映画「アヒルと鴨のコインロッカー」
濱田岳と瑛太がダブル主演の謎めいた物語で、瑛太演じる「自称・河崎」が怪しすぎて良かったですね。
後半では自称・河崎の正体が明らかになり謎解きがスタートしますが、大胆不敵な人物に見えた自称・河崎が「ある目的」の為に日本人を演じていた外国人留学生だった展開にはゾクッとしました。
自称・河崎の回想が「瑛太」から「松田龍平」に置き換わって、全ての説明が付くのは見応えがあります。
故人のリアル河崎(松田龍平)はリアルに怪人でしたが、ブータン人の自称・河崎は心優しい青年でした。
それ故に「ある犯罪」を計画して実行してしまうのですが、見終わった後でもう一度見返すと投げやりで不敵に見えた自称・河崎が内心ドキドキだったのが分かります。
サスペンスとしては上質ですが、よそ者には不親切で関わろうとしない日本人の一面は反省しなくては…ですね。