前立腺がん治療法を改めて考える | DLシニアライフ

DLシニアライフ

リタイア後、富士山、駿河湾、箱根連山を望む別荘地に移り住み、妻と共に自然に親しむ生活日記

全国の皆さんも何度となく口にしている言葉

「毎日暑い! 暑すぎる!」


当別荘地は山の中で、我が家の標高は 420m ほど。

こちらに転居した12年ほど前は、夏にほとんどエアコンを使わなかった。

エアコンの付いていないお宅も結構あったようだ。


それが、今や毎日エアコンを使うように。

暑くなる前に毎朝 6時から 30〜40分ほど歩く、それから朝食を作って食べて、新聞を読んだりしていると徐々に室温が上がってくる。


室温が 30℃を超えたらエアコンを付けることにしている。

このところ 10〜11時には付けているかな。

それからはエアコンを付けっぱなし。

ただ、夜だけは、寝室の窓を開けておくと何とかエアコンなしに寝ることが出来ている。

(流石に昨日の夜は汗をかいていたが)


こんな状態では、いずれ近い将来寝室のエアコンも付けなければならない時が来るだろう。



この後は、前立腺がんの治療法について。

前立腺がんの罹患者、家族など興味のある方のみ読んでください。


今日で、腹壁瘢痕ヘルニアの手術後 5週間。

経過は順調だとは思うのだが、まだ痛みがある。


傷跡が痛いというより、動いたり、車に乗って道路の凸凹を拾うと、お腹(の中)に響いて痛い。


お腹の中に入れたメッシュが馴染んでいないのか、時々お腹の内部に痛みもある。


更に先生から半年するように言われている腹帯とお腹が擦れて皮膚が痛む。


とにかく手術後 1ヶ月以上経つのに痛みがなくなっていないということ。

開腹手術後は こんなものなのかどうかよく分からない。


結局、前立腺がんの全摘手術後、その合併症として肺血栓(で死にかけたり)、手術後の傷跡が開いてしまい腹壁瘢痕ヘルニアになり再手術。


今頃改めて、前立腺がんの治療で全摘手術を選択したのが良かったのかどうか、考えてしまう。


前立腺がんが見つかって、がんセンターに紹介状をもらって受診するまでの間、自分なりにネットで治療法について調べた。


治療法には、当面何もしない監視療法を除けば、

1. 全摘手術

2. 放射線治療

3. ホルモン療法

とあり、これしかないという がん治療ではなく、患者の選択に委ねられることが多いがんであると学んだ。


また、前立腺がんは治療後も再発率が高いがんであるということだったので、この点が選択の重要ポイントになった。


私としては、術後のQOL 、再発率の低さを考慮して放射線治療の一つである密封小線源法がいいのではないかと考えていた。


そこまで調べて初めてのがんセンターでの受診の日、主治医と面談し、治療法の説明を受けた際、私からは密封小線源法について聞いてみたのだが、

先生から、その治療法はここではやっていないので、希望する場合は他の病院に行くように言われてしまった。


ここでまずがっかり。

そう言われても、だからといってわざわざ東京まで行って治療を受けるのは大変。


結局、こちらのがんセンターで対応可能な全摘手術か放射線治療のどちらかを選ぶように言われた。


先生曰く、

どちらを選んでも結果はあまり変わらないだろう。

前立腺がんの場合、再発率が高いが、その再発率についても同じようなものだろう。


ただ、手術を選んで再発した場合、その後に放射線治療を行うことが出来るが、最初に放射線治療を選択した場合、再発した場合は、放射線治療は出来ず、ホルモン治療となる。


という説明であった。


私としては悩んだが、結局再発時の治療の可能性を考え、全摘手術を選択した。


なお、私の丁度 1年ほど前に前立腺がんになった友人は放射線治療を選択した。


その後は再発防止でホルモン治療を続けており、女性ホルモンの影響で、太ったり、髪が生えてきたり、胸が出てきたり、女性化しているという。


いずれにせよ、私は全摘手術を選択したわけだが、入退院後自宅静養中に肺血栓を発症。

1/3 は亡くなると脅かされながら再入院して治療。


そして、その後前立腺がんの手術痕がヘルニアになってしまい、先月手術。


前立腺がんの手術を含め、この 1年で 3度も入院する羽目になってしまった。


放射線治療を選択した友人が女性化しているのと、私のように術後の合併症で苦しんでいるのと、どちらがいいのか、

結果論でしかないが、これまでのところは、友人の選択の方が良かったかな。


ちなみに私の全摘したがんは、前立腺の被膜を越えており、高リスクの進行がんということで、再発率は 30〜40%

再発した場合、放射線治療を行なって良くなるのが半数程度、

と言われている。

(残りの半数は助からないということか)


まあ、再発しないことを願うばかり。