大きな地震が起きた後に信じがたいことが起きてしまいました。こんなことがあっていいのでしょうか?
先月28日に起きた令和8年熊本地震の後、イオンモール熊本内のテナントの運営会社「ハビタ」の指示で売上金を戻すために、一度避難したテナントに戻った従業員の女性が、爆発に巻き込まれて亡くなったという問題。
このテナントでは、コスメや雑貨を扱っていたそうですが、この女性は、母親に携帯で「地震がおさまったんだけど、『金庫にお金を入れないといけないと言われた』」とメッセージを送っていたそうです。
そして爆発に巻き込まれて亡くなったそうで、運営会社側はこの女性の通夜の席で、こういった一連の指示があったことを認め謝罪したそうですが、この女性の遺族は怒りをあらわにしていた様子がニュースで流れていました。
またイオンモールの社長は記者会見で、建物内の再入館のアナウンスについて「一切ない」と記者会見で話していたけれども、毎日新聞の記事では、再入館時に「イオン関係者に許可を得た」という証言が複数あったそうです。
個人的には、「ハビタ」については、「命より金をかわいがった」と真っ先に思ってしまいました。金のためなら命を投げ出しても構わない、という姿勢が、ありありと見えているように思います。
イオンモールについても同様で、社内の災害マニュアルには、施設の安全確認の結果を踏まえて責任者が入館の可否をテナントに伝えることになっていたそうですが、そういったマニュアルに反する出来事があったところをみると、「マニュアルなんて名ばかり」と言わざるを得ないように思います。災害時にはマニュアルにないことも多々起きる可能性があるとはいえ、結果的にマニュアルに反することをやったせいで、自ら被害を拡大させてしまったとしか言いようがありません。
個人的には、2008年に新入社員の女性が、長時間労働を強いられた上に、わずか2か月で過労自殺に至った「ワタミ」と相通ずるところがあるように思います。「命より金儲け優先」という意味では、あまりにもぴったり過ぎるような事例のように思います。そういう意味では、「ハビタ」もイオンモールも、ワタミと同類で、ブラック企業に成り下がったと言わざるを得ないように思います。
イオンモールでイベントを開催するのを考え直したほうがいいように思います。いざという時に命も守れない企業でイベントを行うのは、リスクが大きすぎるように思います。
イオンモールをはじめとしたイオングループは、自分の地元に本社があるのですが、今度ばかりは失望しています。同じような事故を起こさないために何をすればいいのか考えてほしいと思います。
また「ハビタ」のウェブサイトには「あなたの毎日に寄り添う存在に」と掲載されていたけれども、「寄り添っていたのは売上金なのか?」と疑わざるを得ません。結局ここでも「金、金、金」なのでしょうか?
これ以上命を大事にしない企業が出ないことを願うばかりです。