【手懐ける】今後日本の政治に携わっていく立場の人であるならばメディアを手懐ける余裕も持って欲しい | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

手懐ける余裕


Change Talk, Change Life


"話し方を変えたければ生き方を変えろ" 


喋りは「生き方」が9割


「話がちゃんと”伝わる人”と 

    話をちゃんと”聴ける人”を増やす」 


「大事なのは、伝え方ではなく伝わり方」 


伝え方や話し方だけにフォーカスした 

自己満足、利己的思考は今すぐ捨てろ

大事なことは「どう伝えるか」ではなく

相手に「どう伝わったか」を考えること


27年間ラジオの現場で培った“DJ思考”を伝え

話し方、聴き方、生き方をイノベーション 

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事 

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です 


こんにちは! 

僕のブログに来ていただき 

本当にありがとうございます!



一週間経って


東京都知事選のこと

厳密に言えば選挙ではなく

選挙後の会見やインタビュー

それらを見て感じたことがある


選挙には当選落選という現実

「選挙戦」とも言われるなかで

当選が「勝利」そして落選が「敗北」

この表現はある程度致し方ないと思う


今回落選した候補者のおひとりで

「勝ち負けということじゃない

   そんな言い方でメディアが煽るな」

そう苦言を呈した候補者がいらっしゃった


もっともだ


またメディアの方もインタビューで

「は?」となる質問が繰り出されて

その候補者は反対にそこに疑問を持ち

呆れたような表情で受け答えをされていた


気持ちはよく分かる


そして日が経つごとにその候補者は

「ちょっとやりすぎたかな」と言及

質問者を困らせる対応をしていたこと

ご自身も一部では認められました


その中でおっしゃっていたこと


「わたしはミラーリングをしている

    敵対的な態度なら敵意でもって対応

    好意的な態度なら好意でもって対応する」


なるほど

だからこその対応だったのか

もちろんすべての対応がそうではなく

一部のメディアに対しての対応がです


候補者ご自身の考えや立場もある

選挙報道に対するメディアの格差

発言に関しての取り上げ切り取り方

かなり忸怩たる思いをされたのだと思う


そこは理解している


とはいえ


そこは「今後」のご自身のためにも

柔軟な姿勢を出しても良かったのでは

特に開票時やその直後のインタビュー

やり取りを見ていて感じたことでした


「敵対的態度には敵意で

    好意的態度には好意で」


誰でもやっちゃうことなんですよね


でもです

ぶつけられる質問がどうであれ
やり取りの一挙手一投足が放送される
その時の「対応」にも注目が集まります
だからこそ一歩引いた対応をして欲しかった

正直やり取りを見ていて
純粋にいい気はしなかった
色んな事情はあるとしても
ちょっと大人気なくも感じた

「柔よく剛を制す」

意味は違うかもしれません
でも僕はこの言葉が思い浮かぶ

メディアが手強いのではありませんが
敵対的な感情を抱く手こずる存在ならば
尚更それを「手懐ける」くらいの器量
そういう懐の深さを見せて欲しかったかな

政治に携わる立場の人である以上は

聞こえるのは支持者の声だけではない

不支持以上の口撃を受けることもある

それはその候補者がよくご存知でしょう


だからこそ敵対的な態度に対しても

ある種柔軟な態度で接して欲しかった

「敵対心に対しての敵意」という関係

これでは何も生産性がありませんから


「相手の意のままになっておけ」


どんな時も自分の感情を押し殺せ

そう言っているのではありません

間違いには毅然とした態度で対応する

それを否定するつもりは毛頭ありません


「敵対的態度には敵意で

    好意的態度には好意で」


その候補者の方がおっしゃっていた

いわば「ミラーリング」の対応が

果たしていい結果を生むのだろうか

少し疑問や言葉に違和感を持ったのです


同時に


これはメディアと候補者のことだけでなく

僕たちの日常生活においても似たようなこと

特に仕事をしていればこういうことはある


「苦手な人」

「厄介な人」


平たく言えば…


「キライな人」


そういう人とのやり取りをすること

一番望ましいのは関わらないことです

でも仕事となるとそうもいかない

関わらなければならない時もあります


なので


「柔よく剛を制す」


柔軟性やしなやかさをもってすれば

かえって剛強な人を手懐けられるもの


そう


「手こずる奴は手懐ける」


ある意味「真っ向から相手にしない」

そんな気持ちで冷静に対応すること

「かわす」「しのぐ」「手懐ける」

掌の上で転がしてやればいいんですよ


そんなことも考えてみてくださいね


今日も読んでくれてありがとう

ほいじゃまた明日!!