とうとうこんな悪徳弁護士が出てしまった | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

こんな風に思わざるを得ない今回の事件。弁護士が聞いて呆れるばかりです。

ロマンス詐欺の被害金を回収すると謳い、広告会社に弁護士の名義を貸して法律事務をさせたとして、大阪府大阪市北区の弁護士の男ら5人が大阪地検特捜部に捕まったという事件。
この弁護士の男は、他の捕まった男らに弁護士の名義を貸し、詐欺の被害者を相手に法律相談などをさせた疑いがあるそうです。
また、この弁護士の男は、恋愛感情を抱かせて金をだまし取る「ロマンス詐欺」の被害金を回収すると謳い、被害者からの相談を受けていたそうですが、「着手金を払ったのに対応しない」と大阪弁護士会に苦情が殺到したそうで、大阪弁護士会の調査で、広告会社に名義を貸した疑いがあることが明らかになった上、1800人以上から依頼を受け、着手金9億円を受け取っていたそうです。
「ロマンス詐欺」に限らず、最近特に問題になっている「投資詐欺」や、以前から問題になっているいわゆる「オレオレ詐欺」みたいな詐欺事件が後を絶たない状況が続いているのですが、こんな風に、弁護士が犯罪に手を貸すようになったら、何もかも終わりだと思います。
司法試験に合格して、やっとの思いで弁護士になったかと思ったら、犯罪に手を染めるようになってしまい、弁護士になったばかりの志はどこへ行ってしまったのかと思ってしまいました。
市民の味方の弁護士が、市民に背を向けるようなことをやってしまい、悪徳弁護士に成り下がってしまったと言わざるを得ないように思います。実際この弁護士の男は、大阪弁護士会から懲戒請求されているそうです。
この弁護士の男は、弁護士失格なのは明白なのですが、他にもこんな悪徳弁護士がいるのでは、と疑いたくなります。弁護士という肩書は、かくも軽くなってしまったのでしょうか?
もうこんな弁護士が出ませんように。