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フットボールライター itch のブログ

Football goes on 特別編 ~itch ブラジルへ行く~ vol.9
















フットピーポーよ!日本は3戦全敗でコンフェデを去ります



 



前回、コンフェデは勝たなくてもいい大会だとは書きましたが、目の当たりにするとやっぱり悲しいもんです。



 



この日も、やはりスタジアムは日本ホームの雰囲気でした



 



まず驚いたのが、日本代表のシャツを着ているブラジル人の多さ。レシフェではカナリア色を着て、日本を応援する人はたくさんいた。しかしここベロオリゾンテにはサムライブルーを着て応援してくれる人のなんと多い事か!



 





 



さらに、日本的な衣装を身にまとう人も多数。そんな人達からもはやお馴染みとなった「カガーワ!」「オカザーキ!」「ホンダっ!」の声が飛ぶ



 





 





 





 



いやあ、イタリア戦の効果絶大



 



我が日本もメキシコもここまで2敗、もはや敗退が決定した同士のこの1戦、スタジアム周辺は、のどかなお祭り騒ぎの様相



 



「あ!ロナウジーニョ発見」 





 



「もはやお馴染みのルチャ達」



 





 



「帽子のおっきなボニータ」





 



「仲良くなったみっちゃん、カワイイ!」





 



会う人会う人が「ジャパン、ムイント、ボン!」と言ってくれ「俺は日本の歌を歌うかっらな!」なんて声をかけてくれる、大好きだ!ブラジル!



 






その宣言通り、キックオフ直後から怒涛の「ニッポン!ニッポン!ニッポン!」



川島がゴールキックする時は「ウ~~~」の掛け声、オブリガード!ムイント、オブリガード!



 





 



しかし選手たちの足は重かった…



 



後ろのメンバーをガラっと代えてきたこの日の試合。変更の無い前目の選手たちの足が動かない。試合開始15分ほどで、早くも足が止まりだす。



 



あの遠藤のシュートがゴールだったとしたら、また状況は違ったのかもしれないけど。あれは絶対にオフサイドじゃない!



 



怒涛の応援に後押しされ攻撃を仕掛ける日本を、メキシコは慌てず冷静に受け止めていた。そして日本の足が止まりだした20分あたりから攻勢にでる



 



メキシコは香川の後ろのスペースを徹底的に狙った。長友は常にドスサントスと、相手右サイドバックを両方ケアしなければいけなかった。長友じゃなければあれは防げなかったと思う。



 



後半、今度は酒井サイドが狙われる。メキシコの18番、バレンシアのアタッカー、グアルダードが輝く。こちらサイドは岡崎が必死に戻ってくるのでまだ前半の右サイドよりはマシだったけど、長友と比べ、まだまだ若い酒井が抜かれ、この日スタメンの栗原と川島がお見合いをする形でチチャにヘッドを叩き込まれる



 



チチャリートとは「小さな豆」という意味だ。テレビで見るとたしかに小さなお豆ちゃんというイメージだったけど、現場で観るともうこれが全然。背は小さいかもしれないけど、胸板なんか今野より余裕で厚いし、太ももなんかぷっりぷりだった。



 



それにしても今大会の日本は、後半の入りの失点が多い



 



現場で観ていて思ったのは、日本が後半の入りが悪い、というよりも相手が点を奪いにくると、耐えられないという感じだ。



 



攻撃時にはそれなりのものを見せられるようになった。前の選手達の1対1は十分通用するようになった



 



だけど、ディフェンスの選手達の、守備時の1対1が物足りない。特にセンターバックが。



本田のとなえる「個の力のレベルアップ」というものが、骨身にしみた大会だったと思う



 



観ていて正直、この先制点でゲームオーバーという感じだった。それほど運動量に差を感じた。日本は約3週間で埼玉、イラク、ブラジリア、レシフェ、そしてベロオリゾンテで試合を行っている



 



日本を追って、広いブラジルの2都市を移動しただけで、ヘトヘトになった。選手たちの足が止まってしまったのもやむを得ないと思う



 



ただそれは大会前から分かっていたはずだ。それこそ抽選した瞬間から



 



はたしてザッケローニがこれまでのテストマッチ、アジア予選でどんな指揮を振るったのかを思い出してみよう



 



メンバーはほぼ固定、新戦力はおろか、交代カードもいない。代えたとしてもお馴染みの感さえ出てきた85分過ぎの交代。スーパーサブどころか、サブを活かせない。スタメンの選手たちがどんどん消耗するのは必然のチーム作りだ。



 



岡崎の一発で、応援し続けてくれたブラジル人になんとか面目は保ったものの、この日もリードされた展開でディフェンダーを入れる腰の引けた采配。例え聞こえのいい3-4-3を試みたとしても、その3-4-3は攻撃的な3-4-3にあらず。機能するはずもなく5バック状態になったりと、相変わらず交代が冴えないザッケローニ



 



試合後、まわりのブラジル人は健闘を称えてくれた。この日の観戦では隣の席にブラジル在住の日本の方がいたので、全て通訳してくれたのだけど、ブラジル人はみな同じことを言っていた



 



「よく戦った。だけどイタリアと4-3がやれたチームなのに、変だよね」



 



振り返ればあのイタリア戦でも、ザッケローニは何かしたのだろうか



 



屈辱の開幕戦と、レシフェの大歓声を受けて、躍動したのは選手達の個の力だった



組織力や、戦術の力ではなかった。鮮やかな交代を見せたプランデッリとその差は歴然



 



一定の出力を安定して出す事は、確かにサッカーでは難しい



だけど強いチームはやはり一定の出力を安定して発揮する



 



知恵を絞り、バラバラになりそうな11人をまとめあげるのが監督の仕事だ



 



はっきりと書くけど、ザッケローニはもはやこのチームの手綱を握れていない



だからイタリアと4-3の試合の後に、こういった試合を演じてしまう



 



むしろ、このチームの手綱を握っているのは本田であり、長谷部であり、遠藤だろう



それはそれでいい事なのかもしれないけど、当事者の選手が正確な判断をし続けるほど、サッカーというスポーツは甘くない。だからビッククラブは良い監督にお金を惜しまない



 



もちろん選手たちの「個の力のレベルアップ」はまだまだ必要だ。だけどその分、強力になった選手たちの個を束ねる、監督の「個の力のレベルアップ」も当然必要になる



 



代表チームに移籍は無い。それを応援する人達にも日本人であるかぎり移籍はありえない



 



だけど、監督は移籍ができる。どの国籍の人物でも務める事ができる



 



だからこそ、代表監督に成長を待つ必要は無い。残念ながら初の代表監督を経験するザッケローニは、申し訳ないけど日本のような個の力の不足を補ってもらわないと困る国には力不足だと思う。



 



3戦全敗で帰国するこのタイミングが監督交代のベストのタイミングだと思う。少なくとも、進退問題が浮上しないなんて嘘だ。日本ではザッケローニ進退問題が浮上していることを信じています。それがフットボールのナチュラルってもんですよ。



 





 



 



 



 



 




Football goes on 特別編 ~itch ブラジルへ行く~ vol.8

フットピーポーよ!ただいま日本の最終戦の地、ベロオリゾンテです。(現地6月22日より)



 



ベロオリゾンテはブラジル南部の内陸部、この国の象徴である海が無い街



 



かわりに街の名前「美しい、地平線」が示す通り



雄大な大地の風景が郊外には広がる、そんな街です



 





 



このベロオリゾンテにはクルゼイロと、あのロナウジーニョがいる



フルミネンセというクラブチームがあります



 



クルゼイロの方がファンの数は多いらしいのですが



今季はリベルタドーレスでセミファイナルまで勝ち残っている



フルミネンセの方が話題を呼んでいます



 



まずは決戦を前に、その舞台であるエスタディオ・ミネイロの下見に



セントロから20分、その巨大スタジアムが姿を現す



 





 



トレンディーな見た目のレシフェ、マラカナンとは違い



剥きだしのコンクリートで武骨なイメージ。まさに南米のスタジムという雰囲気



 



ちょうど日本代表の公開練習が近いという事で続々と



日本のプレスがスタジアム入りしていく



 



ダメ元で係員に入れないか確認するとプレスセンターの場所を教えてくれた



 



行ってみた(笑)



 





 



もちろんパスなんかもらえる訳もなく、そのまま退場



 



厳重な警備で代表の練習はまったく見れず、仕方が無いので



セントロにあるミネイロのオフィシャルショップに行く



 



このオフィシャルショップのすぐそばに、なんとミネイロのトロフィー展示室が!



 





 



大興奮してバシャバシャ写真を撮ってきました!



 



すると広報の人が来て、いろいろと教えてくれる



 



まず広報の人が胸を張って紹介したのが一番目立つ所に展示しているこれ



 





 



今季のミネイロ州選手権の優勝トロフィーだ



 



ブラジルの各州で行われている選手権は、世界的に見ればそこまで大きな選手権じゃない



 



だけど、もっとも憎い、クルゼイロをぶっ倒して奪ったこのトロフィーこそ



ミネイロにとってはもっとも価値があるという事なのだ



 



広報の人にお礼を言ってオフィシャルショップへ行く



 





 



ミネイロのマスコットキャラである雄鶏の「ガロ」がお出迎え



このマスコットの名前からこっちの人はミネイロの事をガロと呼ぶ



 





 



奥には所属選手のサインがそれぞれ入ったユニフォームが展示



 





 



もちろん10番のあの人のユニも!



 







 



ミネイロ躍進の原動力がこのブラジルに戻ってきて、キレッキレのロナウジーニョだ



セレソンに呼ぶべき、そんな声も多い。もしかしたら来年のセレソンにはいるかもね



 





 



すっかり堪能してショップを出て、外でタバコを吸っていると



さっきの広報の親父がこっちにやってくる



 



すると「プレゼント・フォー・ユー」と言って、ミネイロのピンバッジ



エンブレムキーホルダー、マッチデープログラムをくれた!



 



「俺は今日からガロになるよ!」そう伝えると広報の親父は満面の笑み!



7月に再開されるリベルタドーレスのセミファイナル、応援に行くぜ!



 



そんな感じでベロオリゾンテ探検を終えて、ホテルへ



 



ホテルのカウンターで顔なじみになった受付のおっちゃんに



 



ほら、ガロのオフィシャルでこれをもらったよ!と自慢すると



 



なに?貴様はガロだったのか!じゃあうちのホテルには泊められない



帰った帰った!だって(笑)、そう彼はクルゼイロファンだったのだ



 



ピンバッジとキーホルダーも床に叩き付けるフリとかしてるし



 



ごめんごめん、今度はクルゼイロのオフィシャルショップに行くからって言ったら



やっと、部屋の鍵を渡してくれた(笑)



 



明日はいよいよ日本の最終戦、対メキシコ



 



お互い、敗退が決まっている消化試合、という見方もできるけど



1勝もできずに帰るかどうかというプライドがかかった試合でもある



 



レシフェでブラジル人の心を掴んだあのサッカーを望む



勇敢に、ミネイロスタジアムで戦え!日本!



 



 




Football goes on 特別編 ~itch ブラジルへ行く~ vol.7 




フットピーポーよ!いや~レシフェ凄い試合でしたよ



 



サッカー王国、ブラジル人が味方につくとこんなにも力強いとは!



 



もう昨日のレシフェは完全に日本ホーム、テレビでもあの大声援は聞こえたんでしょうか?



 



今回はいつものような細かい戦術論はやりません



 



何故なら完全にレシフェはペルナンブコ・アレナの雰囲気にやられ



感情全開でそんな視点で観る余裕がありませんでした(笑)



 



もう、この日はとにかくのっけから日本コール



 



日本はその大声援にうまくノリました、素晴らしい試合の入り方でした



 



これが本当に3日前の何もできなかったチームなのか!



 



この日は前からガンガン行ってましたね、これこれ!観たかったのは!



 



最初はちょっとイタリアにいじわるしてやれ的な声援だったんです



 



それが本田のPK(ブッフォンは真ん中を読んでた!本田よく隅に蹴った!)あたりから



少し空気が変わってきたんですね



 



決定的に変わったのが香川の2点目です



 



偶然とはいえ、ボールを浮かして相手の頭上を越えてかわしてボレーをかますあのゴール



 



あれは湧きましたよ、スタジアム!



 



あそこからブラジル人が「やるじゃん日本!」ってなったのをはっきりと感じました



 



しかし今のイタリアはやはり強い



 



前半終了間際のデロッシの一発がかなり大きかったと思います



 



それとプランデッリの前半30分の交代です



 



ジョビンコはイタリアのウィークポイントだったサイドの弱さにうってつけ



 



日本は右サイドから徐々に崩されていきましたね



 



それに対してウチのイタリア人ときたら!



 



また出ましたよ魔の88分交代が!



 



レシフェは赤道に近く、試合前も熱帯地方のようなスコールが突如降ったり



この日も暑く、ジメジメとしたちょうど今の日本の梅雨のような気候でした



 



さらに長距離移動、そして前半からのハイペース、日本の足が止まるのもしょうがない、



といゆうより必然、だったと思います。



 



現にプランデッリは同様に足が止まりだしたチームの綻びを



細かい交代で何とかしのごうとしていました



 



最後の4点目なんか完全に足が止まっていましたよ



 



ただ今となってそう思うだけで、この日の思いは全然違いました



 



岡崎の同点弾、あの時でした



 



サッカー王国ブラジル人のハートを、日本のサッカーがガッチリ掴んだ瞬間です



 



もうもみくちゃ、2点目の時はスタンディングオベーションだったのが



抱きついてくるわ、体中をバシバシ叩いてくるわ



 



いやあ、最高でした。ブラジルのスタジアムで、日本人である事を誇りに思えるとは



 
もうダメかと思ってた中で、意地の一発。ブラジル人はああゆうの大好きなんですね



 



あの同点弾からしばらくは、ブラジル人マジモードでした



 



社交辞令的な応援じゃなくて、打つべき時に打たない事にマジで怒ったり(笑)



 



セレソンに与える愛と同じくらいの愛を日本与えてくれてましたよ



 



帰り道がまた最高で、「カガーワ!」「オカザーキ!」と会う人会う人みんなが



ブラジル式の親愛の挨拶、親指を立てて健闘をたたえてくれるんですよ



 



ブラジルの人は岡崎が特にお気に入りのようでした



 



負けたにもかかわらず、予選敗退が決定したのにもかかわらず気分は最高!



 



前から僕は、サッカーでは勝敗よりも大切な事があると主張していました



 



これは完全に趣味の話になってしまうけど、僕がサッカーに何を求めているのか



 



夢のような90分です。ジェットコースターのような、アドレナリンがでまくるような



 



例え負けたとしても、当事者はもとより、第三者までの記憶に残るようなサッカー



 



僕がのぞむそんなサッカーを、僕の国がやってのけた



 



それがもう本当に嬉しくて嬉しくて



 



地球上のどこよりもサッカーにうるさい王国の住人の心を



日本のサッカーが揺さぶったんですよ?



 



それはしょぼい内容でフランスに1-0で勝つことよりもはるかに凄いと僕は思います



 



日本代表はいいお土産を持って日本に帰ります



彼らは必ず来年、もう一度あの声援を浴びたいと思うはずです



 



そして今度は勝ちたいと望むはずです



 



まずはベロオリゾンテでメキシコ相手に、もう一度あの前から行くサッカーができるか



 



まあ今度はブラジル人は同時刻キックオフの大一番



対イタリア戦で頭がいっぱいだと思うけどね



↓日本vsイタリア 観戦アルバム

会場の「ペルナンブコ・アレナ」


か、かっこいい!

マラカナンとはまた違ったこの感じ

アリアンツ・アレナとかニューユベントススタジアムとか、ヨーロッパのスタジアムでトレンドのオシャレな外殻を取り付けたデザイン




右がオオハシくん。(東京より)

オオハシくんも地球の裏まで一人で観に来るような困った人。

困った人同士すぐに打ち解け情報交換。


真ん中は途中から道案内をしてくれた陽気なブラジル人コンビのひとり。


↓テレビでよく抜かれる、ちょんまげ姿がトレードマークのあの方と1枚




↓香川 得点後の1枚 



思わずフェンス最前線まで駆け降り、「シンジ凄いゴールだったぞーーーー!」をありったけの声で叫んだ

絶対聞こえたと思う


それではまた、チャオ!