管理人が2020年2月15日に書いていたブログを、何の気なしに、久しぶりに読んだ。
ちょうど山本昌氏がキャンプに臨時コーチに訪れ、藤浪晋太郎を指導した時の事を書いていた。
もしタイムマシンに乗って、その時の管理人に「藤浪は2023年にポスティングでメジャーに行くよ」と伝えたら、「えっ?まさか、嘘でしょ」となるだろう。
まぁ世の中何が起こるか分からない(苦笑)。
管理人の嫁さんは、旦那が阪神ファンなのを、ある時は好意的に、そしてある時は冷ややかに見ている。
そしていつも同じギモンを持っている。
「何でみんな、藤浪クンにそんなに期待するの? めちゃめちゃノーコンやん? 全然勝ってないやん?」
そう。
そうなんだよ。
今の晋太郎を見たら、誰もがそう思う。
しかし、だ。
藤浪晋太郎は、大阪桐蔭高校3年生時代に甲子園で無双し、春夏連覇を成し遂げた。
阪神にドラフト1位で入団し、1年目から3年連続2ケタ勝利して、3年目に14勝(7完投4完封221奪三振)、最後の登板試合で勝てば15勝で最多勝、200イニング達成で沢村賞受賞ではと(管理人に)思わせたほどの投手となった。
今の若いファンには信じられないかも知れないが、2005年の優勝が見る影もなく当時弱かった阪神は「藤浪でしか勝てない」と言われていたのだ。
藤浪晋太郎は、当時同じ世代の中の投手としては、もう一級品だったのだ。
あの大谷翔平でさえ、「投手としては藤浪晋太郎の方が上」と言われていたのだ。
投げれば、常時150km/h超えはおろか、160km/hまで達する豪快さ。
ほとんど大きな故障のない丈夫な体。
何球投げても衰えない驚異のスタミナ。
これで、期待しないはずがない。
四球だってもとから多く、多少の荒れ球であれば、あの野茂英雄だって同じようなもの。
だって14勝の年も、82四球に11死球、9暴投してるし、いずれも自己最多。
しかも221奪三振で、両リーグで唯一の200奪三振超えで最多奪三振のタイトルを獲っている。
細かい制球力で抑える投手とは真逆の、四死球を出しても暴投しても、力で抑えればいいんでしょ、というのが藤浪晋太郎だった。
なんだけどねぇ。
右にボールがすっぽ抜け出してから、おかしくなった。
今でも管理人は言うが、彼はイップスではない。
イップスだったら、そもそも時々「いい投球をする」事が証明できない。
(ちなみに、彼の一塁送球はおそらく「イップス」である。そもそも上から投げると必ず暴投するので、下から投げるしかない。「いい送球をする」事が全くないからである)
「いい投球をする」結果があるのであれば、それを分析し、それと同じ状況を出来るだけ続ける。
「どうしたらいいか分からない」わけではなく、少なくとも「いい結果を何度も続けてみる」という試みは出来るのである。
だから管理人はやっぱり大谷やダルビッシュのように、もっとテイクバックで右腕を畳み、出来るだけ右腕を早く前に出す事をやって欲しいと思うのだ。
晋太郎はどうしても投げる前に右腕を引いた後、腰の反対側まで回ってしまうので、右腕が遅れて出てくる。
腰が先に開いているせいで、腕が体の前に行く前にボールを離してしまう。
右にすっぽ抜ける。
まだ若かった頃、晋太郎は投球モーションの際に左足を上げた時、グラブに一回当ててから投げた時があった。
あれも投球リズムをとる上で、重要な事だったのではないか、と。
今は腰以下の下半身が前に戻る動きと、上半身がボールを打者に向かって離す動きがバラバラでタイミングが合ってないように思う。
これらは、精神的な問題とは全く別次元の、メカニズムの問題。
誰が見ても分かる。
それさえ治れば、ちゃんとリリースポイントさえつかめれば、あの直球は誰にも負けない。
みんなそう願う。
だから、プロアマ問わず、期待するのである。
とこれまでツラツラと書いてきたけど、2020年2月に書いている事とあんまり変わってないんだよねぇ。
「今季の藤浪晋太郎から目が離せない」、と言ったシーズンは1勝6敗防御率4.01だった。
違う意味で目が離せなかった(苦笑)。
晋太郎はイニングを追う毎にひじが落ちてきて、腕が横振りになるのが「よくない」、とも言われている。
だったら、いっその事サイドスローに転向すればいいのではないか、という声もある。
ただそれもリリースポイントが右に寄っている以上は同じ事だ。
このままの形で、なるべく中継ぎで成功する、という経験を積んでいくのか。
あるいはもっと制球を良くする(当然先発投手へ復帰する)ために、今の形を変えるのか。
人の意見を一切聞かないとしたら、だったら自分で進む道を決めるしかない。
プロだから、誰かの意見に盲信する必要はないが、成功している人を少しでも見習う気持ちがあるのであれば、今のままではダメだと分かるはず。
いいピッチングをすると、そりゃベンチはホメてくれるのかも知れないが、翌年の契約を決めるのはフロントである。
晋太郎に伸びしろがないと分かれば、たとえあと何回か中継ぎでいいピッチングをしても、簡単に切られる。
変わるか、変われないか。
いよいよ藤浪晋太郎に選択が迫られている。
ただ、前に書いたように、自分が「これは挑戦だ」と思っているうちは、ダメだろう、と思わずにはいられない。
嫁さんに呆れられてもいい。
藤浪晋太郎にもう一度花を咲かせてもらいたい。
なんたって、管理人が一番好きな選手は藤浪晋太郎#19なのである。
日本人も、そしてアメリカ人もみんな期待してるんだ。
こんな成績で、日米問わず野球人に期待されている選手なんて、そうはいない。
諦めず、前を向いて、そして自己評価の高さはとりあえず置いといて(苦笑)、少しあせって、頑張って欲しい。
#阪神タイガース
#藤浪晋太郎はこのままで終われない
#藤浪晋太郎はイップスではない
