通報はテロ行為? | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

正直「やっぱりこんなことが起きてしまった」という感じで、全く驚きません。ハラスメントばかりのこんな組織に何が期待できるのでしょうか?

北海道千歳市にある陸上自衛隊東千歳駐屯地に所属していた自衛官の男性が、上官によるパワハラを担当窓口に通報したところ、自身が通報したと特定された上、不利益な取り扱いを受け、国を訴えたという裁判。
この男性は、2021年4月、当時所属していた東千歳駐屯地の上官の暴言や暴行のパワハラを陸上幕僚監部の担当窓口に通報したところ、担当者から上官本人に漏洩され、別の上官から呼び出しを受け、通報を認めるよう強要された上に、遠方の基地への異動を何度もほのめかされて、精神的苦痛を受けたそうです。
別の上官からは「通報というテロ行為をする者を許すわけにはいかない」と責められ、謝罪するよう強要されたそうです。
自衛隊をめぐっては、元女性自衛官に対する同僚からの性加害問題や、1年前に起きた、陸上自衛隊の「日野基本射撃場」での元自衛官候補生の発砲事件、さらには、海上自衛隊のヘリコプター2機が、伊豆諸島の鳥島沖で墜落したとみられている事故まで起きているけれども、またハラスメントが起きてしまったようで、正直憤りを通り越して呆れています。
こういった不祥事が相次ぎ、中には、命まで脅かしかねない事件や事故が相次いでいて、あまりにも人の命や心を大事にしていない組織と言わざるを得ないように思います。
そんな中で起きた今回の問題。こうなってしまうと、パワハラが起きても、泣き寝入りするだけのように思います。自衛隊は、いつから暴言や暴行を許す組織になってしまったのでしょうか?
自衛隊でも、人手不足の問題があるようですが、こんな現状がある中で、自衛隊に入ったところで、ハラスメントの被害者あるいは加害者になるのがオチで、人生を棒に振ること間違いなし。
東京新聞の記事によると、神奈川県鎌倉市の学童保育施設で、今年5月、「自衛隊体験」と称したプログラムが行われたそうで、敬礼など自衛隊式のあいさつや、船をつなぐロープの「もやい結び」を体験し、活動紹介のビデオも見せたそうですが、中には、保護者の了承を得ないまま参加した子どもたちがいたそうです。
やはり隊員不足を背景に、こんな形で自衛隊のPRを行ったようですが、こんなハラスメントや事件、事故ばかりの現実がある中で、自衛隊のPRをすること自体あまりにも不謹慎だと思います。
個人的には、こんな無駄なPRよりも、不祥事の再発防止のほうが先だと思います。でも現状では、それが出来るとは到底思えません。
パワハラを訴えても、逆に上官から謝罪を強要されるこんな組織に税金をつぎ込むこと自体とても無駄なことであり、個人的には、さっさと自衛隊を解散すべきだと思います。