アニメ「ヴィンランド・サガ」最終回は、アシェラッドが故郷ウェールズを侮蔑したスヴェン王を謁見の場で斬首、そのアシェラッドをクヌートが討ってデンマーク王となる衝撃の決着でした。
スヴェン王とクヌート王子の確執がズルズル続いてクヌート陣営が疲弊していく展開になると思いきや、帯剣したアシェラッドの間合いに入って軽率な挑発したスヴェン王が迂闊すぎました。
スヴェン王もアシェラッドを調べれば調べる程に彼が策士で利を取る人物と理解したでしょうし、故郷を守る為に命を投げ出す行動を取るとは夢にも思わなかったのでしょう。
暴れん坊のトルケルが溜め息混じりの解説者になって、クヌートにアシェラッドを討つよう進言した冷静さは意外でした。
怒濤の国王交代に置いてきぼりのトルフィンはアシェラッドを失って半狂乱状態でしたが、衛兵に取り押さえられてもアシェラッドの遺体に近付こうとした姿が印象的でした。
トルフィンがアシェラッドの遺言通りに血生臭い世界から足を洗い、父トールズの目指した地に向かったのだとして…
夜の荒海を航海していた茶髪の中年男がトルフィンなのでしょうか(汗)
前半はトルフィンが主人公の前フリ、後半はアシェラッドとクヌートが主人公の本番のような二部構成でしたが、アシェラッドの存在感がとてつもなく大きな作品でした。