アニメ「ビッグオーダー」全10話を一気見。
主人公・エイジの「支配する」能力がどうやって世界を滅ぼした(実際は半壊レベル?)のか気になっていました。
まさか両親の離婚危機を回避するために大事件を起こしちゃえ的な動機だったとは…
地球全体を支配下にしてドーン!しちゃったんですね。
全10話の前半は(特に柊が)高慢な十人衆と傀儡扱いのエイジの軋轢、後半は怒涛の種明かし(打ち切り?)になっています。
個々がクセ者に見えた十人衆も、リーダーの柊と想像妊娠の壱与以外は背景扱いでした。
太宰府から北に侵攻しても敵のオーダーが1人だけだったり「あれれ?」な先細りが続いて、エイジの妹・瀬奈の拉致から一気に締めに入りました。
物語は駆け足で終わって「別の宇宙」を作ることなく、今の延長線で平和的解決を遂げたようです。
終わってみれば、ウリだった筈の「オーダーvsオーダー」の能力者対決は少し寂しかったですね。
個人的なピークは、十人衆の近親者の処刑を止めさせる為に、エイジが十人衆を次々と銃殺するフリをして首相にブラフをかけた回です。
ここで期待した分、エイジの十人衆懐柔を省いた中盤以降が残念でした。