3年目のシーズンを迎える前に私は1つの研究室を立ち上げました。


      《A.T.R》

A=athlete(アスリート)
T=training(トレーニング)
R=researcher(研究者)

Training Researcher of the Athlete
(アスリートのトレーニングを研究する者)

頭文字をとってA.T.Rを設立いたしました。

            代表 新美大介



A.T.Rはさまざまなスポーツトレーニングをあらゆる面から研究し、最高のパフォーマンスを提供できるように選手をサポートしています。
主に陸上競技(A.T.R TC)を中心に研究活動をしています。
その他さまざまなスポーツ選手のトレーニング相談、トレーニングメニュー作成、トレーニングサポート、身体のケアを中心とした新美トレーナーオリジナルのバランスコンディショニングマッサージでのケアなどを行なっています。


現在、陸上競技選手・プロ&アマチュア競輪選手・多種スポーツ選手・筋力トレーニング者などをサポートしております。


今後とも宜しくお願いいたします。
東海新人戦が終わり。

私は彼女と東海新人戦のレースについてミーティングをしました。
①なぜ負けたのか?
②なぜラウンド事にタイムが落ちたのか?
(向風の数値をその時のタイムから引くと約95%の確率で無風状態での本当の自身のタイムで走る計算ができます。逆に追風は足す事になります)
③弱い所は何か?
この3点を冬場のトレーニングでクリアーできる身体をつくりあげようと話し合いました。



11月中旬、地獄の冬が始まりました。




まずは3点の問題をクリアーする方法はこの3つだと私は考えました。
①200mを走り切れるだけの走力
②100mを走り切れるだけの筋力
③1本1本の絶対的集中力
私はこの3つを彼女に身に着けさせる為に、シンプルイズベストな地獄のようなトレーニングをあたえて行なう事を決めたのです。



例えば(200m+200m+200m×1 +は100mウォーク)です。極めて簡単そして楽そうには思えますが200mは全てMAXです。タイムは計りません。その代わりに30m先から約26秒0台程度で走り出す走者を3本共必ず抜くというのが課題です。



上記に上げた地獄のトレーニングは氷山の一角。


彼女は本当に涙を何度も流しながら苦しい冬を乗り越えてくれました。

この地獄のようなトレーニングを乗り越えれたのも、指導者の私だけの力では無理でした。
私達は三重の桑名ひだまりの丘陸上競技場を拠点にしてやってきました。この競技場では三重県で活躍されている多くの競技者、指導者、ランナーの方々が私達を受け入れてもらい見守られ助けられてきました。

彼女は私が学んだ愛知県の陸上を学び、そして三重県の陸上から力を頂き、心身共に最高の身体を手に入れて3年目のシーズンを迎えるのでした。
2年目のシーズン。

彼女は私の想定していた通りに力を着けていきました。

《東海高校総体》

予選 12秒34(+2、3)

準決勝 12秒39(+0、0)

決勝 12秒49(+0、3)


  東海高校総体女子100m8位入賞

100m決勝進出を果たし残念ながら8位という結果に終わりましたが高校生は記録ではなく(勝負)勝ち進む力と絶対的集中力の大切さを学ぶ大会となりました。

※インターハイへ行けなかった事は想定内の結果で、あくまで全ては3年目だと考えていました。私は逆に想定外の急激な成長や結果(記録・順位)が着いてくると必ず選手は身体と心がその結果に追いつかづスランプに陥るので、私は必ず選手には一つ一つクリアーできる課題を与えていく事を大切にしています。




そして新人戦へ向けて夏場の身体づくりで走力・体力共にパワーアップした身体を披露する時がきました。ここからが3年間計画の本当の力を出していく始まりです。




《岐阜県高校新人戦》

予選 12秒40(-0、9)

準決勝 12秒40(-1、8)

決勝 12秒35(-2、3)


  岐阜県高校新人戦女子100m優勝

彼女は県内選手とは明らかに違っていました。何がといえば表情を見ればわかりました。県内レベルでの目をしてませんでした。目は東海・全国を向いていたのです。格段のレベルの違いを感じさせる走りを披露して100m完全優勝。相手は独りもいませんでした。



《東海高校新人戦》

予選 12秒27(-1、7)

準決勝 12秒28(-0、9)

決勝 12秒20(+0、1)


 東海高校新人戦女子100m2位入賞

《予選》強い向かい風の中でいきなりベスト記録を更新し東海レベルのレースで負けていない、勝てる自分を確信したのです。

《準決勝》やや硬くなりましたがセカンドベスト記録を向かい風の中で出して全体トップタイムで通過。

《決勝》抜群のスタートが決まり80mまではトップを走っていましたが、残り数メートルで東海大翔洋高校の高山選手に交わされベスト記録をさらに更新しましたが2位という結果に終わりました。

2年目ココが一番、3年間の重要なレースの1つとなる東海高校新人戦。私はこのレースの優勝者のみが来年のインターハイへの切符を約束できると考えていました。
彼女には「絶対に優勝。」この事しか考えさせていませんでしたし私自身も優勝しか狙っていませんでした。
最後の最後に詰めの甘さが出てしまい悔しい結果となりましたが、この東海レベルのレースを経験する事で来年=最終学年でこの決勝に残った選手+新1年生が加わった東海総体での戦い方勝ち方、今自分に何が足らなかったのかを反省し最後の冬季へ挑む事ができるのです。