阪神は7日のヤクルト戦を4対6で負けました。
阪神先発はソフトバンクから移籍したばかりの二保でしたが、初回4失点の乱調も2回以降は無安打投球で5回を4安打3四死球で4失点。
二保が「鳴尾浜で149キロを投げた」というネット記事もありましたが、初回の乱調を除けば140~143キロの直球と多彩な変化球のコンビネーションで抑える技巧派でした。
自分のフォームと格闘して制球が定まらない藤浪や齋藤と比べたら、ベテランの二保は使いやすい投手になっていきそうです。
試合は1回表にサンズが先制2ラン、その裏に二保が4失点して2対4になり、5回表に佐藤輝の同点2ランで4対4の振り出しに戻りました。
8回裏に齋藤~岩田~石井大が2失点して勝ち越されましたが、6~7回は藤浪~及川が無失点だっただけに8回に岩崎を出さなかったのが悔やまれます。
交流戦後の阪神は負け試合が続いて勝ちパターン以外の中継ぎ投手を多く使ってきましたが、ビハインドで好投しても僅差では崩れる齋藤と石井大は評価が難しいです。
及川は自分の投球をコントロール出来ている印象で150~151キロの直球にも威力がありました。
手痛い敗戦をした阪神ですが、サンズのダイビングキャッチや佐藤輝の矢のような二塁への好返球、中野の絵に描いたようなお手玉など守備でも見所がありました。
中野はミスしても表情が変わらず以後のプレーに引きずらないメンタルの強さは次に期待を持たせてくれます。