もう憤りを通り越して呆れるばかりです。こういった問題ありすぎの組織に付ける薬は果たしてあるのでしょうか?
愛知県名古屋市の陸上自衛隊守山駐屯地に所属していた元隊員の男性が、上司からパワハラを受けたとして国を提訴したという問題。
この男性は、2018年に入隊し、希望した部隊に配属されたそうですが、1年半後、当時の上司からパワハラを受けたそうで、休みの日に出勤させられ反省文20枚書かされたり、さらに反省文の内容を大声で読まされ、声が小さいと罵倒されたりしたそうです。さらに別の上司からは、この男性が部屋から外を見ていた際に、笑いながら「飛ぶんだったら僕に言ってから飛んでよ」と言われたそうです。
こういったことが重なり、駐屯地に足を踏み入れるだけで、震えや頭痛などの症状が出るようになって適応障害と診断されたそうで、うつ病やパニック障害の症状も出たこともあって3年前の11月に退職したそうです。
少し前に、健軍駐屯地にミサイルを配備することに関連し、周辺住民から不安の声が出ていることに対して、統合幕僚長が「不安より抑止力効果の方が大事」と発言したという問題があったのですが、今回の問題も、これに似たところがあって、「相手に文句を言わせない」「異論を受け付けない」という意味では、2つの問題とも共通しているように思います。
個人的には、自衛隊は、陰でこそこそ何をしているのか分からず、どんな活動をしているのかも公にしていないという印象しかなく、それでいて事件事故などの不祥事ばかりが目立っているように思ってしまい、元女性自衛官に対する性加害の問題に限らず、今回のようなパワハラも、誠実に対応しているとは思えず、どこまでも超閉鎖的な組織としか言いようがないように思います。
最低でも、この元隊員の男性や、健軍駐屯地の周辺住民などの外部の批判に対して、真摯に受け止めているとはどうしても思えません。
こんな自衛隊という組織に、パワハラの再発防止の対応など、現状ではとても期待できそうにありません。今回の提訴も、たとえ元隊員の男性が勝訴しても、賠償金を払って終わり、になりかねない恐さを感じます。
2年前にも、元自衛隊員がパワハラで損害賠償請求を行った裁判があったのに、今回また同じことが起きてしまいました。あと何回これを繰り返せばよいのでしょうか?
そういう意味では、自衛隊はパワハラを反省していないのは明々白々のように思います。大きな原発事故を起こしても原発再稼働を止めようとしない東電と同じで、自衛隊は、過去から何も学んでいないように思います。
自衛隊を解散しなければ、パワハラはなくならないのでしょうか?