阪神は10日の巨人戦を5対2で勝ちました。
阪神先発の才木は7.1回2失点で6勝目を挙げましたが、既に10勝している巨人のエース戸郷(6.2回3失点)との投げ合いを制する価値ある白星でした。
阪神は0対1で迎えた7回表に戸郷の一塁牽制を中田が逸らして1対1の同点、更に近本の2ランで3対2と相手のミスから一気に逆転しました。
阪神は9回表に代打原口が巨人高梨から2ランを放って5対2にして、その裏はケラーが締めてチーム7連勝を決めました。
岩崎は休養でベンチ外でしたが、これまでビハインドが主だったケラーに9回を任せるとは予想外でした。
ケラーは家庭の事情で登録抹消されて帰国したのは残念ですが、ケラーの代わりは途中加入したブルワーが務めてくれるでしょう。
才木は休養させても投球が見違える程に良くはならないので、制球がアバウトでも球さえ走っていれば…と割り切るのがベターかもしれません。
戸郷は129球で降板しましたが、前回のヤクルト戦では149球を投げて1失点完投勝ちするなど昔ながらの「エースは先発完投」を地で行く起用法が徹底されています。
巨人が歴代エースに課してきたスタイルですが、その結果が直球で勝負できなくなった今の菅野の姿でもあるので、エースに限界まで投げさせる酷使は一考が必要かもしれません。