昨年のドラフトは大学生投手8人が1位指名されましたが、大学生野手で1位指名されたのはロッテが外れ外れ1位で指名した明大の上田内野手だけでした。
この年の大学生野手は2位指名でも日本ハムが上武大の進藤捕手を指名しただけで、めぼしい野手は高校生の時に根こそぎ指名されていたのかと思える程です。
阪神は2019年のドラフトで高校生野手の井上、遠藤、藤田を指名しましたが、伸び悩む大砲候補の井上を尻目に大学で急成長した同世代のスラッガーがいなかったのは意外でした。
投手の西純と及川は同級生の下村、椎葉らアマで腕を磨いた新人の追い上げを受けて切磋琢磨していくと思いますが、野手は高卒組を焦らせる後発組がいないのは寂しい限りです。
野手が人材難なら井上を2位指名した阪神の姿勢は間違いではなかったと思いつつ、野手を上位指名するならバットにボールを当てられる選手を連れてこないと…とも思いました。