最後の処方 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

1月の採卵に向けて、コンファクトFをもらいに行ってきました。

この薬は、採卵の時に出血しすぎないようにする薬です。

自費の採卵のために使うので、同じ病院で出すと自費になる。と言うので、奈良の病院までもらいに行っています。

薬をもらうための受診は今回で9回目。

先生に

「これで最後になると思います」

と、伝えました。

「ええっ?やめるんですか?」

と。

「もう、採卵も9回目ですし、お金も500万ぐらいかかったので、そろそろ。。。」

「そうかー、保険効かんからなぁ。厳しいねぇ。」

「次にかけます」

と、言って診察室を出ました。

今日のお会計は、0円。公費負担です。


本当の今日のお会計は、13万8460円。

3割負担で4万1538円。

負担額100%で支払いすることになれているので、負担額0%はなんか、悪いことでもしているかのような気持ちになります。

こうやって、保冷で持って帰るのも最後か。。。


人の血液から作ったものを、自分ちの冷蔵庫に入れるなんてキモチワルイ!と、思っていた頃がなつかしい。

冷蔵庫の血液製剤 2012.5.

ケーキ?いや、血だ。。。あつ!ケーキだ! 2012.6.

こんな嫌なものでさえ、もう、愛着を感じます。

これを使うときは、毎回、期待に満ちあふれていました。

毎回、これが、最後だと思っていました。

が、今回思っている最後は、どっちにころんでも、もう、本当に人生で最後の採卵という意味なので、重さが違います。

いい最後になやますように。

多くの応援してくれている人たちによい報告ができますように。