【除夜の鐘】同じ鐘の音でも「風物詩」か「騒音」かを考えることがコミュニケーションの質を変える | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

108回代替案


Change Talk, 

Change Listen and Life.

"話し方を変えたければ

 聴き方と生き方を変えろ"


「話がちゃんと”伝わる人”と

   話をちゃんと”聴ける人”を増やす」


「22世紀に人見知りを社会からなくす」


トークスキルだけにフォーカスした

自己満足的な解決法に疑問を投げかける

そもそも話し方に悩む人の大半は

“聴き手に原因がある”ことがほとんどです


約3000人の悩みに寄り添い気付いたこと


「話し方」だけを改善しても意味が無い

本当に改めるべきは「聴き方」と「生き方」


「聴き方」と「生き方」を変えれば

「話し方」は自ずと変わっていくもの


27年間現場で培った“DJ的逆張り思考”により

話し方、聴き方、生き方をフルイノベーション

一般社団法人日本フリートーク協会代表理事

Lifeskill Talk College 学長の出口貴章です


こんにちは!

今日は僕のブログに来ていただき

本当にありがとうございます!



除夜の鐘にクレーム


東京のある実際のお寺で

最近話題になったこと


毎月朔日と15日に鐘を撞く習わし

その鐘の音がうるさいということで

当初の回数より減らして鐘を撞いていた


それでも近隣住民からの苦情が入ったと

最寄りの警察署から連絡があったとのこと


そしてついに


11月朔日に鐘を撞いたところ

その日に墓地にあった木製の手桶

30個すべてが焼かれるという不審火

苦情との関連は捜査中ということです


それを受けて大晦日の除夜の鐘を中止

お寺の境内にその旨を書いた紙を貼り出した

訪れた人がその紙を撮影してSNSにあげると

瞬く間に賛否両論が沸き起こっているとの事


除夜の鐘がうるさいというご時世


年末恒例の風物詩というか

そういうのが理解されない

そんな時代になってしまった

「なんだかなぁ」という印象です


ただこれも「音を聞く」人の印象

僕は「風物詩」と言いましたが

ただの「騒音」と捉える人もいる

同じ音でも感じ方が全く違うということ


同じ言葉でも違う感じ方


これは言葉でも全く同じです

例えば「頑張れ」という言葉

これを激励と捉える人もいれば

追い込まれる印象を持つ人もいる


ただ「頑張れ」と言う人のほとんど

激励の気持ちで言っていると思います

でも受け取る方の状況や気持ちが違うと

「頑張れ」の意味合いが違うものになる


だから「頑張れ」という言葉を使わない

こういう結論になるのは違う気がします

大事なのはお互い「違う解釈がある」と

ちゃんと理解したうえで使うということ


「頑張れ」と言う方は

追い込む可能性もある言葉と認識し

相手の気持ちや状況をよく配慮して

「言い方」などを考えて伝えること


反対に「頑張れ」と言われた方も

ただ一方的に追い込まれたではなく

自分の状況を踏まえたうえでの気遣い

「受け取り方」を自ら柔軟に変えること


言葉は受け手側のもの


話し方などの発信技術を改善しても

最終的に言葉は受け手側次第です

伝え方が上手くいったとしても

受け手の数だけ受け取り方があるのです


だから話し方だけを追求するのは

単なる自己満足でしかないのです

話すという行為には必ず聞く人がいます

本来話すことは聞く人ありきなのです


互いのエゴを押し付け押し通すのではなく

互いの状況や気持ちをまず知ろうとする

コミュニケーションのベースはここです

技術じゃないと言うのは綺麗事ではない


こういう互いを慮るコミュニケーション

そんな気持ちを育み培うことが出来れば

言葉の認識を近づけることも出来るはず

常に相手の立場を考えることが出来るはず


まず言葉は「伝わらない」ということ

それを「前提」にして言葉を紡ぐことです

「どうして」というストレスが募るのは

「伝わる」ことが前提になっているからです


そもそも言葉は伝わらないもの


だからこそ


会話で


対話で


懇話で


伝わらないことを伝えようとする

それに対して必死にもがいてみる

伝え方ではなく捉え方も考えぬく

これがコミュニケーションの本質です


この時期は新年の目標なりを立てる

そんな人も多いのではないでしょうか

なかには「話し方」のスキルアップ

これを掲げる人もいらっしゃると思います


いいことだと思います

大いに取り組んで欲しいことです

それを否定するつもりはありません


ただ闇雲に技術向上だけにこだわらず

相手を慮るという意識も培って欲しい

「伝わらない」という前提のうえで

前向きな試行錯誤を繰り返して欲しい


除夜の鐘の一件を知り

そんなことも考えていました


そこで今朝のアドリブトーク研究会

これをちょっと大喜利っぽくしました


除夜の鐘の代替案


除夜の鐘の中止を余儀なくされたとして

「代わりに何を108回するか」というお題

趣向を凝らしたアイデアを出し合いました


「108回鐘ではなく餅をつく」

「108人で鐘を拭いて磨く」

「108個の深イイ話をする」

「108回幸せの舞をおどる」


こんなアイデアが出てきました

あなたなら苦肉の策ではありますが

108に纏わるどんなことをするのか?

是非考えてみてくださいね


今日も読んでくれてありがとう

ほいじゃまた明日!