大阪の繁華街と言えば、古くより キタとミナミ という二大巨頭がありまして、それぞれに赴きの違った商業施設などが立ち並んでいます。

 

     

 

そして、例えば阪急、阪神、京阪の沿線の方々でしたら「キタ」へ、近鉄、南海の沿線でしたら「ミナミ」へ出向くのが一般的なんです。

 

 

 

ただ、エリア的に「ミナミ」に属するけれど、 天王寺 という繁華街もありまして、規模はミナミには遠く及ばないけれど、特に女性やファミリー層に人気のあるスポットと言われています!

 

     

 

では、なぜ他よりも規模が小さいのに 天王寺が魅力 なのでしょうか?

まずは、その魅力の部分を考察してみようと思うのですが、単に空論を述べるだけでなく、実際沿線に住む主婦層や若年層の意見も集約した上で書いていこうと思います。

 

 

 

1. 圧倒的に劣る店舗の数

 

前述のように、例えば百貨店を例にとりますと、キタには阪急、阪神、大丸、三越が…

ミナミには高島屋、大丸(旧そごう含む)があるのですが、こと天王寺に関して言えば 近鉄百貨店一店舗しか無い のです。

 

おまけに、例えば映画館ひとつとってみてもキタやミナミと比較して圧倒的に少ないだけでなく、地下街に至ってはもはや象と蟻くらいの開きがありまして、俗に言う 「あべちか」 なんぞは鼻くそほどの規模しか無いのです。

 

     

 

 

 

他に、「MIO」と最近出来た「キューズモール」があるだけで、確かに地方都市より商業施設は充実しているものの、前述のようにキタとミナミと比較すれば、その規模の小ささがわかりましょう。。

 

     

 

ですから、何かを買うにしてもキタやミナミは選択枠が多はずなのに、意見をうかがった方々曰く、口々に梅田よりも難波よりも天王寺が良いという声が圧倒的に多いのです…?

 

 

 

2.広がらない街(元々は門前町だった?)

 

近年、天王寺には あべのハルカス という高層ビルが出来ましたが、町全体を俯瞰してみますとこれ以上広がる要素が無いことがわかるのです。

 

     

 

すなわち、天王寺駅北側には 四天王寺さん とその参道を含めた低層住宅が、その西側には 天王寺公園 がありますので、これ以上開発が出来ないので街が広がらないんですね!

 

こちらは、明治後期に地図になりますが…

 

     

 

すでに建物が密集している難波付近と比較しても、特に天王寺駅南側は田園地帯が広がっていましたから、その頃からすでに大きなハンディがあったとも読めるのです。

 

でも、天王寺が良いと…?

 

 

 

3. 安心して買い物が出来る街?

 

江戸時代の昔より、繁華街には必ず隣接して 色街 がありまして、これは現在でも変わらない街の風景でもあるのです。

 

すなわち、大阪キタには隣接する 北新地 という飲み屋街があり、泉の広場を上がれば風俗店が密集する 兎我野町 があるのです。

 

     

 

片や、ミナミもホストクラブなどが多い 宗右衛門町 に加え、アメリカ村へ行く道中と 日本橋 には風俗店がひしめいているのです。

 

     

 

何だか怪しい匂いがしますね…?

 

 

でもね…

言っても「天王寺」ですから、それなりの店はあるにはありましたね、過去には…💦

 

今の あべのロフト の少し南側の路地には、かつて全国にその名を轟かせた あべのスキャンダル という如何わしいお店がありまして、そらもう連日大大大盛況でした!

 

     

 

興味のある方はコチラを参照→

 

 

しかし今はその痕跡すら無く、天王寺公園の北側の離れた場所に、数軒の風俗店が細々と営んでいる状況なのです。

 

 

 

あと、ミナミには 場外馬券場 があり、キタには ボートピア梅田 があったりするので、要は各々の動線は以遠で離れるにせよ、そういった層の方々を天王寺ではほぼ見かけないのです!

 

     

 

加えて、前述の四天王寺さんや一心寺さんへの参拝客が多いこともあって、皆さんたいへん穏やかな雰囲気なのです。

 

     

 

 

ですから、結果として主婦や若年層の女性にとってみれば、 天王寺は安心して買い物が出来る と言わしめるのだと考察できるのです。

 

しかしだ!

私だったらキタやミナミに出ることの方が多いのですが、返す返すもなぜ天王寺なんでしょうかね?

 

私が飲み屋とか風俗好きやからか?…💦

 

いや、やはり謎ですね?

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part.2へ、つづく