前回の続きである。

 

旧国鉄別海駅に隣接した マグハウス というお宿でゆるりと羽を休め、翌日には美味しい朝食をお腹一杯頂いきましたが、何故か食堂のあちこちに若い女性のポスターが何枚か貼られていました?

 

     

 

さて、一夜明けた2024年3月24日。

この日は肝心要の結婚式前日でしたが、せっかく北海道まで来たのだからと、旦那さんの案内で 道東のB級スポット? を廻ってもらうことにしました。

 

 

 

 

しばらく見ない間にやけに大人っぽくなり、明日に式を控えた親戚の子供さんを合わせて5人でのドライブがスタートする訳ですが、御多分に漏れずコースの前半は私が独断と偏見で組んでいますから、当然 鉄分 (鉄道スポット)を含んでおります。

 

で、まず訪問したのが別海町の農協(JA)でございまして、こちらには 別海高校センバツ高校野球出場 の横断幕が誇らしげに掲示されていました。

 

     

 

次に、JAを出てかつての国鉄標津線沿いの道路を走っていただきましたが、別海と厚床の間にあった 奥行臼駅 に立ち寄ります。

 

     

 

もうこんなん、観光スポットでも何でもない辺鄙な場所なのですが、鉄道好きにとってスルーすることは法令違反の対象になりますから、今も残る旧駅舎を見てみます。

 

          

※別海町HPより引用

 

そして、更に南下しますと、こちらは現役の根室本線 別当賀駅 でございまして、一部の列車がスルー(停車しない)する小さな無人駅ですが、待合室にはヨ(緩急車)が転用されていました。

 

     

 

 

 

 

更に、ここから進路を東にとりまして、次に訪問したのは 落石岬 というところです!

 

     

 

もうこんなん、絶景を通り越して日本ちゃうやん?って景色ですが、実は時間の関係でこの先にある 灯台 へ行けなかったことが悔やまれますね!

 

すなわち、その灯台の傍らには 北太平洋横断飛行を行ったリンドバーグ夫妻 を、ここからの無線の誘導により根室に導いたとされる 落石無線電信局跡 があるのですが…

 

次の機会といたしましょう!

 

     

 

 

 

さて、 北海道はでっかいどう~ と言われるくらい、都市と都市の間は結構離れておりまして、今回私が提案した行程も時間的にカツカツなんですが、これまたこの絶景を走る列車を撮影したいがために、ここで40分近くロスをしてしまいましたが、絶景と列車を組み合わせた渾身の一枚がコチラで御座います。

 

     

 

まあ、まずはひとつ目の目的を達して満足した私ですが、お次はここより更に1時間半ほどかけて、我が国の東の端にある 納沙布岬 に到着しました。

 

     

 

 

 

もうね!

石投げたら歯舞群島に当たるんちゃうか? って距離ですが、かつて我が国固有の領土であった 北方領土 が眼前に広がるのです!

 

     

 

こちらは、灯台のある正に日本の先っちょです!

 

     

 

いわゆる、関西発の観光ツアーでは釧路辺りまでは来るんですが、さすがに最果ての地とも言える納沙布岬まで訪れるツアーはほぼ皆無ですし、この日も観光バスはおろか観光客ですら数人という有様でしたから、今日こうして旦那さんに連れて行ってもらったことに、感謝感激アメあられですね!

 

 

 

そして、その傍らに建つのが 根室市北方領土資料館 で、こちらでは領土問題に関する世論の喚起と高揚に努めていまして、これこそこんなスポットには惜しみなく税金を投入していただきたいと思った次第です。

 

     

 

と言うことで、ここでは奥様も含めて皆が喜ぶ一般向けのスポットでしたが、ここからは岬の反対側の海沿いを走ってもらい…

 

     


次に訪問したのは、鉄分だけでなく隠し味に少しだけミリタリーも入っている私の独断で、 根室第二飛行場跡 を訪問します。

 

     

 

と言っても草むらに埋もれてしまい、ただの荒地のようにしか見えませんが、ここはかつて大戦末期の1943年に着工された 日本陸軍の飛行場 があったところで、草むらの下に僅かに滑走路が残っているのです。

 

絶対国防圏 が定められた時期と同じくして、千島・樺太方面の防空任務のためと予想されますが、完成が終戦の2カ月前で、この頃の我が国には飛ばす飛行機さえ枯渇していましたから、時すでに遅しの状態でしたので、大阪にあった佐野飛行場に似ていますね!

 

 

 

     

 

あと、近くには 掩体壕 が残っているようでしたが、これまた時間に余裕が無いため、またの機会にじっくり訪問したいと思います。

 

 

 

 

さて、時系列を少し戻しまして…

納沙布岬への行きしなは太平洋を見ながら、そして帰りのルートはオホーツク海を車窓から拝める訳なのですが…

 

3月終わりの頃にはまだ オホーツク海に流氷 が着岸して残っているはずなので、それをご覧いただこうとわざと帰り道を変更してもらったと言うのは表向きですね!

(←根室第二飛行場への最短ルートです。)

 

     

 

     

 

もうこんなん、落石岬と双璧であって ここは日本とちゃうんちゃう? という絶景が一面に広がりますから、旅の醍醐味とでも申しましょうか、思わず全員で狂喜乱舞してしまいました!

 

同行している京都工芸繊維大学に通う親戚の子供さん(男子)が申していましたが、京都とという一級観光地に住んでいますと、例えば 小京都 と言われる倉敷や高山などを訪問しても全く物足らないらしいんですね?

 

     

 

これと同じように、車窓からではなくて一旦下車して、ほんまに自分の目の前に色がる 大自然のパノラマ を見つつ、肌を撫でる風や香りなどを五感で感じてしまいますと、もう他の観光地には行っても感動しないんじゃないかとさえ思いました。

 

 

 

 

まあ、それだけ北海道っていうところは魅力満載の地ということなのですが、根室市内で昼食をとった後…

 

     

 

中標津にある ミルクロード と…

 

     

 

開陽台 を訪問して…

 

     

 

明日、結婚式が行われるホテルに入りました。

 

     

 

つづく