イントロが繊細で美しい。そこから明るくポップに展開するダンストラックへと変身だ。「愛は資本家概念」という、ちょっと堅苦しいながらも見事に社会を斬る歌詞に拍手。
資本主義から生じる格差社会を訴えるような歌詞とポップでキャッチーに仕掛けるトラックの融合がなんとも言えないね。アルバムから3曲目のシングルとしてカット。そのさいのラジオエディットは、約4分と、オリジナルよりも2分半ほど短くしてコンパクトに仕上げてきました。
M-2「ENTSCHULDIGUNG!」
オープニングからグツグツと。そして、4つ打ちビートが入ってきて、何かやってくれそうな予感を漂わせてきます。そして、ドイツ語コーラスが加わってくるんだ。ヴォーカルも多少入ってくるけれども、ほぼインスト。ちなみにタイトルは、ドイツ語で「すみません!」という謝罪の意味だそうで。
M-3「GET IT ONLINE」
ゆったりテンポのグルーヴィーなトラックに乗せて、様々な言語のナレーションが流れる1曲。Neilのメインヴォーカルは加工されてロボットヴォイスのように。
M-4「LOVE IS A BOURGEOIS CONSTRUCT THE PENELOPES REMIX」
瑞々しいというか、若々しいというか。どこか元気を感じさせるリミックス。オリジナルの良さを残しつつ、エレクトロポップな要素を強めて、楽しさを届けてくれるトラックだね。こういう変身の仕方が、一番リミックスとして親しみやすいかも。
M-5「LOVE IS A BOURGEOIS CONSTRUCT CLAPTONE REMIX」
ゆったりミディアムテンポのクラブハウストラックといった感じかな。弾んだビートにどこかしら手拍子も乗せたくなる感じ。そして、緊迫感を加えたようなSEも登場してクールの風が吹く。歌というよりも、ダブに近いヴォーカルの入れ方だね。
M-6「LOVE IS A BOURGEOIS CONSTRUCT LITTLE BOOTS DISCOTHEQUE EDIT」
こもったようなビートが逆に気になってくるリミックス。ミックス名通りに、手拍子したくなるディスコティークなトラック。ヴォーカルのメロディラインを弄っては、新しいメロディに仕上げて面白い。どこかしらレトロな感じも伝わってきます。
M-7「LOVE IS A BOURGEOIS CONSTRUCT DAVE AUDE BIG DIRTY DUB」
かなりサイバーでエレクトロなリミックス。バッキバキのEDMな味つけでアゲてアゲてアゲまくる。エナジー溢れて、キタキタキタと言わんばかりにゲージが溜まってハイテンションになってゆくようなリミックスなんだな。
M-9「LOVE IS A BOURGEOIS CONSTRUCT LITTLE BOOTS DISCOTHEQUE DUB」
ダブバージョンは、これぞダブなヴォーカルの浮遊感と、ディスコティークなトラックの不思議な組み合わせでお届け。パーカッションのようなビートがアグレッシヴに襲いかかってくるんだな。