必要な経験
Change Talk,Change Life
"話し方を変えたければ生き方を変えろ"
喋りは「生き方」が9割
「話がちゃんと”伝わる人”と
話をちゃんと”聴ける人”を増やす」
「大事なのは、伝え方ではなく伝わり方」
伝え方や話し方だけにフォーカスした
自己満足、利己的思考は今すぐ捨てろ
大事なことは「どう伝えるか」ではなく
相手に「どう伝わったか」を考えること
27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え
話し方、聴き方、生き方をイノベーション
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です
こんにちは!
僕のブログに来ていただき
本当にありがとうございます!
必要な経験
ただ一言
「必要な経験だった」
僕はそう思います
パリオリンピック女子柔道52kg級
2回戦敗退となった阿部詩選手のこと
メダル獲得に至らなかったこととか
試合後の号泣のこととかが話題です
こないだの日曜日このブログでも書いた
門真市立総合体育館でのバスケの試合
「ミライモンスター」の中学生のこと
その子の引退試合を観戦したという話
ちょっとその中学生に影響を受けまして
その子が好きだと言ってた『SLAMDUNK』
中でも映画『THE FIRST SLAMDUNK』を
やっとこさその夜になって観たんですよ
たまたまその映画を観た直後に
阿部詩選手の2回戦敗退という結果
映画のワンシーンがダブったんです
(以降少々ネタバレがあります)
神奈川県代表の湘北高校と対戦する
絶対王者の秋田県代表山王工業高校
チームのPGである沢北栄治選手が
直前に神社へお参りしこう願掛けをします
「俺に必要な経験をください…
もしあるのなら、それを俺にください」
もはや高校の絶対王者ですから
勝って当然のチームですから
負けるなんて有り得ないですから
ありとあらゆる経験はしています
沢北栄治選手にとっての「必要な経験」
「勝つ」という前提だったのでしょう
ところが結果は衝撃的で冷酷でした…
2回戦敗退となって涙に暮れる阿部詩選手
同じく涙に暮れる沢北栄治選手とかぶった
同時に僕がいつも肝に銘じていること
事象はすべて今の自分が引き起こしている
偶然におこった出来事のようで実は必然
おこるべくしておこった出来事だということ
つまり
目の前の出来事には
すべて意味が存在する
ということ
なので僕は阿部詩選手の2回戦敗退
特に驚きもしなかったし冷静でした
そして
「今彼女に必要なことなんだな」
僕はそう理解した
強いとか
弱いとか
勝ったとか
負けたとか
そんな結果ではなく
彼女の人生で必要なこと
スポーツと人生は違う?
切り離して考えろ?
違う
スポーツは単なる人生の一コマ
生き様を表す「行動」に過ぎない
僕も色んなスポーツをしてきたし
スポーツの指導者も経験をしている
だからこそ「必要な経験」という表現
沢北栄治選手のシーンが印象的でした
そこでだ
さぁ、次はどうする?
これも映画での台詞です
『ディア・ファミリー』
福本莉子さんと大泉洋さんが共演
大泉洋さんの奥様に菅野美穂さん
その菅野美穂さんが劇中で口にする
「で、次はどうする?」
この言葉が非常に印象的だった
むしろ「キーワード」とも言える
過去にあったことを悔やまず
今おこっていることを恨まず
ただ現実として冷静に受け止めて
次の行動をしっかりと考えて生きる
どんな状況でも同じだなと思った
おこってしまったことは仕方ない
それはどうしたって変えられない
それを悔やんだり恨んだりしても
今の現実が変わることは絶対ない
ならば
「次はどうする?」
そう自問自答しながら進むしかない
心臓病と闘う家族の物語でしたが
決して悲観的な内容になることはなく
「今をどう生きるか」がテーマでした
だからこそです
柔道の阿部詩選手もそうですが
同じように悲しみに打ちひしがれ
立ち上がることも困難な人もいる
誰しもそういう時は必ずあります
そんな時は
「すべては必要な経験」と割り切り
「じゃ、次はどうする?」と考える
それしかないのです
そうして生きるしかないのです
過去の出来事は変えられない
でも過去の意味は変えられる
敗北の事実は決して変えられない
そこで悲しみに打ちひしがれたまま
敗北を悔やんだままで終わらせるか
「次はどうする?」と考えて今を生き
「あの敗北があったからこそ」と
負けたことに感謝して未来を生きるか
すべては必要な経験です
ていうか
生きていれば次第に過去の価値は変わる
「あの時にあのことがあったから」
たいていの人はそうして過去を振り返る
”しょせん”人生なんて「そんなもん」です
ならば
負けも
涙も
すべて受け止めて…
「次はどうする?」
今日も読んでくれてありがとう
ほいじゃまた明日!!