ウソと無駄ばかりの世界 | DK Voice Official Blog 「Voice of DK Voice」

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今思っていること、感じていることを書いていきます。通常は日本語で書きますが、英語で書くこともあります。I write my current thoughts and feelings.I write them in Japanese normally,but sometimes I write them in English.

発生から2か月が経った能登半島地震。今もネットへの投稿や支援が続けられているようですが、その中身は、こんなものばかりなのでしょうか?

今年1月1日に起きた能登半島地震直後に、ウソの投稿が拡散されたという問題。「志賀原発から海上に油19800リットルが漏れ始めてしまう」「二次避難すると仮設住宅の抽選から漏れる」といったウソの情報が拡散されたそうですが、中には、「輪島市の集団避難はビルゲイツの別荘に連れて行かれる」という、全くの荒唐無稽なウソの投稿まであったそうです。
こんなにウソの情報の拡散に拍車をかけているのが、X(旧Twitter)に導入された「インプレッション」という機能で、投稿の閲覧回数が多いほど広告収入が増えることから「インプ稼ぎ」なる言葉まで出回る事態になっているそうです。
また、能登半島地震の被災地上空で、航空自衛隊のブルーインパルスの飛行が検討されているそうです。それも、北陸新幹線の開業する3/16に、フォーメーションやアクロバット飛行を披露するそうです。

個人的には、ウソの投稿自体にも憤りを覚えますが、それにも増して憤りを覚えるのが、上述の「インプ稼ぎ」です。
「結局最後は金なのか」という感じで、相手が怒ろうが悲しもうが、そんなことお構いなしに、「金を稼いだ者勝ち」という感じで、「北陸新幹線のチケットの転売問題」と根っこは同じように思います。
こんなウソや偽の投稿のせいで、被災者や被災者の支援に当たっている人たちの混乱を招くことをしている人たちの神経が理解できません。
ただ単に復興の邪魔をしているだけとしか思えず、こんなウソの投稿をしている人の神経の図太さには呆れるばかりです。
また、ブルーインパルスについては、「税金の無駄」以外の何物でもないように思います。断水や停電の復旧がままならない地域があるということもその理由の一つには違いないのですが、個人的には、自衛隊の不祥事が相次いでいる中でのブルーインパルスの飛行自体に問題があるように思います。
昨年は、陸上自衛隊祝園分屯地に勤務していた男が、京都府京都市東山区のマンションで、高齢の男性の刺した疑いで捕まっているし、日野基本射撃場では、元自衛官候補生の男が、射撃の訓練中に発砲して死傷させるという事件も起きているし、さらに、この不祥事後、中断していた訓練再開初日に、自衛隊員の男性が報道陣に対して中指を立てて威嚇したという問題も起きています。
こういった事件以外にも、元自衛官の女性に対する性被害の問題もあり、こんな不祥事ばかりの組織に税金を使うこと自体許しがたいとすら思います。
こんな数々の不祥事が起きた後に、ブルーインパルスの飛行。どこまで税金を無駄に使えば気が済むのか、と言いたくなります。
こういった被災地に対するウソと無駄ばかりの世界に、歯止めをかけることは出来ないものでしょうか?