9/3

何もせぬまま1日が過ぎ、ちょっとした食い違いで、バイトの面接もすっぽかしてしまった。

なにやってんだか。
だが、そんな日にも面白いことはある。
おれは大阪で、寮生活をしているのだが、なかなか、ここにいる連中には面白いやつが多い。
この日は、そのうちの一人。
ソーシというやつと過ごした1日だった。

おれの住む部屋、#113に、ソーシが来たのは真夜中のこと。
映画監督を目指すそいつと、DVDを見るためだった。

見た映画は、宮崎葵 佐藤浩市 ユースケサンタマリアなどなど、そうそうたる顔ぶれで繰り広げられるパンク映画。
「少年メリケンサック」

パンクという題材のなかに、たっぷりのユーモアと、感情剥き出しのぶつかり合いとを混ぜ合わせた映画だ。

中年のオッサンたちがかき鳴らすパンクに、しばらく見入った後、そこから、朝、完全に日が登りきるまで、おれとソーシは延々と話していた。


ソーシはいわゆる、現代に多い‘脱力系’というやつだ。
だが、無気力なクセに、冷静さと、あらゆる方面へのセンスだけは併せ持った厄介なやつで、さらに、ちょっと日本人離れした顔で、こいつはモテる。
本当に、厄介だ。



しかも、おれとソーシは、互いにびっくりするほど息が合わない。

真反対の考えを持っているせいだろう。

だが、いや、だからこそ。
二人で話しだすと、互いの見地の違いが新鮮で、ムチャクチャに話しが長くなる。

この日も、例によって長くなった。

あーいえばこーいう合戦だ。

》》こんなシーン。カッコ良いんだよね
》》いや。そこはこーやろ
》》え!?クソじゃんそれ
》》あ…?

身ぶり手ぶり、仕舞には軽い演技まで入るおれらの話しが終わったのは、am 6:30 のことだった。
さて、
固い文章はもう結構。

おれの日常の、プロローグってことで、ここ二三日、敢えて固く書いてみたが、やっぱり面白いもんじゃないな (笑)

性にあってねー。

さてさて、本格始動はこっから。

こっからっつっても。今から書くのは、既に昨日の話なわけだが。


そう。
昨日は久々に、学校へ行った。
やっぱり、いいもんだ。大学。それも、芸大ってのは。

念願の志望校であったがだけに、気分が晴れる。

まあ、その日がテストってのは、どーにも鬱陶しいわけだが。

とはいえ、芸大の、それも一般教養のテストなど、難しいわけもなく。
さっさと片付け、さっさと友達と連れ立って遊びに行った (笑)

カラオケ、ビリヤード。久々に‘遊んだな’って気分だった。

これからはなかなかに厳しいけど、ようやく動き出す日々の初めが、明るく始まるのは何よりだ。
一昨日から、更新できていませんでしたので、これは9/1の分です。

カラオケのアルバイトは結局、電話は掛かってこず、採用はされませんでした。

とにかく、調べてある連絡先を、片端からあたって行くしかなさそうです。

嫌な予感ほどよく当たるものです。

厳しい日常がやってきました。

ですが、充実してもいるのです。

なにせ、全てが自分次第。

助けが無い代わりに、自分を動かすのは自分だけ。

自らの意志のままに生きる。

でも、いつか、感謝は返そうと思います。

育ててくれた方々に。