【書き言葉に注意】話す内容に「漢字」が多いと聞き手に伝わりにくい | 【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

【出口貴章(ターキー)のブログ】喋りで大切にしてほしいいくつかのこと

CHANGE TALK,CHANGE LIFE
「話し方を変えたければ生き方を変えろ」
一般社団法人日本フリートーク協会代表理事
現役ラジオDJ
もっと自由に、もっと自分らしく、もっと自信を持って
小手先の技術(やり方)ではなくあり方にこだわって欲しい

ひらがなで喋る!

Change Talk,Change Life. 
"話し方を変えたければ生き方を変えろ"
 
22世紀に「広辞苑」から"人見知り"をなくしたい
喋りの悩みを本質根本から解決する専門家
日本フリートーク協会代表のターキーです




今さら言わんでも
分かりきったことですが

ラジオは音声情報のみです

なので喋り手は

聞いて分かる言葉かどうか

ここに細心の注意を払います

「聞いて分かるかどうか」

例えばこんな場合
アーティストがアルバムをリリース

米国人プロデューサーに師事した
   先週発売されたばかりの今作
   先秋発売された前作との相違は
   泉州の総意支持を先取したこと」

なんとなく
こんな文章ありそうでしょ?
(もちろん現実にはない)

漢字を使うから
かろうじて意味が分かる

でもね

ラジオってね
ひらがなの世界なんです

つまり
音だけで聞くと…

「べいこくじんぷろでゅーさーにしじした
   せんしゅう
   はつばいされたばかりのこんさく
   せんしゅう
   はつばいされたぜんさくとのそういは
   せんしゅう
   のそういしじをせんしゅしたこと」

こう聞こえてる

わっけわからんでしょ?!

つまり
これが書き言葉

でもね
平気で言うてる人
ホンマにいてるんです
ラジオから聞こえてくるんです

書き言葉がそのまんま

だから伝わらへんのです
紙資料や新聞など
そこに書いてある書き言葉
そのまま読んでても通じません!

{14B5F6B9-21B0-48B9-96D2-9B56D2629318:01}

書き言葉
紙面のスペース上の都合
文字数制限の都合など
合理的かつ視覚的に情報を伝えるもの

一方、話し言葉

結構めんどくさい(笑)

例えば
さっきの例文
ボクならなんと言うか
あくまで例えばの話ですからね

「アメリカ人の
   プロデューサーを招いて制作された
   先週に発売されたばかりの最新アルバム
   去年の秋に発売された
   ひとつ前のアルバムと違うところは
   大阪の岸和田あたりのファンを
   真っ先に熱狂させたことやね」

米国はアメリカ合衆国
漢字表記した「亜米利加」
これから来てます

同じように
英国は?
そう、イギリス

「こないだエイコクまで行ってきた」

なんて友達に言わんでしょ?
べいこく、えいこく
普段の会話なんかでは使ってな
使ってない言葉は使わないようにね

あとは「せんしゅう」

先週
先秋
泉州

例えは極端でしたけれど
似たことはよくありますよね

「先秋」

これはよく紙資料で見かけます
ややこしい同音異義語
「去年の秋」
この方が誤解されずに済む

{149F6CB4-6C2F-4893-B4EA-855FE4847E69:01}

すべてはリスナーさんのため
そして情報を発信する人のため

我々はパイプ役なのです

情報を発信する人の真意
それを全く歪めることなく
リスナーさんに届けなアカン
その責任があるのです

リスナーさんの立場
情報を発信する人の立場
いかにそれを理解するか
そして伝えるか

なので
話が伝わらない人

書き言葉をそのまま話してる

それが要因のひとつかもしれない

新聞や雑誌
ネットのニュース
紙媒体による資料

文字情報

それを言葉でアウトプットする時

ひらがなにしてみよう

これで伝わっていれば大丈夫

確かにめんどくさい
でもこれも
目配り気配り心配りのひとつ
この手間暇が聞き手はありがたい

今日も読んでくれて
本当にありがとうございます
また明日!!!