★「オープン戦まだ2勝。『それでも大丈夫』は、本当に大丈夫か?」 | 阪神タイガース超応援日記2024

阪神タイガース超応援日記2024

今季のスローガンは「A.R.E. GOES ON(お~ん)」。
想像を絶する貧打。
バタバタと倒れていく守護神。
どこまで落ちるのか?

古くからの阪神ファンは心配性なんです。

なぜって、やっぱり土壇場でのダメ虎の姿を知っているから。

 

1963年村山小山のWエースの投手力で優勝した翌年の1964年も、1985年に圧倒的な打撃で優勝した翌年の1986年も、2003年優勝の星野阪神の後を受けて就任した岡田監督の初年度2004年も、JFKを擁して優勝した2005年の翌年の2006年も、すべて阪神は優勝を逃している。

 

少なくとも2リーグ分裂後の阪神は、隔年優勝はあれど、連覇はしていない。

球団史上ほぼ初めての事にチャレンジする、という事である。

巨人は言うに及ばず、中日、広島、ヤクルトはそれぞれ連覇をしている。

東京に対抗し、関西では大きな人気を誇っている阪神が、連覇がない、そもそも優勝回数が少ないというのは大変寂しい事である。

 

過去、よく言われていたのが、やはり優勝すると選手たちが緩んできて、翌年決まって調子を落とす、という事だ。

タイガースを取り巻くマスコミや財界、タニマチ連中が、選手を甘やかし、また接待攻撃でひっぱり回し、その影響で選手たちの緊張感がなくなる…、なんて事が想像される。

 

しかし、今季はトレーニングのために優勝旅行を辞退したいと申し出るとか、旅行先でトレーニングするとか、気が緩む事なく、連覇に賭ける選手も少なくなかった。

岡田監督も、若手や控え選手には厳しいが、主力選手は「大人扱い」し、佐藤輝明を除いてそれほど厳しい言葉をかける事はなかった(もちろん、岡田監督は選手には直接言わず、コーチをどやしつけるタイプだが)。

 

それはそれで別に構わないと思う。

そうは思うのだが、ここまで勝ちにつながらないとなると、本当にみんなちゃんと調子を上げてきているのか、と不安にならざるを得ない。

 

先の巨人戦で大炎上した伊藤将司は少しずつ調子を上げてきているが、150km/hの直球のみを連打された才木、昨日のソフトバンク打線に火だるまになった昨季のMVP男村上など、頼みの先発陣にも不安が尽きない。

 

バッターでは、昨季最多安打のタイトルをとり、今季は「首位打者を狙う」とフルスイング打法に取り組んでいる中野が、26打席連続無安打、昨日のソフトバンク戦では5三振とからっきしダメ。

おそらく今季も近本に次ぐ2番打者なので、そこまでフルスイングにこだわる必要はないと思うし、後に控えるクリーンナップのために、まず進塁打を基本に考えてくれないと、結局「無死一塁」が「一死一塁」となる恐れがある。

森下がフルスイングして三振するのはいいが、中野がフルスイングして三振するのはちょっといただけない。

そういう「つなぎの意識」を忘れた自分本位のバッティングをしていく事が、チームの崩壊につながる。

 

岡田野球の基本は、守りを中心としたスキのない野球である。

初球盗塁のサインに全く対応できず、好機に三振をした福島圭音を2軍に叩き落したのは、チームの勝利に貢献できないプレイが続いたから。

 

三振では何も始まらんのよ。

気の緩みもいけないが、「いっちょうやったるか」みたいに過剰な挑戦をするのもちょっと考えものだ。

中野は割と淡泊なバッティングのする選手(岡田監督の前は早打ちで有名だったし)。

首位打者なんて狙うべきではないと思う。

 

佐藤輝明は本当に分からない選手だが、悪い時の原因が多少分かっていて、立ち直りも出来そうだから、まだいい。

心配なのは大山である。

打ち頃のボールを待って「あわよくば」四球で歩くというのは悪くないけれど、その打ち頃のボールの仕留め方が非常に悪い。

2020年の28本塁打を打った時が大山の完成形だと思う。

あのスムーズなバットの出、どこにも力の入っていない自然なスイング、最近はほとんど見られず、強引に引っ張ってバットが波を打っているのが目立つ。

岡田監督はどこまで我慢するのだろうか。

 

他の球団が調子を上げてきてるのが目立つ。

もちろん、オープン戦はみんな探り探りであり、「今の内だけ打たせとけ」作戦もあるのかと思う。

ただ、エラーだの、四球だの、基本的なミスが阪神に多いのが気になる。

 

本当に、本番できっちり仕上げてこれるのか?

今出来ない事が、果たして開幕してから出来るのか?

せっかく気持ちよく臨めるシーズンだと思っていたのに、実は不安だらけだ。

 

野球関係者も「それでも阪神は大丈夫」と言っているが、これって阪神を油断させようとするアンチ阪神勢の仕業ではないのか。

気になってなかなか安心していられない管理人の今日この頃である。