マラソンコースの高低差にまつわる独り言

 マラソン大会のコースの難易度を語るときに、アップダウン・起伏が引き合いにだされることがあります。最高到達地点と最低到達地点の差が大きいのは難コース。スタートとゴールの標高差が小さいから高速コースとか。ところが、あまり、獲得標高(総上昇量)は語られない印象です。

 なぜか?

 多分、そのデータを得るのが若干面倒だからですかね。最高到達地点と最低到達地点は大会のコース図に掲載される高低表でわかりますが、獲得標高ってどう得るんだろうか、高低表の微分係数が0になる点間の標高を云々するのかな、知らんけど。まぁ、Googleマップでコースの経路なぞるとかすればわかるのか。面倒そう。GPSウォッチつけて走れば教えてくれる。そうだけど、それ、実際に走らないといけないし、そのデータを公開してくれてる人があまりいない。。。

 ということで、当方が過去に走ったレースの獲得標高をランキング形式で。

※2024.03.24:大田原・さいたまを追加。

※2024.06.18:ふくい桜マラソンを追記。あおもり桜マラソンに少し追記。

  過去に走ったレースの獲得標高(総上昇量)ランク

 GPSウォッチの計測結果です。スタートとゴールが一緒のコースでも上昇量と下降量に差があることがあることから察するように、精度低めですので、ご容赦を。それでは、良いマラソンライフを。

 

 追記:ここの人がもっといろんなコースを紹介してくれているので、こちらを見た方がいいかも。

 

 

 

 

  第1位 田沢湖マラソン 316m

 第1位は田沢湖マラソンの316m。35kmの田子ノ木の激坂だけでなく、湖畔コースは常に登るか降るかのどっちかというドM的には泣いて喜ぶ気持ち良いコース。

 

 

  第2位 カーター記念 黒部名水マラソン 225m

 120m登って↑120m降る↓ただそれだけ。それプラス細かいアップダウンもあるのか上位にランクイン。

 

 

  第3位 加古川マラソン 216m

 これも分かりやすく、川を上流に登り、折り返して下流に降り、また折り返して上流に登る。ただ、ガーミンの計測ほどきつくなかった印象。

 

 

  第4位 函館マラソン 203m

 自称?日本一過酷な市民マラソンらしくこれも多め。八幡坂に代表される坂の町。それ以外にも、空港に向かって登る、デコレーションされた市電を右手に坂を降り折り返して市電を右手に登る、バイパスを登ってバイパスを降りて折り返してまたバイパスを登る。。。等。ドMランナー的には嬉しいがもう少しコース設計は考えても良いかもしれない。

 

 

  第5位 大田原マラソン 181m

 カーター記念黒部名水マラソンの逆、地図上は90m降って↓90m登る↑ただそれ。細かいアップダウン少なく斜度に換算すると0.5%以下と、案外走りやすい印象。この大会の特徴はむしろ、強風とランナーへのホスピタリティ。ちなみに、ガーミンの計測上は上昇181m(上述)、下降(142m)。やっぱガーミンクソだわ。

 

 

 

  第6位 長井マラソン 180m

 一部の周回コースを2周する間の30-40mほど登る坂がアクセント。2周目で心折れるのはドM度が足りていない。ドMなら喜ぶべき。ただし、それ以外には大きな坂はなく標準的なコースの印象。

 

  第7位 さいたまマラソン 171m

 大きな登り・降りはないものの、繰り返される細かいアップダウンで足と心を削りにくる陰険なコース(大会自体は素晴らしい)。霞ヶ浦同様、登りの借金を降りで返済しようとすると足がショートします。ご利用は計画的に。

 

 

 

  第8位 霞ヶ浦マラソン 148m

 15km付近の降って登ってさえなければ全般的にフラットな印象です。ただし、その後の22kmくらいの降り急坂で無理にスピードを上げるとブレーキに使う大腿四頭筋が膝とともに死にます(経験者)。どのコースでもそうですが、登りで失ったタイムは降りでなく、平地で取り戻しましょう。

 

 

  第9位 青島太平洋マラソン 141m

 往復で都合2回走るバイパスの登り・降りを除けばフラットなコース。バイパスの登り・降りもまぁ、大したことない。むしろ、トロピカルロード(海岸線)35kmを折り返した後の暴風との闘いがメイン。30km過ぎスタジアムの細かい曲がり角も疲れた足にはキツイ。

https://www.aotai.gr.jp/

 

  第10位 青森さくらマラソン 122m

 難敵は20mほど登るベイブリッジだけ。あとは目立つ起伏はなし。こちらもむしろ敵は陸奥湾の海風。高低表を見る限りゴール地点はスタート地点よりも10mほど低く、天候次第(特に風)で記録が狙えるコース。追記、2024年は121m。

 

 

  第11位 大阪マラソン 107m

 ぶっちゃけあんまり印象なし。印象がないということはアップダウンは少な目だったということ。それより微妙に折り返しが多くてつらかった記憶が。。。

 

 

 

  第12位 ふくい桜マラソン 96m

 走り終わってガーミンを見てみると、あらふしぎ、恐竜の形をしたコースが現れるというふくい桜マラソンは高速コースの96m。恐竜の身長は高くても高低差は少なかった!確かに、たまーに現れる橋を渡るときに少し登ったなぁという印象。余談だが、ゴール後のお出迎えボランティアスタッフさんのピンクのジャケットが本当に綺麗に映えて、印象的。まさに桜マラソン!

 

 

 

  番 外 近所のランニングコース 498m

 周回2.5kmを17周近くしてサブ3.5。感覚的に、そんなに登ってない。