【夢窓国師】みやこめっせ「春の古書大即売会」で夢窓国師と俳句のセレンディピティが全開 | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

夢窓国師


Change Talk, 

Change Listen and Life. 


"話し方を変えたければ 

 聴き方と生き方を変えろ" 


「話がちゃんと”伝わる人”と 

   話をちゃんと”聴ける人”を増やす」 

「22世紀に人見知りを社会からなくす」 


トークスキルだけにフォーカスした 

自己満足な解決法に疑問を投げかける 

そもそも話し方に悩む人の原因は 

“聴き手側にある”ことがほとんどです 


 喋りは「聴き方」と「生き方」が


 27年間ラジオ現場で培った“DJ思考”により 

話し方、聴き方、生き方をフルイノベーション 

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事 

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です 


 こんにちは! 

今日は僕のブログに来ていただき 

本当にありがとうございます!



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臨済宗天龍寺派「等持院」

こないだブラターキーでお邪魔して
番組でも庭園の佇まいと素晴らしさ
枯山水庭園と池泉回遊式庭園のふたつ
笹屋町通りの西の端ということで紹介

あれからしばらく行ってはいませんが
おそらく現在ゴールデンウィークは
多くの観光客で賑わっているのでしょう
是非とも多くの方に魅力を味わって欲しい


この(⬆)蓮の花をかたどった
芙蓉池を中心とする回遊式庭園
周りの草木が季節の移ろいを感じさせ
石組の配置の変化も遊び心を堪能出来る


ご覧のように(⬆)石の配置を不規則にし
音楽でいう変拍子のような変化が楽しめる
芙蓉池の西側にある書院に座りながら
お抹茶とオリジナルのお菓子をいただける


でね…


あ、そうそう

今日は午前中にサクッと仕事を終え

先日ラジオでもご紹介したイベント



『春の古書大即売会』


みやこめっせに行って来ました


今日の京都は雨が降っていたので

自転車でアクセスするには難しく

即売会の期日も5日までということ

なのでしばらく迷っていたんですね


でもやっぱり…


「行こ!」


そう思い立ち電車で行きました


ぼくの狙いはこれ



ドンピシャでした!


『重力と恩寵』(シモーヌ・ヴェイユ著)


新刊やネットでポチすれば

難なく手には入るのですが

古書の魅力のひとつとして


「あえての不便益」


これを通過儀礼として踏まえることで

ネットではなくリアルに巡り会えた時の興奮

今の時代だからこそその興奮を自ら獲得する

それを当然ではなくある種「奇跡」にすること


そもそも古書市などのイベントとなると

「買い物」というよりもセレンディピティ

目当てはあるけどそこから波及する偶然性

予期せぬ「お宝」を掘り当てることが出来る


これが一般的な書店以上に堪能出来る

まして古書市となれば今の書店では並ばない

文字通り「お宝アイテム」が目白押しです

なので買うより「出会い」の楽しみが大きい


あ、でね


その等持院の庭園を作庭したのが夢窓国師

等持院を創建し室町幕府の歴代足利将軍から

何度もその功績と貢献を讃えられた禅僧です

あとは天龍寺の庭園なども作庭しています


そう


その「夢窓国師」という名前ですが

またの名をは「夢窓疎石」とも言います

「国師」は誉れ高き選ばれし者の称号

なので「夢窓国師」とも呼ばれています


でね(何回言うねん)


個人的に等持院の庭園が好きになって

(どちらかと言えば枯山水庭園の方)



こっちの方が好きは好きなのですが

等持院を創建したのが夢窓国師です


「ていうか、誰?」


いやまさにそんな状態なのですよ

名前はしこたま聞く人なのですが

じゃ実際のところ「誰?」と聞かれたら

僕もぶっちゃけ「誰だろ?」となります


ということで…



これがたまたまでした

『重力と恩寵』と同じ棚にあって

『夢中問答』というタイトルに惹かれ

徐ろに手に取ってページを開けると…


完全ではないけど文語表現でした

1934年に初版が発行されたので

そのままの文体で重版されてきた

この本でも1991年発行の第21刷のもの

30年以上も前のものなのでかなり古い


でも…


なかなかに書いてあることは面白い

足利尊氏の弟直義の素朴な疑問に

夢窓国師が答えていくという問答集

その答えが現代にも通じていそうです


ですので一緒に買うことにしました



あとは『重力と恩寵』の著者である
「シモーヌ・ヴェイユ」という女性
今まで女性の哲学者に触れなかった
ほぼ初めてに近いくらいの人なのです

『重力と恩寵』を以前チラッと読んだ時
文字から受けるパワーというか気持ちが
「迫る」ような印象をその時受けたので
改めてもっと「知りたい」と思ったのです

あともう一冊はこれ(⬇)


最近「俳句」に魅せられている

その極めて簡略化された文字の世界観

僕はこれに惹かれていることに気付いた

俳句というよりその「表現手法」かな


なので「言葉の響き」だったりとか

辞書で調べる「意味」というよりも

言葉から連想する自分のエピソード

そこに直結している気がするのです


それをたったの「17文字」で出来る

3分間のトークではなく「17文字」

時間にすればたったの「僅か5秒」

その凄まじさの虜になったのですよ


そんな時にまた会場でこんな本を見つけた

まさにそのセレンディピティがこういうこと



『俳句脳』


発想

ひらめき

美意識


いやまさにそうですよ

ここでも紹介しているアド研

Lifeskill Talk Collegeの

アドリブトーク研究会で突き詰めること


発想

ひらめき

美意識


だからこそもっと言葉を突き詰めたい

また自分の言葉もさらに研ぎ澄ませたい

「言葉への好奇心と探究心」ですかね

そんな子どものような気持ちがあるのです


ですので


僕が受けた言葉の印象以外にも

例えばどういう受け取り方があるのか

僕とは違う響きを醸し出す人からの言葉

そういう言葉にたくさん触れたくなった


なのでわかりやすく読み物として

本当のいわゆる辞典となれば

少し取っ付きにくい感じがしたので

「読み物」としても面白そうな本を選んだ


なんだ?


今日は等持院の庭園から

夢窓国師に繋がっていき

果ては俳句や言葉に行き着く


ようは…


古書大即売会の戦利品を自慢したかった


(笑)


それだけなんです


ちなみに…


僕、明日もいくかも


当然今日売れた分の冊数が補充されます

今日も閉場時間ギリギリまでいたのですが

すでにたくさんの補充がされていました

なので明日はまた今日とは違う出会いがある


これもこの古書大即売会の魅力であり

一般的な書店とはまた違う楽しみ方です


みやこめっせでお会いした時は

どうぞ気軽に声を掛けてくださいね

場内の喫茶コーナーで古書自慢しましょう

(ここのコーヒーがめっちゃ美味しいです)


みやこめっせ古書大即売会は

5日(日)まで開催されていますよ

近くに寺社仏閣や観光地が多いので

そのついででも立ち寄ってくださいね


では今日はこのへんで

読んでくれてありがとう

また明日ね!!