人の『自殺』についていろいろと思ったこと…
『自殺』について…
今日、京浜急行で人身事故が起きた…
そのおかげで普通電車の特急待ち合わせの時間が遅れ、その分私も待たされた。その駅がJRなどの他社線接続駅でもなかったことから振替輸送を企てても意味がない。十数分は待たされた。それでも早めの電車に乗っていた分私の場合は大事にならずに済んだが…大変な思いをした乗客にはたまらなかったに違いない。案の定大変な混乱に巻き込まれた人も多数いたようだが、直後に知った情報では一時間半も駅で釘付けになった人もいたそうだ…
駅のアナウンスによれば、やはり人身事故だったという。
聞けば、こういうとき結構駅員に詰め寄る乗客も多数いるらしい(私にはそれを目撃した心当たりはないが…)。
しかし断っておくが駅員に当たるのは筋違いである。鉄道サイドに落ち度がない限りは彼らこそが一番の被害者だからである。
こんなとき…私がまっさきに思うことは「未遂も含めて自殺を企てての出来事なら絶対に許さないぞ」ということだ。
人身事故にも当然いろいろある。自殺系以外でも踏切でトラックなどが脱出できずに衝突するケース…あと最近の例ではスマホに気を取られて巻き込まれてしまったとか…
しかし、結果的に人に迷惑をかけてしまったことであっても…自殺系以外であればある程度は仕方がないというか、人を責めても仕方がない、との思いがある。例として挙げたケースで言えば…トラックの場合なら車体の長さや踏切を出るときのタイミングなどの判断の甘さこそあれ危険だけは最大限避けよう、との思いはあったはずだ。また、スマホのケースにおいても…どういう状況で事故に発展したのかは知らないが、考えられるのはたまたまうっかりドジをやらかしてしまっただけであって「人を巻き込む」とかそうした発想などはかけらもなかったはず。その意味で「魔が刺した」と思うしかないと思っている。
だが残念ながら昼過ぎになって、どうやら電車に飛び込んでの自殺ということが確認されたらしい。
そうであれば最悪の結末である。これにだけは同情など断固としてできない。
その理由は後述するが、これ…やった本人からすれば「お前らなんかにオレの気持ちなんかわかってたまるか!!」だろう。いやわからなくもない。自分が同じ立場に立てばどうなるか、それに当てはめればいい。そうすれば完璧にはわからなくともある程度の察しはつく。おそらく良くも悪くも平凡な市民にはまず想像もつかないくらいの追い詰められた、希望の見いだせない、文字通りの八方塞がり状態に近い感じだろう。そんな状況下では自分だって冷静でいることはできないだろうし、やはり自殺を考えるかもしれない。
だが、それでもだからといって許すことなど断じてできない。その理由はもちろん
「関係ない人まで大勢巻き込んだから」である。
自分が不幸すぎるからといって人まで巻き込んでいい、そんな理屈は絶対に通らない。そんな考えでいたならその人自身が人としての自分を完全に自らの手で落としたことになるからだ。そんなやつのそんな行為が多くの人の足を最大一時間半も封じ込めたことになる。
その中に「電車が普通に走ってさえいれば親の死に目に間に合った」「受験勉強に万全の手を尽くし、あとはイメージ通り回答するだけ、というところまで持ってきたのに、大幅に遅刻はするし、冷静に試験問題に対処できなかった…」その試験にもし落ちた、ともなったら一生恨むであろう。恨まれたって文句なんか言えない。恨むのが当然の人情というものだ。
そういう人がもし本当にいたら、どう責任を取るのか、というのが一つの結論なのだ。場合によっては取り返しのつかないことにだってなってしまう。
だからこういう死に方だけは「男を下げる」ならぬ『人を下げてしまう』。
だから、どんなことがあってもこんな死に方だけは絶対に選んではいけないのである。
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自殺をすること自体…私だったら「何が何でも止めよう」という気にだけはならないような気がする…
それは先にも述べた通り…自分が同じ立場だったら私だって自殺を考えるかもしれないからである…
そうしたことを考えると、これから死のうとしている人間に何を言っても無責任になってしまうような気がするのである。それは、その人にとってはもはや人の言うことなど聞いてその意図を解釈する余裕などなく、周りが見えなくなっているあまり何を言ってもその人自身が自分と全く同じ経験をしている、というようなケースでもない限りどんなに誠意を尽くして話しても無責任にしか響かないであろうからである。
しかしそれでも、過去説得して食い下がったケースはある。実際に自殺してしまった友人がいたのだが…数日前か?数週間前か?よく覚えていないが相談を受けたことがある…いや、相談を受けたのか…悩んでいる友人に私からアイデアみたいなことを話しにコンタクトを取ったのか…あるいはなにか別の都合で話を合わせたらこんな話になってしまっていたのか…そのうちのどれなのかすらも覚えていないが…
正直、このときも気持ちとしてはダメ元だった。彼のどうにもならない八方塞がりの状況を把握していたからだが…しかしそれでも食い下がったのは友人として話を聞いている以上、少しでも希望だけは与えなければダメだ、と思っていたからだ。しかしこれは友人として当然の行動だろう。
もっとも、案の定彼には何を言っても響かなかった。この時点ではまだ「自殺」などという言葉は発していなかったが、完全に希望を失っていたのは明らかだった。「これではいつか自殺を考えてしまうのではないか」と察した私は「もしそうであっても、ならせめて生きている間だけでもなにか明るい希望を見いだせるような方向に持っていこう」と思いながら話をしてみた。今何を言っても否定的であったって数日たったら落ち着きを取り戻し、考えてくれるとかもあるかもしれない…少しでもそののぞみを託しながら…
しかし…とても埒があきそうにない。それどころかとりつくしまもないくらいである。何をいっても「いや…それはこういうことがあるからだめなんですよ、ロッキーさん!」「いや…それを考えても今度はこういうことになるんですよ、ロッキーさん!」
何を言ってもこんな感じの繰り返し…
まるで…あえて自分の不幸を自己暗示しているような感じさえあったほどである…
仕方なく、冷静さをいくぶんか取り戻すかもしれないであろう期間まで待って、折を見てまた話をするかと考えて電話を切ったが…結局その会話を最後に帰らぬ人となってしまった。
絞殺による自殺だったという…
だからもう…こんな状況になってしまっては本人が自分で希望を見出そうという気力を出すような方向に持っていくしかないのである。かつ、本人が自分から変わろうとしない限り無理なのである。つまり、もう自己責任の問題でしかないし、そこに託すしかないのである。
それは…もうその時点で普通の人とはかなりかけ離れた状態に追い込まれていたからである。故人のためにも具体的な内容についてはコメントを控えるが…私だったらああなったら立ち直る自信はそうそう持てない。あれでは確かに生きている事自体が苦痛でしかないし…彼のあの自ら希望をへし折るようなものの言い方にも困るが…と言ってじゃあ打開策もほとんど見当たらない…文字通り「打つ手なし」。
それだけは口にしておこう。
だから、私には自殺を企てている人に対して、本気では「死ぬな!」とは言えないのである。
(もちろんそうなってほしくないのはやまやまもいいところであるが)
そう…それにもその人にしかわからない事情があるのだ…だからせいぜい、それでもなんとか希望だけは持てるように話をすることで食い下がるが、できてもそこまでなのである。
自殺したい人には常人にはわからない辛さがあるのだ…いや、おそらく私にも理解はしきれまい…私の場合はお世話になっている友人がたくさんいるが、その人にはそういう人すら限られているか、一人もいないか、だろうからね…
だが、問題はここから。だからといって「俺の自殺で人の足が封じられた?それがなんだって言うんだ!?そんなの俺の知ったことか!?人を巻き込んだからなんだと言うんだよ!?そんなの俺には関係ねぇよ!!」
電車に飛び込んで関係ない人の足まで封じ込めるやつにそんな感情がなかったとは言わせない。だったらなんでそんなやり口を選んだ!?はっきり言って最低だ。
そして、一番見苦しい死に方だ。文字通り「晩節を汚す死に方」以外の何物でもない。
そして、もし私が自殺を意識してもこういうやつの死に方だけは絶対に真似ない!!
真似てはいけない!!
私がそういう人の立場だったら「みんな、俺の分まで幸せになってくれ」とでも言いながら…ひっそりと消えていく…正直、そうできるかどうかもわからないが…そうありたいと願っている。間違ってもこんなやつらと同じ死に方など絶対にしない!
固くそう誓っている。
北里柴三郎氏が生前こんなことを口にしていたらしい…「死ぬときは、誰の世話にもなりたくない」
別にそこから影響を受けたつもりもないが…おそらくそれと似たようなものだろうか…
要するに、大事なのは「もう生きていたくない。でも人を巻き込むのは最大限避けたい」という気持ちがどれだけ持てるのか、ということなのである。
だからこんな死に方をするようなやつにそんな気概などあろうはずがない!
そして、こんな死に方をするようなやつに
「感謝する気持ち」
そんなもの、あろうはずがない!
あれば、こんなやり方など果たして選択するのだろうか!?
人身事故と聞くたびに私がカチンときていた理由はこれだったのである。
(今回のことで自分の中でもはっきりまとまったが…)
加えて、(私の思い込みかもしれないが)一時期人身事故というと、こうした形の自殺が結構多かったからかもしれない。
なお、余談だが私自身も自殺(未遂だが)の現場を目の当たりにしている。ホームからスルスルと降りて電車の前に大の字に立ったのである(ひょっとしたら自殺というより電車を止めるためのイタズラ?見事に取り押さえられて罵声を浴びながら駅事務室へ連れて行かれたが…それにしてもマヌケなほど真正面から堂々とやっていたものである…)
こんな腐った魚のような辛気臭い話で恐縮だったが…自殺による人身事故というのをこれを読んだ機会に考えてほしい。
そして…もし自殺を今後企てるような人がいたら…(いないに越したことなど言うまでもないが)間違っても電車に飛び込むような死に方だけは絶対にしないでほしい。少なくとも関係ない人を巻き込んでその人たちまで不幸にするようなことだけは最大限避けるよう考えてほしい。
それが…今回のこのブログの筆者からの切実な願いである…
Rocky


















