行ってきましたイビサ島。
地中海に浮かぶイビサは、ヨーロッパ各国からビーチとクラブを求めて
たくさんの人がやってくる島。
ハワイやバリのようなお決まりリゾートから、無名のアジアの小島まで、
とにかくビーチが好きな僕はあらゆる島々に行ってきたが、それでも
このイビサ島には新鮮な驚きと、ワクワクと、最高の満足感をもらった。
人生20回目の出国にして、こんな所に行けてよかった。
というわけで、このブログで紹介してみようと思いますが、
帰ってきたのも束の間、明日から東京出張なので、今日は序章編。
イビサ(国はスペイン)へは、直行便はもちろんないので、
パリやバルセロナなど周辺の都市でトランジットすることになる。
福岡からだと、さらにヨーロッパまでもアジアで経由が必要なので、
今回はシンガポール経由で。
シンガポール航空は各席に映画を見たりゲームをしたりできる
液晶&コントローラーが付いているので、すごく快適。
2年前くらいに乗ったときより、明らかに画面のサイズがでかくなってる!
すでに10インチくらいあり、画面横にはLANやUSBジャックまで。
この勢いだと、すべての座席に「i pad」が埋め込まれる日も来そうだ。
(コストを考えるとi padの類似商品になりそうだけど)
ところで、
僕はトランジットがある場合、なるべくそこに1泊したり、
数時間でも街に滞在できるように飛行機のスケジュールを
組むようにしている。
乗り継ぎは時間のロスにはなるけど、いろいろな街を見れるのは
刺激があるし、行ったことがある街でも再発見があって楽しい。
シンガポールでは、アジアっぽいものを食べようと、街へ。
なんでアジア人のデザインってこうなっちゃうんだろう・・・。
これは置いておいて・・・
政策的に都市を整備しているシンガポールの街並みはたしかに
キレイではあるが、ヨーロッパの建物デザインをコピペしているので、
なんだかすごく違和感がある。
で、次はパリでもトランジット。
やっぱりパリの街並みは圧巻。
整理された都市計画と、統一感のある建物、年月を経て出た味わい、
そしてメンテナンスの継続がここまで魅力を高めているのだろう。
日本とのこのクオリティの違いをどう受け止めたらいいのだろう?
と少し残念な気持ちになったりもする。
「ヨーロッパの人はみんなセンスが良いから!」
という理由だけでもないだろう。
たしかにそれはあるが、日本にもセンスの良い人はいるだろうから、
センスの良い人が、都市計画を決める人(つまり行政)にいなかったり、
デベロッパー(もしくはデベから仕事を受ける設計事務所)にいなかったり
するのが問題だ。
(実際には「いない」というより「少ない」という方が正確。)
他にもいろいろ理由はあると思うけど、とにかく魅力ある都市を
作っていくのは永遠の課題だ。
デベロッパーという仕事をやっている以上、作ったものと、
それが都市に与える影響まで自信を持てるものを作りたい。
というようなことを考えながら、パリを後にした。
ここまですでに、家を出てから37時間!
さすがに移動しすぎ&飛行機乗りすぎで疲れていたが、パリから
イビサ行きの飛行機に乗ったらそれは吹っ飛んだ。
飛行機の中が、すでにクラブみたいになってる!
というのは言い過ぎだけど、BGMは明らかにクラブミュージックだし、
アフロな人たちが多くなってるし、到着が近くなったら
乗客はみな歓声&拍手で、そのテンションを押えきれない模様。
長い道のりを経て、ようやくイビサへ辿りついた。