集合時間の少し前に部屋を出る。

チェックアウト後、ロビーの柱の脇にスーツケースをつけ、その横に機内用のボストンバッグ。そして作品の入った箱を重ねた風呂敷包みを置く。

TAさんとTOさんは少し遅れているようだ。

まだ荷物は部屋の中だろうなあ。。チェックアウトはすぐ済むからいいけど。

ま、タクシーに乗ればヒースローまでそんな時間かからんから、なんとかなるだろ。


ふと気付くと、3歳くらいの女の子がちょっとずつこっちに近づいてきている。

どうやら置いてある荷物が気になるらしい。

んー、害はなさそうだけど。。Sugarの箱をつぶされたら困るな。

手を伸ばしてきたので、泣かれないように気を遣いながら声をかける。

ごめんねー、これ壊れ物だからさわらないでねー。

近くにいたお母さんが慌てて飛んできて、謝ってくれたので思わず恐縮。

いや、怒ってはいないんだけど。箱をずっと抱えているのもしんどいから、置いておきたいので申し訳ない。。

お母さんの姿からすると、インド系かな。風呂敷が珍しいのかな。

などと思いながらしばらくぼんやりして。

と。いつの間にか、さっきの女の子が再び接近(笑)していて、スーツケースをさわっていた。

ああ、分かった。これが気になっていたのか。

J○Bツアーで自動的に付けられた、ツアー名と自分の名前が印刷されたビニール製の札。スーツケースの取っ手によく付いているあれだ。

日本語が珍しいのか、じっと見つめてさわっている。

こんなんでよければいいよー。もうツアーも終わりだし。

しゃがんで紐をはずし、はいっと女の子に渡す。

ここでやりとりに気付いたお母さんがまた飛んで来たが、女の子も自分もニコニコしてるのでホッとした様子。

金銭的価値はゼロだけど(笑)よかったら記念にとっておいてねえ。


3人揃ったところで、ホテルの玄関からタクシーに乗り込む。

車中でお二人のご午前中の成果を聞く。

駆け足の美術館めぐりだったけど、すごくよかったとのことでパンフレットを見せてもらう。

はあー、こういうインテリアというかアンティークというか宝飾品というか

てんで縁のない世界なのでよく分からんのだけど、でも確かに奥が深そうでおもしろいんだろうなあと思う。

同じSugarの作品であっても、作り手の分だけテーマがあるのだ。

だから「実物大のストラト」なんてのもありなのだ(笑)

「あのままホテルにいたの?」

ええもう、寝っころがってぼーっとしてましたよ。昨日1日が濃すぎたんで(笑)

「××さんって、『モノより思い出』って感じだもんねー」

あたしゃNISSANですか(笑)

ま、確かに当たってるからいいんだけど。


ヒースローでの荷物検査の時に、ハプニングがあった。

成田の時のような「すんませーん、壊れ物なんですー」の類が

通用しないかもと不安になったので、念のため手荷物のベルトに乗せる前に風呂敷をとき、重ねていた作品の箱をバラバラにしてから通した。

おかげで自分の分は無事だったのだが、別のレーンで検査を受けてたTAさん

「横にしないでって言ったのに、『NO』のひとことであっという間に横倒しにされた」

とのこと。わっちゃー。。

箱をヒモでくくっていた為、すぐにバラせなかったのも原因だったらしい。

「私も今度から風呂敷にしよう。。」

うん、結構便利ですよ。木綿のでっかいヤツとか安くてシャレてるのあるし。

手荷物台でヒモをほどいて作品の点検。

ヨークで作ったものは平面的なので被害はないようだが、コンペに出品したモノの方がやはり多少破損していた。

「でも、これくらいだったら帰って直せるから」

ああ、良かったですねー。3人であらためてホッとする。

Sugarがらみの遠征は、こーいう心配があるから気が気ではない。

傍から見たら「酔狂な集団」と思われるだろうが、そんな集団が世界中から集まってくるのがこのコンペなんだなあ。








英国滞在最後の日。

先生と2人で朝食のレストランへ降りると、TAさんとTOさんの元気そうな姿。

おはよーございますー。もう大丈夫なんですか?

「うん、おかげさまで大丈夫。昨日はごめんなさいねえ」

晩ゴハンを食べずに寝たので、今朝はお腹がすいてるとのこと。

そりゃよかったよかった。。

「日本からカップスープとか春雨ヌードルとか、持ってくればよかったなーと思って」

ちょっとだけ胃に入れたいけど、くどいものはいらない。

そんな時に便利なのよねえ、というTOさんの発言。

ああ、分かるなあ。食生活が慣れないっていうのはこたえるのだ、ホント。


食事をしながらスケジュール確認。

先生はこの後英国人の別の先生のお宅にステイして、週末にコンペの為に渡米。

延泊組のフライトは午後。

TOさんとTAさんは、それまでの時間を美術館めぐりと買い物にあてるとのこと。

自分はそれにおつきあいするだけの気力も体力も財力も(笑)ないので

「じゃあ12時半にロビー集合ってことで」

移動の時間がある先生とは、ここでお別れ。

「それじゃお先に。また教室でね」

はーい、お気をつけて行ってらっしゃーい。どうもありがとうございました。


部屋へ戻る前に、お二人と一緒に地下鉄の駅まで歩く。

駅ビルの中にフレグランスのショップがあるのをチェックしていたのだ。

姉貴に頼まれていたカボティーヌを買っておかねば。

小さい瓶のを頼んだらサンプルしかないと言われ、レギュラーサイズを購入。

た、高いよ。。(泣)今回のツアーの買い物の中では、結局これが一番高かった。

まあ、免税店になかったからしゃーない。


改札でお二人を見送って、ホテルに戻る。

荷造りをして身支度を済ませたら、もうあとはやる事がなくなった。

ロビーに降りていくまで、まだ1時間以上ある。

紅茶を淹れて、ベッドに寝転がったら窓の外を飛行機が飛んでいくのが見えた。

ああ、昨日先生が言ってたのはこれだったんだな。

「寝たまま飛行機が見えるのよー」

窓に近いベッドだからだと思っていたが、壁側の自分のベッドからもちゃんと見えた。

あと数時間すれば、自分もあの中だ。

日本へ帰る。ツアーが終わる。


昨夜、ボローニャから戻った後で先生から

「本当はみんなものすごく心配していた」ことを聞いた。

ガイドのSIさんも「頑張って」と励ましていたけど

「本当の本当のところはすごく心配だったみたい」とのこと。

そーだったんですかあ。。

まあ、確かにこの会話力じゃSIさんはもちろん

経験豊富な教室メンバーのみなさんからしたら「頼りないことこの上ない」

ってのが本音だろう。

「ま、私はイタリアよりドニントン行きの方が心配だったけどね」

はあ。

「だってエアチケットは往復用意してあるんだし、乗っちゃえば向こうにはガイドさんいるんだから全然大丈夫だなって」

「でも鉄道とバス乗り継いでいくと、途中何があるか分からないしねえ」

なるほどー。

って、感心してる場合じゃない。

気付かないところでいろんな人に心配をかけていたことに、あらためて恐縮。

どうもすんませんでした。。好き勝手ばっかりで。

「でも××さんらしいから、それはそれでいいのよ(笑)」

わははー。そう言ってもらうとありがたいんですけどねえ。

でも、もう少し経験と勉強を積んで「あまり心配されない単独行動」

が出来るようになりたいと思います。。


そんな会話を思い出しつつ、ぼんやりとしていたらそのまま寝てた(笑)

時間がもったいないといえばもったいないハナシなのだが

本当にその時の自分にとっては「目的は全て果たした!」という心境だったのだ。

同時に、前日どれだけ気を張っていたかを今更ながらに思い知った。

とにかく疲れていた。そして気持ちがいっぱいだった。

これ以上もう何も入らないというくらい、気持ちも記憶もいっぱいであった。





言葉で聞くだけだと、なにやらロマンティックな風にもとれるのかもしれないが。

今さらどーしろってことなんだ?

過去を振り返って楽しいのか?

あいにくそんなヒマはないのだけれど、自分の場合。


どうも勝手なイメージが先行している気配なので、はっきりクギは刺しておいた。

これであげくの果てに「変わったね」などと言われた日にゃー

まちがいなくブチ切れるであろう(笑)


連絡してくれるのはありがたいと思うべきなのかもしれないが

なんつーか。。

おせっかいな人間っつーのは、何十年たっても変わらんのだな。

やりたいことがあれば、自分で行動

それが出来ないよーなヤツは、基本的に信用できん。

頑固だね、自分も。

嫌われるタイプなのは百も承知。

でも嫌なものは嫌なのじゃー。



表示が変だ。

しかも「その7」から下の記事全部のフォントが異様にでかい。

ついでにサイドバーのフォントもでかい。


設定やら編集のタグやら直してみたが、どうにも直らん。

1件ごとに記事表示すれば、まともなんだけどなあ。。

わけわからんのでギブアップ。


あの、見苦しい表示で申し訳ないっす。

わかったらそのうち直しておきますんで。。


って、ひょっとして自分のPCだけ?

ケータイは一応まともなだあ。。

わけわからんがな。。ぶつぶつ。


再びガトウィック・エクスプレスに乗ってビクトリア駅へ戻る。

初めは地下鉄でホテルまで帰ろうとしていたのだが

なんだか最後に変な疲れ方をしたせいで、楽をしたくなった。

もう時間も遅いし。。とタクシー乗り場に歩いていくとケータイにH先生から電話。

「今どこー?」

ビクトリア駅ですー。

「ああ、無事に着いたのね、よかったよかった」

おかげさまで。どうもありがとうございます。

タクシーでホテルまで戻ることを伝えると、その方が早いし正解だということ。

ま、これくらいの贅沢はなんとかなるさ。

「ホテルに着いたら部屋に戻る前にレストランに来てね」

そこで延泊組のTAさんと待っているからと言われ、了解と答える。

乗り込んだオースチンのドライバーは、ハリポタの主人公のような雰囲気の

まだ若いにーちゃん。

でも厳しい試験に合格した優秀なドライバーなんだろうなあ。

ホテルの場所を伝え、あとは任せたっとばかりにうとうとする。

夜のロンドンは楽しいんだろうけど、今の自分にはもうどーでもいいのだ。


結局、ホテル到着は22時半を少しまわった。

ロビー奥のレストランも、先生とTAさん以外に誰もいない。

おまたせしましたーっ

「おかえりなさーい!」

予定時間より遅れたので、心配していたとのこと。

すんません、帰りのボローニャ発のフライトがずいぶん遅れて。。

でも、生ハムは買ってきましたからっ

「嬉しいっ ありがとう~」

すでに食事は済んでいて、ワインを楽しんでいたお二人。

「せっかくなんだから、ワインと一緒に食べたいわよねえ」

しかしここで開けるのはさすがに気がひける。

と、H先生大胆にも給仕頭を呼んで交渉を始めた。


「実は彼女(自分だ)、さっきボローニャから戻ってきたところなの」

「でね、プロシュートをおみやげに買ってきてくれたんだけど、せっかくだから

ワインと一緒に楽しみたいなあと思って」

「申し訳ないんだけど、このワイン、お部屋に持っていっていいかしら?」

ひええええ、そう来るかあ。

先生の流暢な英語とその内容のギャップに、TAさんと思わず目をテンにしていたら

いかにも英国紳士といった年配のマネージャー

「どうぞ、結構でございます」と快諾してくれた。

おっけーなんだ。。融通がきくなあ。

あ、ひょっとしてお客がいなくなった方が、早く片付けできるからとか?(笑)


出発の時と同様人気のないロビーを、今度はワイングラスを片手にした

先生とTAさんと3人で横切る。

そのシーンが妙にシュールで、思わず笑ってしまった。

なんかすごいよなあ。。こんな経験二度とないかも。


もう1人の延泊者TOさんは、夕方から体調があまりよくないらしく

大事をとって先に休んでいるとのこと。

ええ、大丈夫なんですか?

「うん、たいしたことはないみたいだけど、明日の午前中も予定あるから

早めに寝ておくって。××さんが帰ったらよろしく言ってたから」

そーですか、それならいいんですけど。。

TAさんとTOさんが相部屋なので、自分の部屋に3人で移動する。

昨日自分と相部屋だったMOさんは、すでに帰国。

変わって一晩だけ自分と先生が相部屋となる。

とりあえず荷物を置こうとしたら、リュックのひつじがカードを持って待っていた。

おおお?ロンドンの絵葉書をひっくり返すとMOさんからのメッセージ。

「ああ、それMOさんが××さんに書いてくれたみたいよ~」

『お帰りなさい』で始まって、ツアー中お世話になりましたというお礼のカードは

思いがけなくて嬉しかった。

自分もMOさんにおてがみしなくては。


てなわけで、3人で英国最後の晩餐(笑)

ワインと生ハムとポップコーンと紅茶。

「チーズもあるわよー」い、いつの間に(笑)

「で、どーだったの?イタリアは」

はいい、それがですねえ。。と自分の報告もサカナに

女3人の宴会は25時頃まで続いた。













奥行きの浅いロビー、左側にある仕切りの向こうが「国外」用。

ブースの中のにーちゃんにパスポート提示して進む。

まだ時間の余裕はあるなあ。

というわけで、Shopを物色。


こっちの方が比較的お手ごろ価格が多いかなと、ぶらぶらしてたらなんと

生ハム発見ー!

お惣菜感覚でパック詰めされていて、しかも手が届く価格!(笑)

よかったー、これでH先生のおみやげができたっ

3種類ほど選んでさらにキョロキョロしていると、スナック菓子のコーナーが。

おおお、ポップコーンがある~。

こっちに来て「チップス」は何度か食べたが、これは食べてない。

何を隠そう「自称ポップコーンジャンキー(笑)」としてはそろそろ限界。

こりゃ買うしかねーだろーっ

基本の塩味2袋にブラックペッパー1袋。

いや、1袋はロンドンに戻ったらみんなで食べるのだ。

。。って、1袋だけかい。。(汗)


エアのちけを確認して、待ち合いの椅子に陣取る。

搭乗開始ぼちぼちかな、と思いながら座っていたが、どうも様子がヘン。

予定時刻を過ぎても始まる気配がなく、しばらくしてBAの職員が数名来たかと思うと

なにやら会話をしただけでまたいなくなる。

まさか、と自分のちけを何度か確認するが間違えてはいない。

周りの乗客もいぶかしげだが、特に騒ぎ出すこともなく

ま、しょーがない動くまで待つしかないさ、と開き直ることにした。


結局50分遅れで搭乗開始。

その間直接の状況説明はもちろん、アナウンスも1度もなく

まるで何事もなかったかのように過ぎていった。

さすがにぐったりしたが「こんなこともあるさー」と思うことにする。

目的は果たせたし、無事に戻れればそれでおっけー。

帰りの機内は爆睡していたが、ふと目を覚ますとちょうどドーバー海峡の

あたりを飛んでいた。

眼下に英国の陸地がだんだん見えてくると、「帰ってきたなあ」と

しみじみする自分がちょいと不思議。

が、安心するのはまだ早い。

単独行動最大の難関(笑)「英国の入国審査突破」がまだ控えているのだ。


外国人到着用ゲートで中国人らしきツアーの団体と一緒になった。

そう、初めてこちらに来た時は「コリアン?」と聞かれることが多かったのだが

今回は圧倒的に「チャイニーズ?」と聞かれる。

世界規模の中国パワーを肌で感じる瞬間なんだなあ。

ともあれ長い列に並んで順番を待つ。

と、ここでうっかり「入国カード」を記入し忘れ、ハネられた。

そーだ、そーだったと記入台に戻り、気を取り直して審査官の前へ。

パスポートとちけをちらっと見て「今のツアーの客ではないのか」

違います。

「どこから来た?」と、ここで一瞬迷う。

日本国のパスポートなのは見りゃ分かるよな。。だから

イタリアから来ました。

ここで隣にいた審査官に「今日、イタリアからの日本人ツアーはあったか?」

「いや、ない」

その後いやーな沈黙。

すでにあたりに他の客の姿はなく、ガランとした空気に不気味さがただよう。

フライトが遅れたせいもあって、すでに英国時間は21時に近い。

「英語は話せるか?」少しなら。

「目的は?」観光です。

さらにもう1度「どこから来た?」だーかーらー。

イタリアから来ました。今朝ガトウィックを発って日帰りしたんです。

今夜中にロンドンへ戻らないと明日の成田行きに乗れなくなるんですってばっ(怒)


パスポートに今日の日付の出国スタンプが押してあんだから見りゃわかるだろーっ

なーにを疑うってんだよ、とっとと通せ、このスカタン!

。。とは言わんかったが(笑)

ココロの中で思わず毒づく。

平常心、平常心と唱えながら、目ぇを三角にして審査官とにらみ合う。

団体扱いのちけなのに単独なのが怪しいのか

仕事でもないのにイタリア日帰りする行動が変なのか<

パスポートと人の顔を交互に見ながら、疑う表情を崩さない審査官。

いざとなったら大治郎の本出して説明してやるか?!

そのためにも持って出てきたんだから。


「今日の宿泊先は?」×××です。

と、ここで思いついてカバンを開ける。

万が一連絡する必要が出来た時の為にと、J○Bでもらった日程別の小冊子を持ってきたのだ。

ページを開いてホテルの連絡先を示すと、やっと信用してくれたようでOKが出た。

なんだかなー。

そりゃ島国だし、もともとテロが多いから入国審査が厳しいことは承知していたが

どうにも悔しさが残る。

もっと詳しく説明できたり、的確に反論できるような会話力がない自分もふがいないのだが。。くそ。

とうとう2ヶ月ほったらかし(笑)


アクセスさえもたまにだから、その度に設定のページがなんかいろいろ変わってるんだよねー。

いいのか、こんなんで。

や、いいのだ、多分。


理想を言うと、記事と同じ7月ちゅうに完成させたいのだけれど

予定は未定。

まあヤマは超えたから、あとはそれほど大きなネタはないのだが。。


えー、本人すら毎日開かない(汗)こんな別館を

時々のぞいてくださる奇特な方、どうもありがとございます。

本館はぼちぼちなんですけどねえ。。

ま、こちらはなるべく気長に見てやってくださいまし。


それにしても@UKが終わったら何を書こう。。

(それを心配する前に早く完成させろってば)







再び高速を使って空港へ。

短い時間に濃縮された体験をしたので、あたまが少々ぼおっとしてる。

しかし、気を抜くのはまだ早い。

「家に帰るまでが遠足」(笑)なのだ。


BAのカウンターでチェックイン。

念のためガイドさんが伊語で確認をしてくれると、今のところ特にトラブルはなく

時間通りのフライトとのこと。

まだ少し早いので「買い物でもしますか?」

はいぃ~(笑)

このフロアに上がった時から、実は気になって仕方なかった。

それほど大きな空港ではないので、ショップも一度に見渡せるくらいの数しかない。

が、その数少ない中にきちんと、フェラーリとドゥカのショップがあるのだ!

しかもそれぞれマシンが展示してある。素晴らしい。

うわわ~とココロの中で声を上げつつ、マシンに近寄る。

いや、日本でも展示を見る機会はあるのだが、やはりイタリアで見るのはまたひとあじ違う。

と、思ってしまうくらいミーハーなのだ。すまん(笑)


マシンとグッズを気の済むまで堪能して、さてみやげを買わねば。

実はH先生から「イタリアっていったらやっぱりプロシュートよねえ」

と頼まれていたのだ。

「買う時間があったらでいいからね(にっこり)」と言われては、買わずに帰れるわけがない。

生ハム生ハムっと。。

物販店の一部がカウンターになっていて、軽食がとれるショップに入る。

まずは会社用の菓子、酒などを物色。しかし安くないなあ。。

残ってるユーロを計算しつつ、いくつか選んでから生ハムを探す。

カウンターのショーケースの中に、その場でも食べられるようになっていた。

が。高っっ(汗)

そりゃ確かにうまいんだろうけど、ちょっとこれはキビシイ。。

せんせーごめんなさいい。。(泣)

とりあえず手にしたものだけ会計しようと、レジ前に並ぶ。

大体暗算しておいたが、レジの兄ちゃんがごにゃごにゃっと言った金額が聞き取れず

反対側を向いていた客用のレジ標示を覗きこもうとしたら

「Japanese?」

ya。

「じゅうにゆーろねえ~!」

ひええええええ。

響き渡った兄ちゃんの日本語にひっくり返った。

カウンターで飲んでいたお客さんの注目をいっせいに浴びて赤面。

「さ、さんきゅー」と言いながらあわてて代金を払う。

ここでそれこそ、にっこりして「おおきに~!」くらい返せればよかったのだが。

不意打ち喰らっておたおたするとは、まだまだ甘いな、自分も(笑)


ゲート前でガイドさんと運転手さんにご挨拶。

変な観光客ですんませんでした。

でもおかげさまで目的は果たせたので満足です。

またぜひイタリアへ、という言葉に力強くうなづき、握手。

あと今日の記念によかったらと、カバンにつけていたメモリアルピンズと

74ピンズを手渡す。

「ライダーDaijiro」を覚えている人が1人でも多くいて欲しい。

特に運転手さんがびっくりして喜んでくれた。


手荷物をテーブルに乗せて、金属探知ゲートをくぐる。

と。

うわ。ここでいきなり鳴っちまったよ。あーあ。

女性検査官が来てチェック。とりあえずピアスとクロノをはずして再挑戦。

はいおっけー。やれやれだ。

カバンを持って振り返ると、案の定(笑)ガイドさんと運転手さんの心配顔が

人ごみに向こうに見えた。

最後までへなちょこで申し訳ない。。

背伸びをしてぶんぶん手を振ると、あわてて2人も振り返してくれた。

なんとか最後は笑顔が見せられたかな。

お世話になりました。どうもありがとう。

もう二度と会えないかもしれないけれど、忘れることはない。

それは確か。











気がついたら1ヶ月近くもほったらかしてるではないか(笑)

この連休ちゅうに書くつもりでいたのに

連休明けの検定勉強とバイトと試作と洗濯(笑)で終わってしまった。

早いとこ書き終えないと、記憶がどんどん薄くなる~。


立ち読みで済ませようと思ったが、つい購入してしまった月刊誌。

西条さん、髪切ってたのか。さわやかになってる~。

「アルコール」の3巻早く出るといいなあ。

しかし一条マダム(笑)は相変わらずどろどろした世界を描くのが上手い。

オーケストラが浸透した次は、マンガでオペラを、ってな感じなのか。

予想外に反応してしまったのが、設計事務所を舞台にした作品。

すげー分かってしまう。。(笑)と、面白く読んだ。


学生時代に愛読していた月刊誌の作家陣から、懐かしい名前が2人。

聖氏はかなり作風が変わったものの、独特の面白さがある。

一方MMはあいっかわらず、絵柄もハナシも甘い。。

昔からこのヒト、苦手だったんだよなあ。

巷で代表作と呼ばれている「O」は、次から次へと不幸が続き

毎月毎月主人公がびーびー泣いて、うっとおしいったらないっと思っていたものだ(笑)

本屋で女子高生が「これ、大好き」「感動だよね~」という会話をしているのを耳にして

思わず固まってしまったこともある。

おじょーさん、おじょーさん、この程度で感動してたらあかんがな。

ま、ある意味少女マンガの王道といえないことも。。ない、か。


ところでサードガールの完全版もいよいよ今月が最終刊。

ふと思ったのだが、これ本当に完結するのか?

掲載誌廃刊により中途半端に終わってしまったのを

加筆して完全版にする。。というふれこみだったはずだが、確か。

7巻がここで終わっているが、まだあんな展開やこんな展開もあったはずで

さらにそれで加筆したら。。8巻だけでおさまらないような。。。

うわわわわー、めちゃくちゃ不安になってきたー。

ここまできて納得のいく終わり方でなかったら、それこそ欲求不満じゃー。

が、画伯!イラスト集も楽しみですがぜひ本編のナイスな締めくくりを!

この際「もう1巻出すことにしましたー」もありなので!(笑)




下に降りてから、スタンドでオレンジジュースを買う。2ユーロ。

これがユーロでの初めての買い物。

えっと、これは£硬貨だから。。ユーロユーロ。。2、2と。。

財布をゴソゴソやってたら、スタンドのアルバイトらしきねーちゃんが

「ニーニー」と口真似してきた(笑)

彼女は「日本人」を見るのが初めてらしい。

無事に払った後、他にお客さんもいないせいか「ふーん」という感じで

カウンターに頬杖をついて顔を覗き込んできた。

自分にしてもいい機会だと思って、負けじとジュース飲みつつ彼女の顔を

まじまじと観察する。


年の頃は18くらいか。ブロンドの髪をポニーテールにして

瞳の色は薄いブラウン。

日に焼けても白人さんなので、そばかすが目立つ。

美人というよりは、茶目っ気たっぷりのかわいいタイプだなあ。

背は高いけど。

その彼女が日本語での言い方をガイドさんに尋ねた。

「ありがとう、ございました」

「アリガトーゴザイーマシター」

うはははは。上手い上手い。

ありがとー、と手を振って別れた。人懐こい子だわ。


空港に戻るまでまだ時間がある。

「他に行きたいところはありませんか?」

じゃ、海が見えるところに行きたいです。近いはずなので。

運転手さんと落ち合い、サーキットを後にする。

途中、ミサノの駅を通りかかったので車を止めてもらった。

線路側から見ると、にーちゃんたちがなにやら作業ちゅうであった。

改修工事か?それにしてもシンプルなこじんまりした駅。

「少し手前に急行が止まる駅がありますから、ボローニャからそこまで

急行で来て各駅停車に乗り換えてここまで。。という方法になりますね」

ふんふん、なるほど。

今度来る時にはこんな贅沢できないから、交通手段はよく調べておかないと。

確認の意味も含めて(笑)駅の写真を撮る。


ビーチ近くの砂利敷き駐車場で車を降りる。

それにしても日差しがキツイ。

「多分今、40度近くありますよ」

ええっ気温がですか?

「はい、日本のように湿気がない分それほど辛くはありませんけど」

そーだよなー、日本で40度ったらまずこんな風に歩けないだろう。


ビーチハウスの向こう側には、映画に出てくるような

「まさにリゾート地」といった光景が広がる。

白い砂浜にパラソルとチェアがずらり。おおー。

それでも覆いつくすほどの人出はなし。

「高級リゾート地」と聞いていたが、そのせいなのか?

それはともかく、視界の先にある色に目を見張った。

海、海なんだけどその色ときたら!

蒼というより藍に近い。いや碧にも見える。なんて濃い色なんだ。

こんな色の海は見たことがない。

光の具合か、空の色も確かに濃いからそのせいか。

それにしてもこんなにも違うものだとは。。


しばし呆然と立ち尽くした後、サンダルを脱いで波打ち際まで。

近づいても海の色に対する印象は変わらない。

すごいなあ。。これがアドレア海かあ。。

シャッターを押すが、写真ではあの感動が伝わらないのが残念。


ビーチハウスのテラス席で、ガイドさんとジェラートを食べる。

運転手さんは到着した時から新聞を広げてくつろぎちゅう(笑)

イタリアは美術館も充実しているので、今度来た時にはぜひ

と勧められる。

そーだよなあ、普通観光にきたらそっちから入るもんなあ(笑)

ガイドさんもおそらく本来の能力はそちらで発揮されるものなんだろう。

ええ、今度はそれくらいの余裕を持って来たいです。

レース観戦後に観光できるような日程で、と。