映画「舟を編む」を観てきました。
普段はセクシーなアウトロー役の多い松田龍平が、マジメ過ぎる主人公・馬締(マジメ)を好演しています。
髪型、姿勢、立ち振舞いなど「うわ~研究してるわ」な出来映えです。
13年の歳月をかけて辞書「大渡海」を作るストーリーですが、早くに結婚した馬締と香具矢(宮崎あおい)に子供はなく二人とも見た目が老いないので、4~5年の物語にも見えます。
よ~く見ると馬締の髪に白いものがチラリ見えるくらい。
チャラいようで熱い西岡(オダギリジョー)、モデル誌から転属のガッキー似・岸辺(黒木華)など、馬締を個性的な同僚が支えます。
仕事抜きでは馬締と合わなそうな面々ですが、馬締のマジメさに惹かれて辞書作りに没頭していく姿が良かったですね。
自分の意見を遠慮なくズバズバ言う岸辺も賑やかで良かったですね。
「ビールNGなんで」とシャンパンしか飲まなかったのが、ビール、日本酒もイケるようになりました。
これまで「正しくて当たり前」と辞書を無個性な物だと思っていましたが、その見方が一変する映画でした。
ただ、香具矢が出てくるまでが退屈で眠たくなる序盤が辛かったです。