【99個の改善点】あの会見はあなたのコミュニケーションの本質を変える大切な要素が詰まっている | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

99個の改善点


Change Talk, 

Change Listen and Life.

"話し方を変えたければ

 聴き方と生き方を変えろ"


「話がちゃんと”伝わる人”と

   話をちゃんと”聴ける人”を増やす」


「22世紀に人見知りを社会からなくす」


トークスキルだけにフォーカスした

自己満足的な解決法に疑問を投げかける

そもそも話し方に悩む人の大半は

“聴き手に原因がある”ことがほとんどです


約3000人の悩みに寄り添い気付いたこと


「話し方」だけを改善しても意味が無い

本当に改めるべきは「聴き方」と「生き方」


「聴き方」と「生き方」を変えれば

「話し方」は自ずと変わっていくもの


27年間現場で培った“DJ的逆張り思考”により

話し方、聴き方、生き方をフルイノベーション

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です


こんにちは!

今日は僕のブログに来ていただき

本当にありがとうございます!



怒りと涙の会見


全編を見たわけでは無いのですが

(全編見るまでもないけど…)

ちょっと誠意が感じられなかったな


99件にも及ぶセクハラパワハラ

第三者委員会からの報告を受けて

どんなことを語ってくれるのかと

ニュースを見ましたが期待はずれ


もうね…

冒頭部分で印象が決まった


「お詫びします」と頭を下げる

その謝罪にもう「誠意」がない

一瞬だけ頭を下げたという動き

悪いと思っていない典型の態度

(僕にはそう“見える”)


案の定会見が進んでいくと

「報告書は中立性に欠ける」

そう断じまるで徹底抗戦の様相

職員の方の印象は悪くなる一方

(僕にはそう“見える”)


そして終始表情も眉間にシワが寄り

報告書の内容に納得がいかない様子

挙句は「全部読んでいない」とまで

そんなこと言っちゃうと火に油でしょ

(僕にはそう“聞こえる”)


やがて記者から家族に関する質問

すると途端に涙を流し一旦中座する

お兄さんから怒られたエピソード

ただその涙が何だったのかは不明です

(僕にはそう“見える”)


報道各社も「市民目線」ですから

やはり批判的な報道になってくる

それを見た我々も悪者扱いしちゃう

色んな意味で自分事に置き換えています


メラビアンの法則


これ典型的な題材になります

ご本人は恐らく誠心誠意でしょう

「そのつもり」で会見をされている

本心はどうなのかは分かりませんが


ただ怖いのは印象は「受け手」が決める

本人に決して「そんなつもりがなくても」

すべては見た人や聞いた人の印象なのです

これがメラビアンの法則の怖いところです


メラビアンの法則とは


「矛盾した情報」を

「同時に」受け取った際

我々はどの情報を「優先して」

情報発信者の「真意」を汲み取るか

この実験結果がメラビアンの法則です


視覚情報が「55%」

聴覚情報が「38%」

言語情報が「7%」


これらの情報が矛盾して伝わる

その際に半数以上が視覚情報最優先

つまり話し手の「真意」を

「見た目最優先」で汲み取ろうとする


会見で言えば…


「お詫び申し上げます」と

確かに謝罪の「言語情報」を伝えている

にも関わらず頭が下がるのが一瞬だけとか

終始眉間にシワが寄り不貞腐れた様子に見える


これらの「視覚情報(見た目)」では

決して謝っているように見えないですよね

したがって我々は話し手の真意とは裏腹に

見た目を最優先して話し手の真意を汲み取り


「悪いと思ってないやん」


そう判断してしまう

これがメラビアンの法則です


つまり我々の日常で言うとどういうことか


そんなつもりじゃなかった


今回の会見もそうだし

セクハラパワハラもそう


ホントのところはどうか分からないけど

すべては「受け手側」が決めることです


「そんなつもりで言ったのでなない

    そんなつもりでやったのではない」


もしその後に弁明の機会があったとして

その誤解がとければまだいいのですが

大半がその誤解がとけずに放置されるので

印象は悪いままかさらに悪くなる一方です


そう思うと…


あの会見は他人事ではない


あなたも一度や二度は言ったことがある

「そんなつもりじゃなかった」という弁明

あなたの本心とは全く違う印象が伝わってる

日常茶飯事のように繰り返されているのです


なのでもしあの会見を見て

少しでも思うことがあるならば

人のふり見て我がふり直せと

自分の話し方や伝え方を見直す時です


聞く時の態度も同じく


またこれは決して話し手だけではない

話す人がいれば必ず「聞く人」もいます

その聞く人の態度も考えて欲しいのです

聞く時の態度も「視覚情報」が大半です


極端に言えばあの会見をしていた方

話をしている時にあの表情で聞かれると

話しをしにくいし腹を割ろうとは思えない

本当のコミュニケーションが出来ません


つまり


「あいつは何を考えているのか分からない」


それはあなたの「聞き方」が原因かもしれない

聞き方がマズイがゆえに相手が話にくいのかも

あなたが話しにくい雰囲気を作っているのかも

でもあなたは「分からん」と勝手に断じてしまう


人がよく悩む「伝わらない原因」は

聞き手が作っていることもあるのです

例え聞き手であっても情報を発信している

言葉は発しなくても見た目の情報を発している


だからこそ


「伝える」を「伝わる」に変えるために

話し方や伝え方を見直すのは当然ですが


聞き方を変える


これをすることで伝わり方も変わる

本当のコミュニケーションが出来ます

ひょっとするとあなたの改善する所が

99個ほど見つかっても不思議ではない


もう一度言います


あの会見は他人事ではありません

すごく大切な要素が盛り込まれている

なのでもう一度「そういう気になって」

あの会見映像をご覧になってください

(動画投稿サイトにあがっています)


今日も読んでくれてありがとう

ほいじゃまた明日!!


誠心誠意

生まれたまの心で向き合ってください