映画「映画 聲の形」
原作未見で観てきましたが、デリケートなテーマをとても繊細かつ丁寧に作り込んでいて惹き込まれました。
小学生時代の転校生イジメの全ての罪を1人で背負った石田くんが、罰を受けながら小中高と過ごす様子がリアルで痛々しいですね。
石田くんの元友人たちが何食わぬ顔で過ごしている残酷さがリアルです。
特に石田くんを進学先でも「近付かない方がいいぜ」と執拗に攻撃する元友人の島田くんは最悪ですね。
西宮さんと石田くんの2人だけなら彼らの関係もスムーズに行くのに、元友人の川井さんや植田さんが絡むと拗れてしまうのが厄介です。
改心した今の石田くんの人柄を知る、永沢くんや宮西さんの妹(結弦)の存在にホッとさせられます。
「君に生きるのを手伝ってほしい」のシーンは必見です。
平日20:00の部、推定観客数40人でした。