かつて、風物詩をうたう 金鳥の夏 日本の夏 いうCMがありましたが…

 

     

 

我々の商売に置き換えますと、この時期は 自営業者の春 確定申告の春 という風になるのです!

 

と言うことで、会社勤めのいわゆるサラリーマンでしたらほぼ関係は無いのですが、弊社は個人経営に毛が生えたような超零細企業ですので、この時期になりますと仕事そっちのけで 確定申告 に勤(いそ)しまねばならないのです。

 

     

 

 

まあね…

ぶっちゃけた話しが確定申告なんて超めんどくさいし、じゃ~くさいから「やぁ~めた」と言いたいんですけれど、さすがに昭和の時代じゃあるましい、令和のこのご時世で どんぶり勘定 では通用しませんよね!

 

 

 

 

わかりやすく言いますと、食堂の店主が一人のお客に1000円の 日替わり定食 を提供したとしましょう!

 

     

 

しかし、店主はそれを全てポッケ内内するんでは無くて、原材料費の豚肉が150円+野菜が100円…

さらに、水道光熱費やらアルバイトの給与、はたまた賃貸物件であれば賃料もかかるので、それらを差し引きますと1000円の売上があったとしても手元には200~300円しか残らないんです。

 

で、それの一年間の総トータルを各々の項目に分類して書いたものを提出することを 確定申告 と言うのです。

 

     

 

ほんまに骨が折れますよ!

 

工具を買えば領収書!

部材を買っても、ガソリン入れても全てに領収書が必要で、それを日々帰宅してから計算するんですから…💦

 

 

 

おまけに、昨年から インボイス制度 が出来たことで、それまで年収1000万円以下の 免税業者 も、その大半が 納税業者 に転じたため、これまた余計に計算がややこしくなったんです。

 

     

 

 

 

 

つい先日の堺市税務署の様子です。

 

     

 

かく言う私も、これほど計算が複雑怪奇になってしまったので、ごく一部の記載方法がわからず、この行列に並んで説明を頂いた訳なのですが、皆さん寒い中で行列してましたよ!

 

時間にして約半日が潰れてしまいましたが、やはり皆さん 勤勉で真面目で義務を果たそうとする国民ですね!

 

 

 

 

もちろん、弊社も申告書を提出して昨日税金の振込みを完了しましたが、確かに複雑になった確定申告とインボイスの影響は計り知れないものの、ある意味で 無申告業者をあぶり出す 良い機会では?とも見て取れるのです!

 

     

 

あのね…

自分たちの業界を卑下するのは憚(はばか)られるのですが、特に建築業界に携わる業者には 個人の闇経営 みたいな者が多く、身体ひとつで色んな現場を点々としている者が大勢居るのが現状なのです。

 

屋号なんて適当…

もちろん、確定申告なんて今の今まで一度もしたことも無く、もちろん年金や国民健康保険にも加入せず、下手すりゃ自動車も 無車検 で乗っている者も私は何人か知っています。

 

 

     

 

けど、昭和~平成のはじめ頃まではそれでも通っていて、売上は全てポッケ内内でも知らん顔…

まあ、ヤツらは分類すれば 無職 に当たるのですが、ある意味で雑草のごとく逞しく生きてきたんですね!

 

     

 

 

 

けど、今回 インボイス制度 が導入されたことで、そんなヤツらのほぼ全てが登録したと言いますか、いわゆる踏み絵のごとく T番号 がないと元請けから仕事が貰えないので、半ば仕方なく登録した訳なんです。

 

     

 

 

 

 

 

ほならどうなる兄貴よ!

 

     

 

今までモグリで息をひそめていた者たちの氏名、住所、屋号が全てお上にバレるっちゅうことなのです!

 

 

 

まあ、バレたところでビビるヤツらでは無いんだけれど、イコール消費税を払う義務が生じるんですが、それを計算するには 兎にも角にも確定申告を絶対せなあかん のですけど大丈夫でしょうかね…?

 

     

 

 

 

確かに、数十万円を支払って 税理士 にお願いするのもひとつの方法でしょうが、そんな資金をいきなり捻出できますか?

 

それと、確定申告と言うのは鉛筆転がして書けるような簡単なものでは無くて、日々の積み重ねはもちろんですが、初心者にとっては結構難関が山積していますから、 「何とかなるやろ?」ではとうてい太刀打ち出来ない代物 とも申しておきましょう。

 

     

 

あと、今まで20~30年の長きに渡り 無申告 だったことがバレますし、当然そこもツッコまれるでしょうな!

 

 

 

 

ですから、私の予想ではヤツらの大半は従来通り無申告で逃げ切る手はずだと思うのですが、お上としても税金を払わず踏み倒す業者には、登録番号を永久にはく奪するなどの罰を与え、 逃げ得は絶対に許さない という姿勢で挑んで頂くようにお願いしたいものです。

 

     

 

    

 

どこぞの国の国会議員は、 納税するつもりはございません と断言したと言うニュースを観ましたが、あきれる以前に貴方の仕業はいずれ孫子の代にしっぺ返しが来ると断言しておきましょう!

 

     

 

と言いますか、いつからかの国は 上も下も銭に汚いヤツらばかり になってしまったのでしょうか?

 

🎵 あぁ~~~あ、やんなっちゃった、けど…

もぉ~~~お、驚かない 🎵

 

     

 

 

 

まあ、こんなクズ野郎にイチイチ腹を立てている時間も勿体ないので無視しときましょう…

 

と言うことで、やはりコツコツと真面目にやるのが一番ですし、少なくともこの国だけは 正直者がバカを見る世の中であってほしく無い と切に願っているのです。