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フットボールライター itch のブログ

Football goes on 特別編 ~itch ブラジルへ行く~ vol.11


フットピーポーよ!ついにコンフェデレーションカップ前夜です!ブラジルでは朝からずーっとファイナル前の特別番組とセミファイナルの試合がリピートされています


今回はセミファイナル、スペイン×イタリアを振り返りつつ、ファイナルのプレビューにつなげてみたいと思います


しかし激闘でした。ほんとイタリアはやってくれましたね。スペインは聖カシージャス様様ですよ。逆にイタリアはあの前半で最低1点取っておくべきでした。マリオさんの不在が痛かった


このセミファイナルはかなり戦術的な試合でした。イタリアはこの試合をユーロ決勝時の4-3-1-2ではなく、グループリーグで引き分けを演じた3バックでスペインに対します。


ただユーログループリーグ時の3-4-1-2ではなく、同じ3バックでもこの日は3-2-4-1的な布陣。ツートップの代わりに中盤にもう一枚人数を割く形に修正していました


狙いはスペインのストロングポイント、中盤を潰すためでしょう。そしてこの修正が見事にハマりました


中盤の数的有利を活かしたプレッシングが効いていました。プレッシングが効くことで、両サイドのマッジョ、ジャケリーニは高い位置にポジションが取れ、特にマッジョが輝いていました


前半のイタリアはこのマッジョの攻め上がりで2回ほど決定機を作っています。攻撃力が売りであるスペイン左サイドバックのアルバは、マッジョに押しこめられ防戦一方。守備の弱いアルバの穴を徹底してイタリアは突いていました。


後半、プランデッリが先に動きます。センターバックのバルザッリに代えて、モントリーボを投入。デロッシをリベロに据えながら、今大会でヒットしたスリーセンター気味にフォーメーションを代えさらにギアを上げます。デルボスケはこの事態に、サイドの本職ヘスース・ナバスを投入。


ユーロでもそうでしたが、サイド攻撃が機能不全におちいった時に、対処法として起用されるナバスの投入。このメッセージによりスペインはナバスを使いイタリアの右サイドを狙いだします。スペインはようやくピッチを広く使う攻撃ができ、ペースをイーブンに戻しました。


それならばと、疲れの見え始めたマルキージオに代え、プランデッリはアクイラーニを投入。より中盤を強化する狙いだったんでしょう。しかし、この中盤重視というよりも、中央重視の交代、どうだったんでしょうか。


ナバスの脅威を防ぐためにも、ここまで出番のないエルシャーラウィあたりを左サイドに投入なんて交代がイタリアファンとしては観たかったです


その後、トーレスに代え、ハビ・マルティネスをそのままセンターフォワードに入れる、斬新な0トップも飛び出しましたが、こちらの交代も不発で試合はPK戦にまでもつれました。


試合では大活躍だったボヌッチが外し、イタリアは敗れた訳ですが。やはり、現代サッカーにおいてサイドの重要性が浮かび上がった試合だったと思います


迎えるファイナルでも注目しているのがサイドの攻防です


今大会のセレソンはマルセロ、ネイマールが並ぶ左サイドがストロングポイントです。はたしてスペインはどのようにしてセレソンの左サイド攻撃を迎え撃つのか


おそらくシルバ、イニエスタよりもポジションを忠実に守り、守備もいとわないペドロを配置し、マルセロとネイマールの分断をはかるでしょう。右が突かれるという事は、逆サイドのアルバは引いて絞り気味のポジションをとらされます。そこで生まれるフッキとのミスマッチがフェリポンの狙いなのでは?


この試合ではマルセロに相対する選手の動きが鍵を握りそうです。ネイマールと分断できるかどうか。


スペインは120分戦い、さらにブラジル北東部フォルタレーザからリオまでの長距離移動も強いられています。リオまで飛行機で1時間ちょっとのベロオリゾンテからの短距離移動。しかも休養日が1日多いセレソンの方がコンディションは上です


さらにセレソンには惜しみない愛をスタンドから注ぎ続けてくれる、7万の味方もいる。


スペインにとっては厳しい戦いになると思います。もう総力戦でしょう。キレのあるベンチワークも見せられる両監督ですから、試合の展開を交代でどのように動かすのかも注目です


試合を重ねるごとにたくましくなっていく若いセレソン。円熟の時を迎える現世界王者。文句なし理想のファイナルが実現しました。残念ながらチケットが無いので当日は、コパカバーナのパブリックビューポイントで、ブラジル人に混ざり観戦しようと思います


はたしてそのエンディングとは?それではまた試合後に!チャウ!




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Football goes on 特別編 ~itch ブラジルへ行く~ vol.11

フットピーポーよ!ついに死ぬまでにやっておきたい事のひとつ、セレソンをブラジルで観る、を達成したぜ!



 



今日はそのブラジル×ウルグアイのレビューをお届けします!



 



この日は当たり前と言えば当たり前なんですが、スタジアムはもうカナリア一色。完全なるセレソンホームでした 



   


ウォームアップからブラジリアン達のテンションは高く、そして国歌斉唱でそのテンションはマックスに!



しかしこの難しい空気の中で、試合ではウルグアイのしたたかさが光りました



 



前回、ウルグアイの布陣に注目と書きましたが。ウルグアイは左からスアレス、フォルラン、カバーニを前線に並べる3トップでこの1戦を迎えました。そしてこのウルグアイを代表するスターたちが献身的に守備をする事で、ブラジルから徐々にペースを奪っていきます



 



厳しいフォアチェックを受ける、ブラジルの最終ラインは序盤からミスが目立ちました。その蓄積があの分かりやすいダビド・ルイスのファールにつながっていたように感じました。



 



しかし、そのPKをジュリオ・セザールがストップ!その瞬間、スタジアムはまるでゴールが決まったかのようなお祭り騒ぎ、このビッグセーブ一発で、ジュリオ・セザールはMOMに選ばれた訳ですが、確かにこの試合の行方を決めるようなシーンだったと思います。



 



序盤から終盤まで、ウルグアイの堅守が目立つ試合だったと思います。それはウルグアイの3トップがそれぞれセンターバック、サイドバックをがっちり抑え、前線と分断させていたことが大きかった。知将タバレスの対ブラジル対策、さすがでした。



 



かなり苦しい展開を救ったのはまたもネイマールでした



 



前半終了間際のキツい時間帯に、全力でディフェンスラインの裏を突き、フレッジの得点につなげたあのプレー。あれは苦しい時に自らのプレーでチームをけん引する、エースのプレイです。この大会でネイマールは、現セレソンの誰もが認めるエースに成長しようとしています



 



苦しみながらも先制し、勢いに乗るかと思った後半。しかし開始早々にチアゴ・シウヴァの判断ミスから、ゴール前でボールを奪われ、カバーニに同点弾を決められてしまう。キャプテンのミスで同点。ブラジルにとっては実にイヤな失点で、スタジアムにも動揺が走っていました。



 



勢いづき、さらにペースを握っていくウルグアイ。スタジアムが凍りつく、危険なシーンが続きます。ただ、ここでフェリポンが絶妙な交代をみせました。地元ベロオリゾンテ出身、ベルナールをフッキに代えてピッチに送り出します



 



この交代にスタジアムは再び沸騰。大歓声に突き動かされるようにベルナールが1対1を仕掛け、ディフェンダーを抜き去ったプレ―をきっかけに、試合の展開が一変しました



 



おそらくフェリポンは、ベルナールのプレー以上に、彼の「地元出身」という背景がもたらす、観客を沸き立たせる効果を狙っていたと思います。展開を一変させる交代はこれまで何度も観てきましたが、戦術的にではなく、ホーム観客に火をつけてスタジアムの雰囲気を一変させ、試合展開をも変えてしまう交代は初めてです。スタジアムにいたからこそ、その効果が肌で理解できました。やはりフェリポンとは凄い監督です



 



この交代で、ブラジルの左サイドが特に活性化します。カバーニが目の前に構えるため、オーバーラップを自重気味だったマルセロが、カバーニを無視するようにガンガン上がりだします。これにより孤立気味だったネイマールが躍動。ブラジルはウルグアイの右サイドを制圧しだします。



 



そして延長の事も考え出しはじめた残り5分。押して、押して獲得した左コーナーキックから、今大会のゴールデンボーイ、パウリーニョがついに決勝点を決める。



 



スタジアムは大爆発でした。ブラジル全土を揺るがし、この日もスタジア外で行われていたデモなんか比じゃありません。平和で幸福な、大騒ぎ。



 



今大会初めて経験する苦しい試合で、その試練を乗り越えて掴んだこの勝利は、この若いセレソンを大きく成長させるはずです



 



ブラジルの相手ははたして本命スペインなのか、はたまた変貌したイタリアなのか。いよいよ佳境を迎えるコンフェデ杯です。それではまた!チャウチャウ!




   



Football goes on 特別編 ~itch ブラジルへ行く~ vol.10


フットピーポーよ!ブラジルはベロオリゾンテから
itchです!



 



さあいよいよホストカントリーブラジルとウルグアイのセミファイナルが明日行われます。今回はそのプレビューをお届けしますね



 



このカード、まずは両国の関係を知っておくと、楽しさは増します。ブラジルとウルグアイは国境を接する隣国です。ブラジルにとってウルグアイはアルゼンチンの次に、にっくき相手となる訳です



 



僕はウルグアイのグループリーグ二戦目を、パブリックビューイングに観に行ったんですけど、ウルグアイの試合をわざわざ家を出て観に来るブラジル人などいるわけもなく、会場はガッラガラ(笑)



 





 



決勝ゴールとなったフォルランが左足でニアにぶち込んだ凄いゴールが決まった時も、騒いでるのは僕のみ。周りにいた数少ないブラジル人はピクリともしないどころか、ブーイングしていました。



 



つまり、26日のミネイロスタジアムはウルグアイにとっては壮絶な超アウェイになるわけです。絶対正義×絶対悪、かなり分かりやすい構図の戦いになるはずですよ。



 



今大会のブラジルですが、試合を重ねるごとにどんどん良くなっています。



 



これまでのセレソンは攻撃する選手と、守備をする選手がはっきり分かれ、選手の力に依存するオールドタイプなサッカーを行ってきました



 



これだけ圧倒的な個人技を持つ選手がそろっている以上、それも仕方のない事かもしれません。記憶に新しいのが南アのオランダ戦。1つの局面ではオランダを凌駕していたものの、組織力という点でオランダに劣り、その力を発揮できずに大会から去っていきました。



 



そんなお家事情に、革命をもたらしているのが監督のフェリポンです



 



ポルトガル代表の指揮をとり、自国開催のユーロで準優勝。その後もW杯で好成績を収め、チェルシーの監督にも就任したフェリポンは、ブラジル人監督では唯一と言えるモダンフットボールを知る監督です。



 



今大会のセレソンはかっちりとした4-3-3が特徴で、その戦い方はこれまで4-4-2ボックスが基本だったセレソンとは大きく異なります



 



僕が目を見張るのが今大会で毎試合ゴールを決め大活躍中のネイマールの使い方です



 



ネイマールも今までのスペシャルなブラジル人選手にありがちな、ポジションを放棄して自由に動きたがるタイプです。



 



ところが今大会のネイマールは自分の担当である左サイドのポジショニングを忠実に守っています。ネイマールという危険な存在が左に張り出しているので、日本もそうでしたが、相手の右サイドバックはオーバーラップを自重し、結果相手の右サイドは機能しなくなります。



 



さらにネイイマールが気になる相手のセンターハーフ、センターバックはサイドに引き寄せられ、結果中央バイタルにはスペースができる



 



バルサがヨーロッパに広めたこのサイドの活用の仕方が、セレソンでも観られる。重要なのは頭で描いていているだけでは無く、ネイマール級の選手を納得させてきちんと動かし、ピッチ上にその意図がきちんと反映されている点です。



 



フェリポンはセレソンの手綱をがっちり握り、思いどおりに疾走させることができているという事です



 



もともと圧倒的な力をもっている選手がゴロゴロいるブラジルが、組織力でもじょじょに見劣りしなくなってきている。勝利がさらなる結束を生み、一体感も出てきた。今大会のセレソンが強いわけです



 



対するウルグアイは大変です。これまで個人能力は劣るものの、組織力で対抗してきたそのアドバンテージが今大会のセレソンに対しては無い



 



スアレス、カバーニ、フォルランのセレソンに個人能力で対抗できる前線のメンバーで、カウンターを1発狙うしか方法は無さそうです。



 



自らの力で勝利を導くのならば、相手のストロングポイントを潰さなければいけません。ネイマールサイド、ウルグアイ右サイドネイマール後方に何か仕掛けを、例えば3トップにしてカバーニを配置する。そういった思い切った仕掛けが必要だと思います。ウルグアイの対セレソンの布陣がどのようなものか、ちょっと興味があります。



 



まあそれでも完全ホームの雰囲気の中、何度か手こずらせるものの、最後はゴムゴムのジェットガトリングを食らって吹っ飛んでいく悪役よろしく、正義は勝つ的な展開になると思います。現地観戦、完全にセレソンサイドで見守る僕もそんな展開を望みます。



 



今大会でマラカナンの試合、日本の試合、セレソンの試合はどうしても観たかったカードでした。しかしセレソンの試合は確定しているグループリーグは全てソールドアウト。そこでセレソンがグループリーグ1位突破すれば観られる、このカードのチケットを抑えて祈っていました



 



次はそんな念願のセレソンのゲームレポートをお届けします。王国の住人たちはどのように自分たちの代表のゲームを楽しむのか、そして勝利した後はどのような雰囲気になるのか、まさかとは思うけど敗戦した時にはどんな風になるのか。



 



もう完全に遠足前日の子供状態です、それではチャウ!



 



Vamos!! SELECAO!!