マナー違反
Change Talk,Change Life
"話し方を変えたければ生き方を変えろ"
喋りは「生き方」が9割
「話がちゃんと”伝わる人”と
話をちゃんと”聴ける人”を増やす」
「大事なのは、伝え方ではなく伝わり方」
伝え方や話し方だけにフォーカスした
自己満足、利己的思考は今すぐ捨てろ
大事なことは「どう伝えるか」ではなく
相手に「どう伝わったか」を考えること
27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え
話し方、聴き方、生き方をイノベーション
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です
こんにちは!
僕のブログに来ていただき
本当にありがとうございます!
浴衣で外出はマナー違反?
単に「浴衣の歴史の変遷」ということです
今はこういう使われ方だけど本来はこう
我々は「へぇー!そうだったんだ!」となる
でもそれを「違反」と断じるのは違うと思った
違和感のひとつはこれでした
そしてもうひとつが…
マナーはルールじゃない
この「マナー違反」という言葉です
店主の方が言ったのかは不明なので
記事を書いた人の認識や解釈かもしれない
とにかく「違反」という言葉がしっくり来ない
そもそもの話
マナーというのは
人と人との関わりで
当然その場面でしかるべきとされる
行儀や作法、つまり行動のことです
またこれは例え人がいない時
自分一人だったとしても
それを守ることが望ましいとされる「価値観」
ちなみに
同じような言葉で「エチケット」があります
これはマナーより「狭い領域」での関係性
「人前でゲップやオナラをしない」という
目の前にいる人を不快にさせない気配りです
マナーは「社会・集団」を意識したもので
社会全体として気持ち良く過ごすための行動
エチケットは「相手・個人」を意識したもので
目の前の人を不快にさせないための配慮の行動
ということです
本当のマナーとは?
こんな話を聞いたことがあります
実話かどうかは知らないのだけれど
ただ逸話として非常に感銘を受けた
イギリスのヴィクトリア女王の話
外国からの来賓を招いた晩餐会でのこと
その中に南アフリカの大統領がいた
大統領はフィンガーボウルの使い方を知らない
なのでボウルに入った水を飲み水だと勘違いし
なんとその水を飲み干してしまったそうです
ところがそれを見たヴィクトリア女王
自分もフィンガーボウルの水を飲んで見せます
お客様に恥をかかせまいとする
女王の無言の気高い振る舞いだったとのこと
そんなお話
ヴィクトリア女王のような「配慮」
何事においても目配り気配り心配り
また臨機応変で柔軟な言葉や行動
僕は常に心がけたいなと考えています
今世の中が生き辛くなっている要因
なんでも「ルール」になってしまったこと
ルールでないものもルールと思い込む
この「マナー違反」という言葉もそうです
こういう言葉が「失敗を恐れさせている」
必要以上に失敗を恐れてしまっている
そんな本当に世知辛い世の中になっている
がんじがらめとはこういうことですね
今一度言葉の定義を少し整理してみると
自分で自分を縛り付けていたなんてこと
案外多いのかもしれないと気付きました
しかもそのほとんどが「必要以上に」です
誰もがヴィクトリア女王のような寛容さ
そして人を思いやる臨機応変な所作や行動
社会全体として気持ちよく過ごすための行動
それこそが本当のマナーではないでしょうか
今日ふと抱いたふたつの違和感
そんなお話を徒然にいたしました
何かあなたに考えてもらえる
そんなきっかけになりますように
今日も読んでくれてありがとう
ほいじゃまた明日ね!!