毒猫飼えば 人の中まで -7ページ目

だらぐだぐだ。






耳が痛いお話をね

飽きるまで聴いてたい時があるの。


胸が痛い言葉をね

腐るまで聴いてたい時があるの。



だってそこに本当があるのでしょう?







手のひらの心臓にね

小さな刃立ててしまえば

楽になれるの?って


君がそう、僕に聴くの。


だから僕は眠れなくってね

朝が早く来たら良いのにって

焦ってしまってさ。


君はそんな僕を知って

小さな雨を降らすの。




地面についた足をね

両方上げるのにはどうしたらいいの?って


君が僕に聴くの。


だから僕は答えたよ。


「飛べばいいよ」って答えたよ。



でも君の言うソレは

そんな簡単な話じゃなかったの。




ねぇお願い。

君の声が消えないの。

君の雨がやまないの。

僕はずっと縛られたまま

君の手からすり抜けた

その“心”を探しまわるの。

それが僕の役目だって

それが僕の仕事だって

そう思ってしまうの。


ねぇお願い。

君の言葉が刺さるよ。

君の音色が心割るよ。

それなのにねぇ

君から僕は離れられない。

君は僕から離れない。


このままどこまで行けるのかな?






可愛がっていたぬいぐるみが捨てられないの。

ねぇなんで?


僕が君にそう聴くの。

何度も何度もそう聴くの。


君は小さく優しく僕にこたえるよ。

何度も何度も小さく優しく僕にこたえるよ。


「それは君が優しいからだよ」と

「それは君が知ってるからだよ」と


それだけで僕

安心しちゃって眠りにつけるの。







僕はただね

君が笑ってくれたらそれで良かったんだ。

そのためならいくらだって馬鹿になる。

いくらだって悪モノになってやるって

そう、そう、思ってたんだ。


君が笑うなら 君が声をあげて笑うなら

僕は自分がどうなっても構わないって

そう、そう、思っていたんだよ。





同じ空など見れなくても

構わないと思ってた。

君がこの世で一番美しい空の下で

笑っているなら良いと思ってた。





でも、一番君と居たかったのは

一番その時間を愛して居たのは

君じゃなくって 僕だった。







耳が痛いお話をね

飽きるまで聴いてたい時があるの。


胸が痛い言葉をね

腐るまで聴いてたい時があるの。





だってそこに本当があるのでしょう?


だってそうでもしなきゃ

痛みは和らいでしまうでしょう?









ぬっちゃり。



ある日の午後。

ゆったりとした時間の流れる部屋で

僕と君の内緒のお話。


天井にたくさんの僕ら 張りつけて

床にたくさんの現実 敷き詰めて


僕と君の内緒のお話。



明日がもし晴れだって

僕は君には会えなくて


明日がもし雨だって

君は僕に会えなくて


黒い日傘の下

白い雨傘の下。





ある日の夜中。

ぬっとりとした時間の溢れる部屋で

僕と君の小さなおまじない。


空気にたくさんの景色 反射させて

風にたくさんの感情 インプットさせて


僕と君の小さなおまじない。



明日がもし最後だって

僕は君に笑いかけるし


明日がもし最初だって

君は僕に笑いかけるし


真っ暗な部屋の中

真っ白な部屋の中。





見えない心は宙を舞う

伝えたかった僕の心は宙を舞う

触れない心は地面を這う

求めたはずの温もりは地面を這う

目の前の事だけ信じていられたら


僕と君の内緒のお話

君と僕の小さなおまじない


途切れることなく 絶えることなく―――――。








詩。(個展ディスプレイ用)



眠りねずみの しっぽ
道の端っこ 落っこちてる

眠りねずみの しっぽ
砂にまみれて 汚れてる

さぁ 届けに向かおうか



眠りねずみの しっぽ
僕の手の平より 小さいね

眠りねずみの しっぽ
僕のモノより 軽々ね

さぁ なくさず返しに行こう


山をこえて 橋を渡って
眠りねずみの居る街へ
しっぽを持って 出掛けよう




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