唾もので見た方がいいのではないか。
入団してすぐトミージョンってさすがにヤバイ。
手術した後は腱が頑強になって、手術前より強いボールが投げられるようになる、とは聞くけど、結局手術してリハビリする間も球団が経費負担しないといけないわけで、その間の投資金額はバカにならない。
本人のせいではないとは言え、球団に負担をかけた分はきっちり成績で返してもらわないと。