D14 9回目,最後の採卵。期待通り。 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

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ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

8時に病院入り。

診察室の1部屋を借りて、凝固因子製剤(コンファクトF)を準備。


8時20分頃に、頼りにしている認定看護師さんがルートを入れに来てくれました。

他の人にはない、採卵前の一仕事。

4年前、止血のための因子が足りないから、採卵は出来ないと言われて、路頭に迷ったこと。

この薬を、採卵前にすると決まった瞬間と、どうするかを一緒に考えてくれた先生、看護師さん。


あー、この部屋で、この作業をするのも最後だな。

と、私にとって、採卵ができるまでのハードルが高かっただけに、感慨深い思いになりました。

8時45分。

トイレをすませ、術衣に着替える。

硫酸アトロピン筋肉注射。

9時。

時間通りにベテラン先生が現れ、ソセゴン、セルシン。。。

私のマスクがはずされ、酸素マスクに変えられました。

過換気で呼吸が苦しい!

と、思っていたら、別世界に飛ばされる。

どうやら、ケタラールが入れられたようです。

赤い、黒い、白い世界。

高熱でうなされながら見る夢のような、、、でも時々、卵子を吸引するブーンという音が聞こえて、

あ、今、採卵してるのか?

体が宙に浮いているようで、

もう、このわけのわからない状態に身をまかせるしかない。

先生の

「はい、終わりにしよう」

と言う声と、

「それは何個卵が採れかによって。。。」

と、誰かと話している声が断片的に聞こえました。

リカバリーにつれて行かれて、頭は、色々と考えているのに、体が金縛り状態。
前回、術後に無呼吸になったから、そうならないか心配しながら、でも、私の指にはSATモニターがついていない。

これじゃあ、無呼吸になっても気づかないじゃないか!

寝てはいけない。

息をしなくては。息をしなくては!

低酸素で脳にダメージを起こしたりなんかしたら!!!と、恐怖にかられていました。

隣の部屋では、既に次の採卵が始まっていました。

私の胸が変で、モニターがピンコンピンコンなっている。

不整脈がかなりでているな。。

と、思いながら、隣の採卵室から看護師さんが顔を出し、「モニターうるさいけど、気にせんでええから

と、声をかけられました。

私は気にせんけど、気にしといてやー。と思いながら、

3人目の採卵が始まった頃、(たぶん10時すぎ?)やっと、目が開けられるようになり、でもまだ世界が回っていた頃、トイレに行きたいと気付きました。

血圧をはかりに来た看護師さんに、伝えると、まだ、動けなさそうだからと、管で抜いてくれました。

静脈麻酔での採卵の、過去4回中3回導尿されてる。。。

しかも、後で、採卵についたナースに聞くと、着替える直前にトイレへ行ったにも関わらず、採卵前にはかなりたまっていて、採卵前にも一回、おしっこを抜いたとのこと。

えー!!

前にもそんなこと言われた記憶が。。

私にとっては移植もトイレとの戦いですが、採卵もトイレとの戦いです。

緊張からか、コンファクトFのせいか。。

麻酔のおかげで理性があまりないのが救い。

そのうち、隣のベッドの人は、麻酔なし採卵だったようで、何事もなかったように2時間の安静解除と共に、帰っていきました。

私の点滴やモニターも12時すぎにははずされて、

いつもの、「いつでも帰られると思ったら帰ってー」の状態。

夫が迎えに来るのが15時だったので、昼からの移植後安静の人のためにリカバリーから場所を移動して、15時ぎりぎりまで寝かせてもらいました。

自宅に帰ってからも動けず。

お腹いたい。まるで高熱があるかのような倦怠感。

お風呂にも入らずに寝ました。

静脈麻酔、命の危険を感じるわ。

怖いわ。

もう、しないわ。

肝心の私の卵ちゃん、9個採れました。

10個狙いだったので、期待以上でも、期待以下でもない。

このうち、何個正常受精してくれるか。。。

何個分割してくれるか。。。

月曜日採卵で、胚盤胞にはできないから。。ちょっとテンション低いですが。

今日から一週間、卵巣腫れてるので病休です。

卵のその後がわかるのは、来週の月曜日。

それまでゆっくりして採卵の疲れを癒します。